旅するタヌキ

なかのZERO もみじ山文化センター 《 ホール 音響 ナビ 》 

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なかのZERO

Official Website http://www.nicesacademia.jp/

なかのZEROのあらまし

有名な堀越学園に面した紅葉山公園に佇む、もみじ山文化センターにある中野区栄のホール。

大・小のホールその他多くの施設を持つ中野区のカラオケ文化の殿堂!

中野サンプラザと並び、中野区を代表する文化施設。

⽣涯学習の複合施設。コンサートや講演会が開かれる大ホール(1292席)のほか、小ホール(507席)や視聴覚ホール、美術ギャラリー、美術工芸室、学習室、バンド練習ができる音楽練習室、ダンスの練習向きのリハーサル室などを備えています。また生涯学習相談にお答えする「⽣涯学習活動・⽀援コーナー」があります。さらにプラネタリウム(180席)や図書館を備え、敷地内には四季折々の表情を見せる紅葉⼭公園があります。<公式サイトより引用>

なかのZEROのロケーション

  • 所在地  東京都中野区中野二丁目

有名な中野サンプラザがある北口の反対側南口から新宿方面に線路際をもどった所にある。

JR中野車庫がとは「島忠」を間にはさみ、更に通り1本を隔てている。南側は紅葉山公園になっている。道を隔てた東側には「有名な堀越学園」の校舎と成っている。

南口駅前は北口同様にビルが建ち並ぶ繁華街と成っているが、ホール周辺は住宅街である。

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

なかのZEROへのアクセス

  • 中野駅南口から徒歩8分。

なかのZEROがお得意のジャンル

大ホール

クラシックコンサートからポップス関係のコンサート、演劇公演、伝統芸能・演芸、歌謡ショーなど、数多くのイベントに幅白く利用されている。

小ホール

演芸会、ポップス関係のコンサート等が年間を通じて数多く開催されている。

なかのZEROの公式Webサイト&公演チケット情報

大ホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

小ホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

施設面から見たホールの特色

公式施設ガイドはこちら

大ホールの他、小ホール(客席数507席)、プラネタリウム、中野区立中央図書館等が入っている。

他に、中野駅北口・中野通り沿いにある社会福祉会館「スマイルなかの」の2階にあるよくできた音響の110席の「なかの芸能小劇場」も「なかのZERO 」が管理・運営している。

こちらは本来「演芸場」だが邦楽団体の発表会とか、YAMAHAのセミコンサートグランドAが設備してあり、お稽古事の発表会などに最適なホールとしておすすめの施設。

ついでに「なかのZERO 」の兄弟施設をもう1ヶ所、プロセニアム形式の「野方区民ホール」

3階吹き抜けの高い天井を持つ248席の(固定しスロープ席182席、可動床可動席66席)を持った施設がが、ホール周囲は両側壁、プレーンな煉瓦積み、客席後方が組格子で表装した吸音壁、平土間上部は照明簀の子剥き出しの吸音材貼り付け天井、と言うもの凄い内装で、絶句!

後は皆さんの「お耳」でご確認のほどを...。

大ホール

(公式施設ガイドはこちら)

2フロアーのプロセニアム形式扇形名目的ホール。

2階バルコニー両翼が僅かに(2列分)張り出したデザイン。

対抗する平行壁面との定在波、残響に対する配慮

(※以下各部のディティールについての詳細は「舞台芸術ホール設計のセオリーとは?」を参照願います。)

定在波に対してはホール側壁を僅かに内傾させることで対抗壁面との並行部分が生じ無い様に配慮し、

残響創出には山形状に複雑に折れ曲がった凹凸整形で音響拡散(残響創出)効果を狙っている。

但し表装はタイル張りである。

プロセニアム形状に合わせた特徴有るステージ反響板

ステージ反響板は変形5角型の特徴有るプロセニアムに合わせ上面が変形したデザインと成っている。

1体型の大型天井反響板

ステージから続く1体型の大型天井反響板はプロセニアム形状に合わせ台形と成っておりプロセニアムからせり上がる前縁部分はカーテンをつまみ上げた様な形状に整形され、ステージに対抗する2階バルコニー席最後列の「大向こう」上部と対をなすデザインとなっている。

