『タヌキがゆく』狸穴ジャーナル

" おおさか東線 "は観光(緩行)特急!" まほろば "がのんびり走る都会のローカル線

前書き(要約) 全区間20.2㎞に追い越し設備の無い高規格路線?をのんびり走る観光(緩行)特急!

"まほろば"は自由席もある臨時特急!

過日令和元年8月22日にJR西日本より 新大阪⇔奈良間に「こうのとり」が運んできてくれた?287系特急車両(3両編成定員178人)を使ったノンストップ特急「 まほろば 」号を臨時特急!としてリバイバル運行する旨の発表があった。

れっきとした期間「臨時特急」で「自由席64席」も連結しており、グリーンの窓口で発券される「準定期運用」で有り「クラブツーリズム」が催行しているような臨時団体列車ではないところが憎い!

今回の試みがうまくいけば、来年度以降も、定期臨時列車?として運行が続けられる可能性も高い!

※リンクについて

(参※xx) は当サイト内の参照関連記事リンクです。
但し、その他の直接 hyper-link は当事者・関連団体の公式サイト若しくはオリジナル各国語版Wikipediaへ直接リンクしています。

第1節 令和元年"秋の行楽シーズン中" 毎週週末 臨時 特急 まほろば 期間限定運行!

2019年11月から12月上旬までの「秋の行楽シーズン」に合わせて5週間延べ13日の土日祝(11月2・3・4日、9・10日、16・17日、23・24日、30日12月1日、7・8日)にあ運行される予定である。

※JR西日本のニュースリリースはこちら。

「まほろば」号としてはひさびさのリバイバル

1973年(昭和48年)10月の関西本線湊町⇔ 奈良間電化のあおりを食らって関西本線から定期急行「かすが」が亡く?なって以来実に半世紀近い46年ぶりの?天王寺ー奈良間の関西本線メインライン上を走行する「有料"優等列車"」の復活で、臨時特急「まほろば」としては2010年以来ひさびさの「特急電車」運行となる。

「うたい文句は山陽新幹線(自社線)からの乗り継ぎ」!

ご丁寧に最適乗継便まで案内してくれている!

乗り継ぎ山陽新幹線についてはニュースリリースをご参照いください!

第2節 おおさか東線 初の"観光特急?"

新大阪⇔奈良間の「臨時特急まほろば」は2010年以来の再登場ではあるが、

今回は おおさか東線 20.2㎞全通後初の「特(に)急(がない)緩行(観光)特急」???となる。

  • 下り新大阪→久宝寺間 最短26分(直通快速)最高運転速度120㎞/h!表定速度46.6㎞/h?
  • 上り 久宝寺→新大阪 最短25分(直通快速)最高運転速度120㎞/h!表定速度48.5㎞/h?

現在おおさか"おおさか東線"20.2㎞・"大和路線"30.4㎞"の区間は321系・207系電車(ブレーキ性能がほぼ変わらない)287系も最高運転速度120㎞/hで認可されているが、"ノンストップ特急"「まほろば」の表定速度はなんと46.6㎞/h!

東京にお住いの皆様の感覚では

鈍間(のろま)で有名な平日通勤時間帯の中央線上り通勤特急?(※1) といったところ。

中央線複線区間 立川→新宿間27.2㎞ 

平日8:42発あずさ2号 所要時間33分 表定速度49.5㎞/h(ノンストップ!)

「地元の奈良県」の方にとっては

近鉄奈良線 近鉄奈良→大阪難波 32.8㎞ 最短39分近鉄看板特急!「アーバンライナー」(※2)奈良線内最高運転速度105㎞/h 表定速度50.5㎞/h(途中停車5駅!の実質通勤ライナー)

※参1、当サイト内関連記事 2027年リニア中央新幹線 開業を控え 中央急行線 が休行?している問題とは...はこちら。

※参2、当サイト内関連記事 リニア中央新幹線 大阪"難波"延伸で変わるか? 近鉄奈良線 はこちら

午前便奈良行 「臨時特急まほろば」

新大阪10:03発→奈良10:53分着(50.6km)所要時間50分(表定速度60.7㎞/h)特急券込み1730円 (消費税増額分含む新料金)

参)土日運転直通快速 新大阪10:17→奈良11:11 所要時間54分(表定速度56.2/h) 現行920円10月1日より消費税増額で値上げ予定

午後便新大阪行 「臨時特急まほろば」

奈良16:56発→新大阪17:47着 所要時間51分(表定速度59.5/h)

参)土日運転直通快速 奈良16:24発→新大阪17:17着 所要時間 53分

久宝寺ー奈良間30.8㎞を25分で走破(表定速度73.9㎞/h)する予定(ダイヤ)なら特急としてもまあまあということになる。

まあ「臨時特急まほろば」は最高速度120㎞/hの"特(に)急(がない)観光(緩行)列車"と考えれば...?

