音・道・楽・人 分室『旅するタヌキ』

『建築音響工学総覧 』第8巻 奇妙奇天烈 奇怪 面妖 摩訶不思議 な "迷ホール!"

,

全国に3千ケ所以上あるといわれる「公共ホール」!

このうちの半数以上が「奇妙奇天烈・奇怪・面妖・摩訶不思議」なホール達となっています!

前書き  前書き 『 響・ 烈 ・伝(きょうれつでん)! 』迷!ホールリンク集

※ここをクリックするとこのページの"目次 Topにジャンプ出来ます!

クライアント(施主)の無理な要求、デザイナーの過度のお遊びや自己主張から生まれた実用性無視の造形作品?...そんな数々の「迷作」のほんの一例を、「迷作」たるが所以(ゆえん)とともに解説した全国迷ホール?列伝リンク集。

※ここをクリックするとこのページの"目次 Topにジャンプ出来ます!

★『建築音響工学総覧 』の総合目次

※以下のタイトルをクリックするとシリーズ記事全てにワープできます!

プロローグ 後世に残したい真の"銘コンサートホール"74選

お住いの近隣エリアで聞きたいアーティストのコンサートが数公演予定され、どこに行けば「一番感動できるか・会場選び」で頭を悩まされた経験はありませんか?

現在日本各地には3000以上の公共ホールがあり、「タヌキも歩けばホールに当たる?」様相を呈していますが、『"音"を"楽"しめるコンサートホール』となると...

第1巻 地方公共団体のホール計画 

新耐震基準不適合と施設老巧化を「錦の御旗」に、数多くのホールリニューアル計画が水面下で検討されているようですが、いずれの計画も「最初に(興業)規模ありき」では...

自治体の「身の丈に合った規模と予算」で堅実なホール計画をすることこそ一番大事なのではないでしょうか?

第2巻 音響工学の基礎知識(音の反射と指向角 )

建築音響デザインを志すデザイナー(設計者)にとって、最も重要な重要な基礎知識、音の反射と指向角についてまとめました。

第3巻 多目的ホール での諸悪の根源"過大なエコー "

近年のカラオケ世代に警鐘!

「ワンワン」エコー渦巻くホールは健常者・障碍者両者に健康被害を及ぼします!

第4巻 定在波(standing wave )と音響障害( disturbance)

ホールデザイン上で配慮すべき最重要項目定在波の正体を、身の回りの現象を例にわかりやすく解説し、あわせて定在波が引き起こす「特定周波数の音が消失したり」「幽霊楽器」が聞こえたりするミステリーエリア現象について、理論式・実例などを交えて解説し、その駆逐法と音響障害回避法も併せて掲載し、ホール設計コンペでの品定め?のガイドラインを記述しています。

第5巻 残響、残凶?大便覧!

仕組まれた"都市伝説"『音の良いホールの条件 残響時間2秒以上 信奉』を史実をもとに、仕組まれた経緯と脳科学・音響工学両面から一刀両断に!

第6巻 応用編 2題

"音響チャンバーバランス法?"と"音響シャーワー法?"聞きなれない手法ですが共に多目的ホール・コンサートホールの音響改善を図るには有効な手法です。

第7巻 現代の3大迷発明!?

残響調整装置、アダプタブルステージ、そして可変容積ホールのこと。別名「3大珍発明?」とも呼ばれており、設備業界を潤している?

付属書(1) 音の良いホールの"条件"と"評価法"

優れたホールの条件とは、真近で聞こえた「生楽器の音色」がホール隅々まで「変化しないで行き渡り」、どこで聞いてもスタインウェイはスタインウェイ、ベーゼンドルファーはベーゼンドルファーの音色が聞こえて来なければならないのではないでしょうか...

付属書(2) 新 音響測定法 について

"RT60残響測定法"(※1)はあくまでも"残響時間測定の一手法"であって、ホール音響特性の全てを表すものではありません!そこで新たなる音響測定・評価法を検討してみました。

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

プロローグ 「セオリー無視」の摩訶不思議なホールの数々

2017年現在、、日本に3000件近く有り、今も増殖を続けている公立の公共ホールや民間の商業劇場の中にあり、「ミステリアスなホール」としてその存在が知られているホール群の極ほんの一部です。

コンピューターによる音響シュミレーションや、1/30スケールモデルによるモデル実験が一般化する以前から、「先達」がデザインした銘ホールデザインに学んだ「数多くのホール設計のセオリー(※01)」は知られていました。