壁面同様にジャバラ状に折れ曲がった、ホール両側壁から迫り上った部分と中央の段付き部分の三要素で構成されている、

開口部以外はほぼ前面に渡る吸音壁のホール後部

せっかくの複雑にシェープされた壁面もタイル張りなので、反響が大きくホール客席背後の壁は全面に亘って立て格子で表装された吸音壁と成っている。

全体的に定在波(※1)と残響に配慮されたデザインでは有るが、タイル張りが全てを台無しにしたホールである。

音痴揃いの評議員が選んだ、当てにならない「銘ホール100選」に選ばれてたが、非常に癖の強い音響のホールと言うことで、

狸穴総研・音響研究工房では「日本の迷ホール100選」に列挙させて頂く?

ホール音響評価点:82点

§1,「定在波対」策評価点:38点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:10点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:19点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:15点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

総評

大向う、側壁際はすべて通路になっている点はせめてもの救いで評価できる。メインフロアー平土間部分は眺望の観点から千鳥配列とすべきであった。

これだけ並行面をなくした丁寧なデザインでどうして巨大先頭の洗い場ふうにタイル張りにしたのか?木質パネルに換装するだけで素晴らしいホールとなっていたはずである。

小ホール

公式施設ガイドはこちら)

出、出ました禁則破りの真四角ホール??

四角い、低い、ツンツルテン、の3重苦?を併せ持ったホール。

大ホールと違い定在波(※1)てんこ盛りの大サービス?

オマケに、恥ずかしそうに奥まった舞台と安手の反響板!

但し脇花道?らしき張り出し舞台があるので、演劇、演芸、地元議員の演説会ぐらいには利用できそうなので、そちらの用途に明け渡して音楽会は遠慮しておきましょう。!

但し、大ホール同様エコールーム(※2)の様な音響なので、「ホール酔い」するかもしれません壁際、大向こうには座らない様にしましょう!

両側壁は上層部をわずかに内傾スラントさせた塗装仕上げのプレーンな打ち放しコンクリート壁。

大向う席反語の壁面は当然有孔音響ボードで表装した吸音壁。

丁寧に?折れ上がった天井はプラスターボード製の大型一体型反響板。

とっ総仕上げのコンクリート製プロセニアム上縁前縁には音響グリルで表装した大型吸音板がスラント設置されている。

ステージ反響板はダクトタイプのやっつけ仕事?、断面積が急変するタイプで癖のある洞窟音となっているはず。

ホール音響評価点:52点

§1,「定在波対」策評価点:20点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:8点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:12点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:12点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

総評

いくら大ホールの付けたしおまけでこさえたにしろ、お見事すぎる安普請。

客席側壁上層部だけでなく、(観客の頭辺りの)下層部こそ内傾スラントさせるべきであったし、せめて壁紙ぐらいは張ってほしかったし、両サイド、大向うは通路にすべきであたし、平土間部中央列は千鳥配置席にすべきであった。

視聴覚ホール

公式施設ガイドはこちら

100席の平土間多目的スペース。

映像作品の上映会や会議、講演会、室内楽、吹奏楽、オーケストラ等の音楽練習など多目的にご利用いただけます。また、座席が稼働席となっており、用途に合わせて座席数を変えることができます。<公式サイトより引用>

と言う事らしいが...。こちらもエコールームの様な音響。

リハーサル室

公式施設ガイドはこちら)

まあ何と立派なリハーサル室でしょう!

