旅するタヌキ 

水戸芸術館・コンサートホールATM のガイド記事。

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水戸芸術館

Official Website http://www.arttowermito.or.jp/index.html

水戸芸術館のあらまし。

水戸市にある美術館・コンサートホール・劇場からなる現代芸術の複合施設。

初代館長は総合芸術評論家の故吉田秀和氏。

2013年4月1日以来同館専属の水戸室内管弦楽団の音楽顧問である指揮者の小澤征爾が二代目館長に就任している。

初代館長であり施設発案者の故吉田秀和氏の「芸術論・哲学・個人的趣味」が遺憾なく強烈に繁栄された施設。

徹底した自主運営自主興行への拘り

公共ホールにしては珍しく「一切の貸し館・スペースレンタル事業は行って無く」全イベント企画を(公財)水戸市芸術振興財団が行う自主運営・自主興行を貫いている!

したがって、公演チケット販売の外部委託も行われていない。

水戸芸術館のこれまでの歩み。

水戸市立五軒小学校が、敷地狭隘のために移転した跡地を利用し市制100周年記念施設として建設された。

水戸芸術館のロケーション。

ところ  茨城県水戸市五軒町1-6-8

アクセス。

最寄りの駅 水戸駅

水戸芸術館がお得意のジャンル。

イベントカレンダー はこちら。

コンサートホールATM

  • オーケストラコンサート。ソリストのリサイタルなどのクラシック専用コンサートホール。

ACM劇場

  • 舞台演劇以外にも オペラ波勿論、バレエ、ミュージカル、伝統芸能、演芸、なども行える施設。

現代美術ギャラリー

企画展を行っている。

開館時間 平日 9:30~18:00 / 土・日・祝日 9:30~19:00

入館料 800円/一般、(600円/20名以上)、中学生以下&65歳以上無料、障害者&付き添い1名まで無料。

アートタワー

開館時間 平日 9:30~18:00 / 土・日・祝日 9:30~19:00

入館料 200円/一般、 100円/小中学生、65歳以上無料、障害者&付き添い1名まで無料/但し水戸市及び近郷在住者に限る。(※詳細は公式サイトで)

施設面から見たホールの特色。

(詳しくはこちら公式ガイドへ)

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

市制100周年を記念して企画された建物であることから、チタンの正三角形パネル(一辺9.6m・57枚)を組み合わせてらせん状に天に伸ばした高さ100mのシンボルタワー(アートタワー)がそびえており、地上86.4mの展望室から水戸市とその郊外を眺めることができる。<Wikipediaより引用>

この施設のポイント

2つの小劇場、と美術館。

コンサートホールATM、演劇専用ACM劇場、とそれぞれ趣向を凝らした専用の劇場をもっている。

礼拝堂風のエントランスホールを持つコンサートホールATM。

詳細はこちら公式ガイドで

国内工房の国産パイプオルガンを設置した、3階吹き抜け相当の高い天井を持つ礼拝堂風のエントランスホールを有する。

週末には入場無料の「プロムナード・コンサート」を開いている。

ACM劇場

詳細はこちら公式ガイドで

水戸のサーカス小屋...。

  • 3層の客席が張り出し舞台を取り囲む12角形の劇場です。特に、3階の客席は、周囲を360°とりまく構成で、舞台を後ろ側からも見下ろすことのできる非常に特徴的なものです。<公式サイトより引用>

現代美術ギャラリー

現代美術専門の展示場を併設している。

コンサートホールATM

(詳しくはこちら公式ガイドへ)

変形六角堂!、1スロープのメインフロアーとステージ側・背後に高床式テラス席が設けられている。

天井ドームを支える三本の装飾を施した人造大理石の柱がある。

後方両側2面の客席は柱を利用して「コーナー部分を切り欠き」何とか定在波を押さえ込もうとはしている様だが...。

前出のステージ側・背後3面が垂直反響板となっており、上部にあるテラス席子背後の壁面も基本プレーンな壁面となっている。

更に、3方に分かれたメインフロアーは穏やかな傾斜のスロープで対抗並行面のキャンセルには有効に働いていない!、

結果ステージ対抗面(メインフロアー再後列・大向こう席の背後壁)は音響ネットで表装された吸音壁と成っている!ア~ア...