日本伝統の大寺院の本堂・講堂然り、お城の「本丸御殿大広間」然り、伝承「芝居小屋」スタイル然り、明治以来の「公会堂スタイル」然り、「海外伝来のビクトリア調度」の国会議事堂・衆議院議事堂然り、全て経験に裏打ちされたデザイン(設計)技法で『音響的にも素晴らしい建造物』達です。

そんな先達が綿々と受け継いできた『音の良いホールの条件』(※02)を嘲り笑うがごとく?アグレッシブで、破天荒なデザインで登場した『迷ホール』の数々です。

参※01)当サイト関連記事 オーディトリアムのデザインセオリーはこちら。

参※02)当サイト関連記事 残響、残凶?大便覧!都市伝説「音の良いホール の条件 残響時間2秒以上 」 は本当か?はこちら。

※ここをクリックするとこのページの"目次 Topに戻れます!

第1節、日本独自の発達?を見せた「多角堂」ホールの数々

法隆寺夢殿(※10)に代表される日本で独自に花咲いた「正多角堂」(※11)スタイルのホールの数々です。

正多角堂は美しい外観と以外と測量や「墨入れ」の容易なデザインで、古来より多くの棟梁達が競って建造した建造物で、「織田信長」の安土城天守閣の天守も8角堂だったと伝えられています。

しかし音響的には並行する反射面が多い為に定在波障害(※12)を招きやすく遊園地の「トリックミラーハウス」(※13)や「マジックハウス」のように平衡感覚をおかしくさせる最悪なデザインです!、

参※10) 法隆寺夢殿の公式ガイドはこちら

参※11)当サイト関連記事 多角堂の持つ魔性!はこちら。

参※12)当サイト関連記事 定在波で起こる音響障害『ミステリーゾーン』とははこちら。

※13) 日建リース工業(株)のトリックミラーハウスのPR記事はこちら

※ここをクリックするとこのページの"目次 Topに戻れます!

第1項 正多角形フロアーデザインのホール

不等辺多角形、平行四辺形を含む「完全平行対抗面」を有する平面デザインのホール

第1目 禁則無視で平土間を作ってしまったホール!

参※)当サイト関連記事 第2節 平土間には絶対に使用するな!はこちら。

★印は奇跡的?に(音響設計が)成功したホールです。(点数は狸穴総研新音響評価 法による音響評価点です。)

※以下建設年代順

1960年竣工  旧京都会館第1ホール/正6角堂(2015年閉鎖・解体) 1962年竣工  神奈川県立青少年センター/石造り正8角堂 812席 (公式施設案内はこちら

(★参考・1964年竣工 日本武道館 正8角型アリーナ  14,471席!/コンサート(1階仮設2,946席含む)公式施設ガイドはこちら)

1971年竣工 山口市市民会館・小ホール/菱形(※ホール音響ナビはこちら)

1973年竣工、藤井寺市民総合会館・パープルホール小ホール/1フロアー変形6角型 (公式施設ガイドはこちら

1982年開館  尼崎市・あましんアルカイックホール・オクト/正8角堂ペシャンコの宝石箱?(※ホール音響ナビはこちら

※ストレート段床で失敗!

1995年竣工 京都コンサートホール・小ホール/正6角型(※ホール音響ナビはこちら)

1995年竣工 あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール/変形8角堂 (※ホール音響ナビはこちら)

1990年11月竣工 日立シビックセンター・多用途ホール(正方形)(公式施設ガイドはこちら)

2015年竣工 しいきアルゲリッチハウス/真四角(※ホール音響ナビはこちら)

※ここをクリックするとこのページの"目次 Topに戻れます!

第2目 禁則を守りスロープと壁際通路で障害回避した等辺多角堂

※扇形段床とアンギュレーション壁で定在波被害対策(※6)成功!

