狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

『 建築音響工学総覧 』第7巻・芸術ホールのデザイン(Page 13)エピローグ 「カラクリ」に頼らず「丁寧な設えのオーソドックス」なホールを目指せ!

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★エピローグ 「カラクリ」に頼らず「丁寧な設えのオーソドックス」なホールを目指せ!

★第1節 カラクリに頼らず、正攻法で勝負せよ!

音響支援システム や 残響調整装置 などの「カラクリ」(※111)に頼らず、「丁寧な設えのオーソドックス」なホールを目指せ!

参※111)当サイト関連記事 『建築音響工学総覧 』第7巻 現代の3大迷発明?!はこちら。

第1項 カラクリの代表格マジックボックス(残響調整装置)

カラクリの代表格マジックボックス;残響調整装置が流行っている様だが、ホール常駐の「電気・設備技師」が機能を熟知していない場合が多く、まさしく「宝の持ち腐れ」設備の代表格!でもある。

但し演奏者へのフィードバック(エコー?)には成って要るようではある。

第2項 アダプタブルステージとカラクリ天井

★部分貸し(空席があっても)でも音響の良いホールもある!

以下のようなカラクリに頼らなくても、単に「フロアー出入口」や「階段」を締め切って、部分貸し出ししているホールの方が利用者からは好評を得ている。

好例

札幌コンサートホール Kitara (公式ガイドの料金表はこちら

第1目 マルチ分割アダプタブルステージ

共に、不要不急設備の代表格で特に「マルチ分割アダプタブルステージ」は組み換え費用(組み換え時間料金)が出演者の負担になっている場合がほとんどで、ロングラン公演ができる有名劇団は別として、「1日公演」の小劇団やコンサートでは利用される機会が無く「東京芸術劇場・中ホール」のように28分割のアダプタブルステージの利用が皆無に近く改修時に「4分割」に集約された施設もある。

第2目 カラクリ天井

これも「不要不急施設」の代表格で、「大掛かりな仕掛け」なのでマルチ分割アダプタブルステージ同様に「組み換え時間」がかかり、めったに利用されていないケースが多い。

★第2節 音響支援システムの盲点は「周波数特性」にある!

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大阪城ホールに代表されるようなアリーナ(巨大体育館)にある音響支援システムは、「音響工学の基礎知識1 指向角と音の広がり」で詳述した通り、スピーカーの指向特性上の不都合が有り、スピーカーのサービス・エリア外では周波数特性が著しく乱れ、クラシックの演奏会には不向きとしか言いようがない。

★後書き 理想のオーディトリアム空間と『 匠の技 』

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郊外の丘陵地のように立地環境さえ整えば、球場のようなオープンステージに"すり鉢状"の人工芝を敷き詰めた観客席の構成で、EXPO`70大阪万博の「お祭り広場」のような"構造材むき出しのできれば木質の軽量ハイブリッド天井(※91)を上空20m以上の高さに設置して、客席周囲の柱間は「2重構造の木質縦格子」の外壁で覆い、欄間と障子や襖などの和装表具で外気を遮れば"素晴らしい音響の芸術空間"が生まれることとなるでしょう。

但し、ドーム天井は別途したように"音響集束効果"があるので避けたほうが良いでしょうが、小さなヴォールトの集合天井なら問題はありません。

同じく木質の平土間は"定在波"が生じるので避けたほうが賢明です。

つまり西武球場のように、すり鉢状のスタンドを"巨大屋根"で覆うのが周囲の壁面も低くて済み、かつ、対候性(空調)を確保したうえで、最良の音響空間が構築できるでしょう。

参※91)木質軽量ハイブリッド屋根構造についての外部記事はこちら。

『 匠の技 』とは...

『藝術ホールデザインの セオリー』をまとめるに当たって"ホール上空には、神様(お客様)はいない!"

再度申し上げておくが、以上の手法はお化粧(残響付加)を除き「あくまでも聴取位置=着席時の耳の位置」周囲の現象とその対応策であって、各フロアー面から概ね1.8m以下の低層部への適用例である。

ホール上空には、神様(お客様)はいない!本末転倒のワンワン鳴り響くカラオケ音響ホールはもう結構である!

1 ,大林組の取り組み

特集「心に響く良い音」は素人にもわかりやすく「ホールデザイン(設計)のツボ」を解説紹介したレビュー記事。

2,鹿島建設の取り組み

特集:舞台への招待「音響の楽しみ」は軽井沢大賀ホール(※ホールナビはこちら)のデザイン(設計)を例に、同社の音響への「拘り」と「姿勢」を紹介したレビュー記事。

3, 日本音響エンジニアリングの取り組み

トップメッセージはちと頂けないが?、「研究・実験施設」はピカイチ!、特に「室内音響の測定

-インパルス応答の読み方-」は素人(奏者&聴衆)には難しいかもしれないが、「ホールデザイン・コンペ」を主催(公募)する立場の「施設計画者(行政・建築課)」の諸氏は1度目を通して頂きたい「レビュー」である。

特別寄稿の故北村 音一氏(元九州芸術工科大学名誉教授、1995年2月18日没)の「エッセイ(私の夢)」は、同感の連続の極みで、「理屈ありきの姿勢」はみじんも無く!真摯に「良い音」に向かう姿勢に感動した。

おそらく、学生に対してもある面厳しく、「単位」さえ取れれば...とか理論は良く学んでいるが、測定データと解析にこだわり「聴感」を無視したようなレポートを提出する「優等生」には厳しかったのでは無いだろうか?

ご存命中に、1度お目にかかってお話を聞いてみたかった。

全国石壁ホール根絶推進運動市民の会 名誉顧問  狸穴総研・建築音響研究所 出自多留狸

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公開:2018年8月 6日
更新:2024年12月15日

投稿者:デジタヌ


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