ルーム音響評価点:90点

※会議室、宴会場、展示会場などがメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。

§1,「定在波対評価点:45点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:45点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

総評

天井が高く、周囲は凹凸パネルを45度傾けて貼り付けた「木壁」とカーテン装備の1面ガラス壁それにウェーブ状の天井反響板、なかのZERO の中で1番音響の良い「小ホール?」です

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 もみじ山文化センター/中野区。
  2. 指定管理者/運営団体 なかのZERO/中野区。
  3. 開館   1993年7月23日

大ホール

  1. ホール様式 、プロセニアム型式扇形多目的ホール。
  2. 客席   2フロアー 収容人員 1,292席(オーケストラピット使用時通常前4列減1,164席)車イス席4席分

    1 階席 1,014席(前から3列はずした場合922席、前から4列はずした場合886席)
    2 階席 278席
    ※オーケストラピットとして使用する場合は、前から4列まで使用できません。
    その他 車イス席4席分、親子室あり

    名可動床、
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:間口:間口22m/高さ 約11.4m(中央部)/奥行 約14m(有効約300㎡)、可変プロセニアム18m~14.4m上下設定可。、可動反響版、オーケストラピット(可動床張り出し舞台として利用可)、仮設花道(組立式 下手・上手対称1式 花道迫りに連結)
  4. その他の設備 楽屋x6
  5. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら

小ホール

  1. ホール様式 プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   1フロアー 収容人員 507席
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:間口12m/高さ約5.5m/奥行役7.5m、脇花道、ブドウ棚(すのこ)、可動反響版、
  4. その他の設備 、楽屋x6、
  5. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

付属施設・その他

  • 本館付属施設 リハーサル室x、練習室x2、視聴覚ホールx、多目的練習室x、ギャラリー、音楽練習室、その他。
  • 西館付属施設、プラネタリウム、学習室x6、和室、美術工芸室、科学実験室、美術ギャラリーx2,音楽室、
  • 付帯設備・施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

デジタヌの独り言

カラオケ世代に御用達のエコールームと同様な設えの、巨大銭湯の洗い場風「ワンワンホール」。演奏者には過度なフィードバック?があり「湯あたり」ならぬ「音当たり」するほど心地よいであろうが、反響渦巻くリスニングポイントにいる聴衆は「ホール当たり」するかもしれない?

この環境(音響特性)ではセミコンサート ベーゼンドルファ 225、に気の毒である。

デジタヌの知っておきたい豆知識

なかのZEROこれまでの歩み

1972年11月3日旧中野公会堂跡地に小ホールが有る西館がオープン

1993年7月23日大ホール、視聴覚ホール、多目的練習室、中野区立中央図書館などが入る本館が開館した。

2016年度の大規模改修工事

なかのZEROのある中野区とこれ迄の歩み


推計人口、336,639人/018年4月1日

中野駅―新宿 5分/160円/JR/4.4km

中野区のこれまでの主立った出来事

中野郷は杉並区、世田谷区の一部などと共に旧武蔵野国多摩郡に属していた。

令制国(律令国)

645年旧暦6月12日の「乙巳の変」以降 668年即位した天智天皇によって制定された令制国(律令国)による国分けにより704年の国割確定・国印鋳造を基本として明治初期の廃藩置県後も現在に至るまで行政区分の基本となっている.。

武蔵国の国府が置かれた府中にある総社大國魂神社もかつて多摩郡に属していた地域にある。

武蔵国の国府・国分寺および一宮(小野神社、現在の一ノ宮)と二宮(二宮神社)があった。郡衙は東京都府中市にあった。

12世紀半ば以降、多摩郡が東西に分けられて多東郡、多西郡と表記されていた歴史資料が多く見つかっており、中近世において多摩郡は多東郡、多西郡に事実上分かれていたと考えられている。

1591年(天正19年) - 中野郷で検地が行われた。江戸初期 徳川幕府の開府に至り、江戸近隣の郷は整備され、中野郷は、中野・本郷・雑色・江古田・片山・上高田・新井・上沼袋・下沼袋・上鷺宮・下鷺宮の11村に分割される