★印は奇跡的?に(音響設計が)大成功したホールです。(点数は狸穴総研新音響評価 法による音響評価点です。)

★1961年竣工 東京文化会館・小ホール/真四角 649席 84点 (※ホール音響ナビはこちら)

★1961年竣工 東京文化会館・大ホール/正6角堂 2,303席  64点 (※ホール音響ナビはこちら )

1971年竣工 山口市市民会館・大ホール/正6角堂(※ホール音響ナビはこちら)

1973年竣工  八千代市民会館 小ホール(2013年4月改修工事竣工)/変形6角堂(公式施設ガイドはこちら

1975年開館 神奈川県民ホール・小ホール(2014年9月リニューアル)/変形4角形(※ホール音響ナビはこちら)
1975年開館 八戸市公会堂公民館ホール/変型等辺六角堂(※ホール音響ナビはこちら

1983年11月3日 名古屋市芸術創造センター/六角堂(※ホール音響ナビはこちら)

★1989年11月18日開館 アトリオン音楽ホール(秋田市)96点/変型6角形 700席 (※ホール音響ナビはこちら)

1990年竣工 日立システムズホール仙台・シアターホール/リアル8角堂(※ホール音響ナビはこちら)

1990年竣工 メルパルク大阪ホール/変型8角堂(公式施設ガイドはこちら

※8各堂でありながら中央部両側壁間並行部を扇形段床∔袖通路で定在波を回避!

1991年竣工 草津音楽の森国際コンサートホール/変型6角型(※ホール音響ナビはこちら)

※客席スロープ部では定在波を回避しているが、ステージ上では...

1993年竣工 所沢市文化センター・キューブホール/正方形(※ホール音響ナビはこちら)

1994年竣工 ティアラこうとう・小ホール/変型6角堂(※ホール音響ナビはこちら

★2005年竣工 軽井沢大賀ホール/正5角型(※ホール ナビはこちら

※正5角型で対抗面をキャンセル!

2006年開館 姫路市文化センター/変形8角堂(※ホール音響ナビはこちら)

※8角形+ストレート段床で失敗!

※ここをクリックするとこのページの"目次 Topに戻れます!

第2項 不当辺・変形多角形・スロープ併用で 旨く行ったホール!

不等辺&不等角で平行面(定在波)をキャンセルしているホール。

※以下建設年代順

1964年9月1日開館「東京エレクトロンホール宮城」/変形6角堂(公式施設ガイドはこちら)

1966年 竣工「埼玉会館」小ホール/1フロアー菱形

★1966年竣工 春日井市民会館/変形6角堂 1022席 92点 (※ホール音響ナビはこちら

★1967年竣工  豊橋市民文化会館 大ホール/1フロアー変形14角型!(ほぼ円形)(公式施設ガイドはこちら

※ほぼ円形のフロアー平面形状だが平土間部分の無い片流れのハノ字スロープとラウンドした凸面パネル並べて表装し定在波を駆逐している。

★1967年竣工 2016年リニューアル開館・岡崎市民会館・あおいホール変形6角堂(※ホール音響ナビはこちら

1972年竣工 倉敷市民会館 大ホール(2009年11月改修工事竣工)/変型8角型(※ホール音響ナビはこちら

1973年竣工、藤井寺市民総合会館・パープルホール大ホール/1フロアー変形6角型 (公式施設ガイドはこちら

1973年竣工  八千代市民会館大ホール(2013年4月改修工事竣工)/変形6角堂(公式施設ガイドはこちら

1975年2月開館 旭川市民文化会館ホール/変型不等辺6角堂(※ホール音響ナビはこちら)

1981年開館  福岡サンパレス ・ホール  /変形6角堂(公式施設ガイドはこちら

★1994年竣工 みやまコンセール/ 霧島国際音楽ホール/変形8角型※奇才作品例(※ホール音響ナビはこちら)

1994年11月 開館 リーデンローズ大ホール(福山市)/ 不等辺変形6角型(※ホール音響ナビはこちら)

※客席配列で定在波を回避!

★2005年竣工兵庫県立芸術文化センター・小ホール/正8角型(※ホール音響ナビはこちら)

※オフセット天井(中心)と、壁面の大胆なスラントで定在波を駆逐!

★2006年竣工 ラポルトすず/変形6角堂(公式施設ガイドはこちら

※客席スロープ通路配置で定在波を回避!

※ここをクリックするとこのページの"目次 Topに戻れます!

第3項 並行面を対策したが石壁で失敗したホール

1968年9月完成 島根県民会館/変型6角型(※ホール音響ナビはこちら)

1990年竣工 水戸芸術館・コンサートホールATM/変型6角型 (※ホール音響ナビはこちら)

1993年竣工 倉敷市芸文館 大ホール/変型8角堂 (※ホール音響ナビはこちら)

※1階後半スロープ部分を並行壁としたためにこの部分で定在波が発生!