とにかく並行する対抗壁面が多く(六角堂だから当たり前!)、オマケに「ガン擬き」型でてんじょうが低い! 磯崎先生もう少し何とかならなかったの?

ホール音響評価点:67点

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

内訳

定在波対策評価点:20点/40点満点(※客席周辺対抗平行壁はx0.5が持ち点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:15点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5が持ち点と成ります)

残響その2(後期残響)への配慮評価点:15点/20点満点

客席配置 17点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8が持ち点と成ります、)

ACM劇場

(詳しくはこちら公式ガイドへ)

10分割のアダプタブルステージを設備しており、エンドステージタイプから、脇正面(見所)、正面(見所)を備えた本格的能舞台配置まで、多様な舞台構成が取れる「水戸のカラクリ小屋?」

3層構造2層テラスをもつ12角型堂?を採用しており。それぞれの面は塗装仕上げされたのプレーンな石膏ボードで表装されている。

テラス前面は手摺り付きの格子柵と成っている。

ATMホール同様に、緩やかなスロープのメインフロアーを持つ。

にしても対抗並行壁面に設けられている座席が2列なので見通しは良いが、傾斜面が少なく、対抗並行面のキャンセルには役立っていない!

ホール音響評価点:64点

内訳

定在波対策評価点:10点/40点満点(※客席周辺平行壁はx0.5が持ち点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:20点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5が持ち点と成ります)

残響その2(後期残響)への配慮評価点:19点/20点満点

客席配置 15点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8が持ち点と成ります、)

施設データ

  1. 所属施設/所有者 水戸芸術館/水戸市
  2. 指定管理者/運営団体 (公財)水戸市芸術振興財団水戸市
  3. 開館   1990年3月22日
  4. 設計  磯崎新
  5. ゼネコン 
  6. 内装(音響マジック) (音響設計 By Nagata Acoustics Design)

コンサートホールATM

  1. ホール様式 6角堂『アリーナ形式』音楽専用ホール。
  2. 収容人員 座席数620席から680席まで可変
  3. 舞台設備 オープンステージ:奥行き最大9.7m、面積120㎡(約72.5畳)可動反響版(直径13m逆ドーム(凸)型、有効反射周波数約26Hz以上)
  4. その他の設備 可変残響装置、パイプオルガンを設置したエントランスホール。

ACM劇場

  1. ホール様式 平土間を持つ12角型コロシアム形状演劇専用ホール。
  2. 収容人員 472席→636席可変(116席/平土間  /2層3階の桟敷席)
  3. 舞台設備 アダプタブルステージ(10分割可変舞台)、迫りx2ヶ所、3階桟敷も舞台として利用可。能舞台、
  4. その他の設備 

付属施設・その他

    • 付属施設 リハーサル室x3、現代美術ギャラリー(展示室x9室)、会議場、レストラン、ミュージアムショップ、展望室(地上86.4m)

デジタヌの独り言。

ACM劇場

水戸のサーカス小屋、こちらは演劇専用(但し、能狂言、落語以外の伝統芸能は無視!)小屋なのでまあ良いか...。

禁則破りの6角堂(コンサートホール?)

通常、コンサートホール設計では禁則とされている「6角堂」デザインを採用?

「6角堂」を活かしステージ背面にも観客席のあるアリーナ形式の観覧席。

客席ホール周囲の壁面は木質壁とし、上下可動タイプの直径13mの逆ドーム型反響版をホール中心から舞台前縁付近にオフセット装備し、可能な限り耳障りな反響を押さ様と努力の跡が見られるが...。

更に可動天井を支える、後方柱を利用し、柱周辺にパーティションを配置しコーナー切り欠き部を造り、極力対抗する並行壁面の影響を押さえる涙ぐましい?工夫が施されている。

しかし、所詮は6角堂、何故奇数角にしなかったの...? ネエ吉田元館長さん。

死して、水戸芸術館を残す...。

故吉田秀和氏の霊が乗り移った活きた墓標?

初代館長故吉田秀和氏の個人的悪趣味に翻弄された施設では有る。

しかし、彼の愚業のお影?で、その後続々と全国に「6角堂病」が蔓延したのは困り果てた事態でもある。

関連記事「夢殿」は夢見ても設計するな!はこちら。

公開:2017年9月10日
更新:2018年3月 9日

投稿者:デジタヌ

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