江戸幕府の「入組支配」


江戸幕府はかつて7世紀後半に天智天皇によって制定された令制国(律令国)の「団結による反乱」を極度に警戒し、1603年3月24日(慶長8年2月12日)、家康がはじめて将軍職に任じられ江戸幕府を開幕して以来、幕府安康の最善策として「令制国の解体政策」を推し進めた。

それが「入組支配」と呼ばれる政策で、地方の大名に対し頻繁に転封(国替 )・減封(領地召し上げ)を行い「地方の統一・団結」を阻もうとした。このため明治維新後も府県、郡村の離合集散が重ねられた。

江戸時代、多くの村が幕府直轄領(天領)や旗本領とされたほか、多くの藩の飛び地が分散し、複数の領主による相給とされた村も少なくなかった。

1606年(慶長11年) - 成木街道(現青梅街道)が開かれ、中野村内に馬継場が置かれる。

廃藩置県後は現在の中野区・杉並区が東京府以外が神奈川県の管轄となった

多摩郡全体が東京府の管轄となったのは郡の分割により本郡が消滅して以降のことで、これは主に東京の上水道水源保全を理由にして、実際には自由党勢力の切り崩しを目的としたものといわれる。


1889年(明治22年)4月11日 - 甲武鉄道(現東日本旅客鉄道中央本線新宿〜八王子)開通。中野駅が設置される。
1904年(明治37年)8月 - 甲武鉄道飯田町〜中野で電車運転開始(日本初の電車営業運転)。
1906年(明治39年)6月14日 - 甲武鉄道に柏木駅(現東中野駅)開設。
1906年(明治39年)10月1日 - 甲武鉄道が国有化される。
1921年(大正10年)8月25日 - 西武軌道荻窪線淀橋町〜荻窪開通。

中野町内には淀橋・住友銀行前・宝仙寺前・中野警察署前・中野銀行前・登記所前・鍋屋横丁・追分・西町の各停留所が設置されていた。
1927年(昭和2年)4月16日 - 西武鉄道村山線(現西武新宿線高田馬場〜東村山)開通。野方町内に新井薬師前・沼袋・野方・鷺ノ宮の各駅が開設された。
1928年(昭和3年)5月 - 鉄道省(現東日本旅客鉄道)中央線新宿〜中野複々線化完成。

1951年(昭和26年)5月1日 - 西武鉄道新宿軌道線(旧西武軌道荻窪線)東京都に譲渡(東京都電14系統杉並線)。

1961年(昭和36年)2月8日 - 帝都高速度交通営団荻窪線(現東京地下鉄丸ノ内線)新宿〜新中野および中野坂上〜中野富士見町開通。
1961年(昭和36年)11月1日 - 荻窪線(現丸ノ内線)新中野〜南阿佐ヶ谷開通。
1963年(昭和38年)12月1日 - 東京都電14系統杉並線廃止。
1966年(昭和41年)3月16日 - 初の日本国有鉄道と地下鉄の相互乗り入れ、中野〜高田馬場開通/旧帝都高速度交通営団(現東京メトロ)東西線
1973年(昭和48年) - 中野サンプラザ(現サンプラザ)竣工、6月1日開業。
1997年(平成9年)12月19日 - 東京都交通局地下鉄12号線(現大江戸線)練馬〜新宿開通。

※参照覧

※1-1、定在波の悪影響に関する一般人向けnatuch音響さんの解説記事はこちら

※1-2、定在波に関するWikipediaの(技術者向け)解説はこちら。

※ 関連記事『ホールに潜む ミステリー ゾーン (スポット)とは?』はこちら。

※2、エコールームに関する「音工房Z」さんの解説記事はこちら。※本物のエコールームでは定在波対策(平行壁面対策)はしっかり施されています。

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公開:2017年12月10日
更新:2018年9月27日

投稿者:デジタヌ

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