1999年竣工 トロントロンドーム/石壁変型8角堂!(※ホール音響ナビはこちら)

※ここをクリックするとこのページの"目次 Topに戻れます!

第2節、石造りの『エコールーム紛い』のホール

打放しコンクリート壁や、レンガ積み、人造大理石張り、大谷石張り、タイル張り、ガラス張り?など音響インピーダンスの大きい、音圧反射率の大きい硬質材料で表装したホール達です。

硬質材料壁は「銭湯の洗い場やエコールーム(※21)」 で用いる手法で、カラオケルームでさえこんな「バカげた内装」のレンタル・カラオケルームではありません!

1950年代からインフルエンザのように蔓延した内装で全国には驚くほど多くの「巨大エコールーム紛い物ホール」があります!

というより、どういうわけか費用が嵩む石材やタイル張りの一見「豪華絢爛」なギリシャ・ローマ時代の「神殿風」というか「ローマ風呂風内装」のホールが幅をきかせているようです。

以下はほんの1例にしかすぎません。

あなたの周りにも沢山の「ローマ風呂」が繁茂しているでしょう!

いずれも残響時間の「測定値は極端に長くはなく」そこそこなのですが...。

正多角堂群と同じく「かなり癖のある響きを特徴としています!?」

2020年改訂にあたり   全国石壁ホール撲滅推進運動・市民の会 名誉顧問 出自多留狸

参※21)エコールームに関する「音工房Z」さんの解説記事はこちら。※本物のエコールームでは定在波対策(平行壁面対策)はしっかり施されています。

《ホール劣悪音響Navi》表記のあるホールは小生がコンサート(出演)経験があるホールで狸穴総研お墨付き?の劣悪音響ホールです!

悪霊?集

1959年竣工世田谷区民会館 (※ホール音響ナビはこちら)

1964年 高槻現代劇場・市民会館・大ホール(※ホール音響ナビはこちら)
1968年1月開館 市民会館シアーズホーム夢ホール/熊本 (※ホール音響ナビはこちら)

1968年4月開館 オリックス劇場(※ホール劣悪音響ナビはこちら)

1973年10月開館 神戸文化ホール・大ホール(※ホール音響ナビはこちら
1975年2月開館 旭川市民文化会館ホール/八角堂(※ホール音響ナビはこちら)

1979年8月開館 サンシティ越谷市民ホール 大ホール(※ホール音響ナビはこちら

1982年 あましんアルカイックホール・大ホール(※ホール劣悪音響ナビはこちら)

演劇ホール(公式施設ガイドはこちら) 
1982年開館 リンクステーションホール青森(※ホール音響ナビはこちら) 

1983年 オープン。練馬文化センター・こぶしホール(※ホール劣悪音響ナビはこちら)
1983年 開館 熊本県立劇場 コンサートホール& 演劇ホール(※ホール音響ナビはこちら)

1984年竣工 福島市音楽堂 (公式施設ガイドはこちら

1984年開館 浦安市文化会館・大ホール(※ホール音響ナビはこちら)

1984年9月竣工 郡山市民文化センター・大ホール(※ホール音響ナビはこちら)

1985年11月3日に開館 市川市文化会館・大ホール(※ホール音響ナビはこちら)

1985年 松本市音楽文化ホール(公式施設ガイドはこちら)

1986年6月 ザ・コンサートホール (※ホール音響ナビはこちら

1987年10月31日開館 パルテノン多摩・大ホール (※ホール劣悪音響ナビはこちら

1988年開館 レグザムホール・大ホール (※ホール音響ナビはこちら)

1988年11月 八尾市文化会館 プリズムホール (※ホール劣悪音響ナビはこちら)

1988年竣工 津田ホール (公式施設ガイドはこちら)

1988年開館 半田市福祉文化会館・雁宿ホール (※ホール音響ナビはこちら)

1989年竣工  広島国際会議場フェニックスホール(※ホール音響ナビはこちら)

1991年 岡山シンフォニーホール (※ホール音響ナビはこちら

1992年 かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール(※ホール音響ナビはこちら

1992年5月開館 かつしかシンフォニーヒルズ ・モーツァルトホール(※ホール音響ナビはこちら)

1993年7月23日 開館なかのZERO もみじ山文化センター・大ホール(※ホール音響ナビはこちら

1993年 ルネこだいら・大ホール(※ホール音響ナビはこちら

1993年 ルミエールホール 大阪府門真市(※ホール劣悪音響ナビはこちら)