第3節 計り知れない可能性を秘めた嘗ての"貨物線"ですが...

おおさか東線は首都圏で言えば武蔵野線?貨物専用線の旅客転用路線
久宝寺⇔新大阪20.2㎞区間は首都圏で言えば武蔵野線に相当し貨物線を流用した通勤電車線で実質「待避線」が無くこの区間では先行普通電車15分間隔4本/時間の201系(最高運転認可速度100㎞/h)所要時間35分に先行されると、途中で「オーバーテイクできない!

したがって次の「各停発車」の2分前に新大阪を発車して先行する各停の5分後に久宝寺に到着する直通快速の26分(表定速度46.6㎞/h)が限度となる!

特(に)急(がない)「まほろば」号でも、大和路線内(久宝寺駅は運転停車がある?)の直通快速の停車駅をスキップした「2分の差」でやっとなので有ろう。

まあ「なにわ筋線開業」がまだまだ先のことで不透明(※3)でも有り、今回の不定期特急運行"社会化実験?"が目論見通りに成功すれば、盆暮れ・春秋の繁忙期には準定期臨時列車として定着できるかもしれない?

しかし「おおさか東線経由まほろば」復活の裏に隠された真の目的は、目前に迫った2023年3月31日の北陸新幹線「敦賀延伸開業」時の余剰特急車両の"リクルート"活動の一つではなかろうか?

※参3、当サイト内関連記事 なにわ筋線 は本当に必要か?その3 "地底鉄道"って本気なの?...それとも核シェルター? はこちら。

第1項 余剰特急車両の"リクルート"問題が

令和元年現在 北陸本線に国際救助隊?から派遣された「サンダーバード号」(※21)の救援区間に当たる 大阪⇔金沢間(267.6㎞)が2023年4月からは大阪⇔敦賀間136.9㎞に短縮されます。

名古屋⇔金沢間 256.5kmで運行されている「しらさぎ」号(※22)の"渡り鳥区間?"も名古屋⇔敦賀間125.8km に短縮されて共に現状のほぼ半分の運行区間になります!

つまり、1時間・間隔(サンダーバード&しらさぎでは30分間隔)の運行間隔が変わらず、乗客が急増でもしない限りは「現在使用されている681系・683系特急車両約半数が用無し!になります。(さらに噂では「しらさぎ」が飛ばなくなる懸念!(※23)も案じられています。)

※参21)、当初11両編成!で登場し2015年3月の北陸新幹線長野→金沢延伸開業以来通常9両編成(多客期3両増結の12両編成) 定期運行25往復/日。

※参22)、当初11両編成で登場し2015年の北陸新幹線金沢延伸開業以来通常6両編成(多客期3両増結の9両編成) 定期運行16往復/日)

参※23)当サイト関連記事 とんだトバッチリの滋賀県! はこちら。

2015年の北陸新幹線 金沢延伸開業当時以上の特急「減便!」

2015年の時には紀勢線JR西日本電化区間の「くろしお」や福知山線・山陰本線電化区間の「きのさき」「こうのとり」で運行されていた旧国鉄型183系・381系と283系振り子式電車の置き換えに充当されましたが...。

「きのさき」「こうのとり」編成用の287系電車の増備も進んでおり、交直両用の681系・683系電車は、留置所(車両基地)に留置され「硬直療養?」の憂き目にあってしまいかねません!

つまり、今まで特急なんて"とてもとても..."だったおおさか東線・大和路線・奈良線にも"余剰車両"が振り向けられる可能性が芽生えてきたわけです。

♥JR観光特急まほろばルート

《なにわ筋線 のscheme(たくらみ) 》関連記事のご案内 

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後書き《 軌道 Watch》シリーズについて

鉄道黎明期において日本各地で幹線鉄道を敷設していったのは、民間資本による"民鉄"でした。

幹線の多くはその後お国に買収されて、官営鉄道になり国鉄を経て現在のJR各社となりました。

現在の大手私鉄の殆どはこの時運よく買収を逃れたましたが、第2次大戦中の戦時統合で合併を余儀なくされて、敗戦後に再度独立して現在に至っています。

また大手私鉄の大半が辿ったLRTや新都市交通、バス路線にもスポットをあてて、離合集散、新線建設・廃線を繰り返しながらも"波乱万丈の路"を走り続けてきた公共交通事業者の過去・現在に焦点を当ててみました。

狸穴総研 公共交通網調査室 出自多留狸

 

公開:2019年9月 6日
更新:2022年8月 8日

投稿者:デジタヌ

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