1994年 シンフォニア岩国 (公式施設ガイドはこちら)

1995年 黒部市国際文化センター(コラーレ)(公式施設ガイドはこちら

1996年5月18日開館 エブノ泉の森ホール・大ホール(※ホール音響ナビはこちら)

1996年8月竣工 塩尻市文化会館 レザンホール(※ホール音響ナビはこちら)

1998年 なら100年会館・中ホール (公式施設ガイドはこちら

1999年 大社文化プレイス (公式施設ガイドはこちら

2001年竣工 アストくにさき アストホール)(公式施設ガイドはこちら)

2003年11月竣工 北上市民文化交流センター・大ホール(公式施設ガイドはこちら

2006年開館 姫路市文化センター/8角堂(※ホール音響ナビはこちら)

2008年 大船渡市民文化会館 リアスホール(公式施設ガイドはこちら)

2010年 横浜市瀬谷公会堂 (公式施設ガイドはこちら

2010年 下関市DREAM SHIP(公式施設ガイドはこちら

2011年 由利本荘市文化交流館 カダーレ(公式施設ガイドはこちら

2013年5月 新潟市秋葉区文化会館 (公式施設ガイドはこちら)

※ここをクリックするとこのページの"目次 Topに戻れます!

第3節、「からくり天井」小屋

カラクリの中で最も大規模そして、不要不急で無駄なシステム!といえるでしょう!

当初は電動音響カーテン設備で上層部バルコニー前面をふさぐ簡単なシステムであったが、だんだんエスカレートし、最近では「かつての松竹・スペクタクル時代劇」さながらに「吊り天井」を上下させ、上層階のフロアーを閉鎖してしまう「大がかなカラクリ」ものとなってきており当然建設費に占める割合は膨らんでいます!

高額な初期投資や維持管理費がかかる割には利用されていない設備の代表格!

アダプタブルステージと同様に大掛かりになればなるほど、設備コストに占める金額も膨大になるし、さらに、設備の維持管理(メンテナンス)費用も膨大になりますが果たして効果は?...

実例

●1967年11月25日開館 新潟県民会館 

(※ホールNaviはこちら)

収容人員;1,730席/1・2階使用→1,136席/1階のみ使用。

初期のタイプの「音響カーテン方式」


●1975年4月30日竣工 八戸市公会堂

(※ホールNaviはこちら)

収容人員;1,624席/1・2階使用→1,060席/1階のみ使用。

大型フラップタイプ搖動開閉式天井

●1990年1月8日開館 相模女子大学グリーンホール(相模原市立文化会館)

(※ホールNaviはこちら)

収容人員;1,790席/1・2階使用→1,036席/1・2階使用。

大掛かりな「バルクヘッド(可動隔壁)と可動天井を持つ可変システム」により、2階バルコニー後部550席を音響グリッドとコーナー反響板で隔離する事により1240席の中ホールとしても使用出来る。

●1992年10月30日 愛知県芸術劇場大ホール

ホールNaviはこちら)

収容人員;2,500席/1~5階使用→1,900席。

大掛かりな「バルクヘッド(可動隔壁)により4・5階バルコニー席の一部を締め切り。`

●1993年10月1日開館 とりぎん文化会館

(※ホールNaviはこちら)

収容人員;2000席/1・2階使用→1,294席/1階のみ使用。

可変ステップ方式吊り下げ天井。


●1996年9月 富山オーバード・ホール

(※ホールNaviはこちら)

収容人員;2,200席/1・2・3・4階使用→1,818席/4階締め切り→1,684席/3・4階締め切りの3段階。

(※ホールNaviはこちら)
一体大型天井反響板上下式。

●2004年開館 まつもと市民芸術館

(※ホールNaviはこちら)

収容人員;1,800席/1・2・3・4階使用→1,367席/3・4階締め切り  

大型天井反響板が上下する昇降天井敷。

※ここをクリックすると綜合目次 Topに戻れます!

 

公開:2018年9月 3日
更新:2021年4月 8日

投稿者:デジタヌ


『建築音響工学総覧 』付属書 (2)新 音響測定法 の提案 TOP《 Do It Your self... 》マイホーム用" 音響改善反響パネル "製作法


 

 

 



▲このページのトップに戻る
▲建築音響工学技術総覧へ戻る

 

ページ先頭に戻る