旅するタヌキ

しいきアルゲリッチハウス《 ホール 音響 ナビ 》  

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Official Website http://www.argerich-mf.jp/haus/usage-info.html

別府アルゲリッチ音楽祭の為に造られたサロン

公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団が別府アルゲリッチ音楽祭と若手演奏家の場として創建した。

しいきアルゲリッチハウスのロケーション

ところ  大分県別府市野口原3030-1

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

アクセス

最寄りの駅 別府駅

しいきアルゲリッチハウスのある別府市のあらまし

大分県の東部のほぼ中央に位置し、別府といえば、別府温泉と高崎山のお猿さんで有名なところで国際会議観光都市にも認定されており年間800万人を超える観光客でにぎわっている。

推計人口、120,285人2017年10月1日

別府ー大分 14分/280円/JR/12.1km

別府ー(大分空港)-(羽田空港)ー品川 4時間19分/42,100/バス/JAL/京急

しいきアルゲリッチハウスがお得意のジャンル

公式公演カレンダーはこちら

別府アルゲリッチ音楽際(※音楽祭Naviはこちら)の会場となっている。

ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会、小編成の室内楽コンサートなども行われている。

またパーティー・レセプションなどの会場としてもつかわれている。

施設面から見たホールの特色

(公式施設ガイドはこちら

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

永田音響設計の自画自賛レポートはこちら)

13.2m□の正方形の平土間音楽堂?というとんでもない仕様のホール!

天井高さが9mと高いのが唯一の救い?

ホール周囲壁面は木質のグルービング材をアンギュレーションを持たせて設置してある。(※関連解説記事はこちら)

天井はプラスターボード製の大型一体成型でこしらえた凝ったデザインの十文字の開口部持った風車のような凸面が仕組まれたヴォールト(蒲鉾天井)天井(※1)

全席椅子だけは木製のしっかりした本物のプレミアムシート?。

ホール音響評価点:55点/100点満点

§1,「定在波」対策評価;得点25点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が「プレーンな垂直壁」で 「完全平行・平面」の場合は、配点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2、残響その1 「初期反射」軽減対策評価;;得点25点/配点25点
  • 木質パネル等持ち点25点から硬質壁在持ち点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点を減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3,「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点0点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4,残響その2「後期残響」への配慮評価得点5点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。

総評

永田音響設計がプロジェクトに参加していながらなぜこんな(正方形)ものをこしらえてしまったのか?

不可能に挑戦し、イグノーベル賞でも狙ったのか?

正多角形ホール、特にスロープの無い平土間ホールは『対抗する並行面』が多く、定在波(※2)の嵐になってしまう!

したがって通常は「タブー」とされている形状!(※関連記事はこちら

壁面にアンギュレーションを持たせたりしては入るが、この程度(5㎝程度)の段差では気休めにしかならない!

どうしてもデザイナーが正方形拘っていたのなら、アンギュレーションだけに頼らず'に5°程度の内傾か外傾(上反)スラントを併用すべきであった。

正多角堂においてアンギュレーションや、グルービングパネルだけでは定在波を制御しきれないのは、周知の事実であり、各地で悲惨な結果を招いていることぐらいよくご存じのはずでる。素人に解かり易すく言えば『大吊金の中』では音が無くなる!のと同じ理由。

標準的なホールお勧め座席配置(※3)では、ミステリースポット(※5)の発生スポットである中央部に通路を設定することで逃げている様であるが?

ホール中で発生している周波数特性の乱れ

最悪の現象「ミステリ―スポット」の発生エリアが壁面と中央部だけだとしても、周波数特性の乱れは定在波発生エリア全域で起こっており「各場所での音色の変化(違い)」「特定音の音割れ」「場所によるダイナミクスの変化」などが発生してしまう。

算出に用いた値;

定在波評価

基礎点B1=配点25点ー障害発生エリア数0=25点

定在波障害席数;0席

初期反射対策評価

基礎点B2=素材基礎点25点ー障害発生エリア数0=25点

初期反射障害1壁面障害 0席

初期反射障害2 天井高さ不足 0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;0席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数3=17点

眺望不良席数;150席/1F平土間中央部座席

音響不良席その1;定在波障害席0席

音響不良席その2 ;初期反射障害1壁面障害 0席

音響不良席その3 ;初期反射障害2 天井高さ不足 0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;150席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

しいきアルゲリッチハウスの施設データ

  1. 所属施設/所有者 公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団
  2. 指定管理者/運営団体 公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団
  3. 開館   2015年
  1. 設計  東九州設計工務(株)+(株)水野宏建築事務所+(株)佐伯建設 (音響設計 By Nagata Acoustics Design)
  2. ゼネコン (株)佐伯建設

ホール仕様

  1. ホール様式 平土間音楽専用ホール。
  2. 客席   約13.2mx約13.2m、有効床面積約174.24㎡(約105畳)最高部高さ約9m 1フロアー 
    • 収容人員150席(スタッキングチェアS)、
    • フローリング、
  3. 舞台設備 バトン類
    • オーケストラひな壇(可動分割迫り)、エプロンステージ迫り(可動床客席収納)、オーケストラ平台、ひな段用けこみ、
    • スタインウェイ ピアノ D-274 (No.531520)
  1. 付属施設 
    • 控室、洋室楽屋X
  1. 付帯施設利用料金等 詳しくはこちら公式ガイドへ。

野外ステージ

  1. 客席床面積 106.5㎡(約32畳)
  2. 舞台設備 間口5.1mx奥行3.9m明晰19.89㎡

付属施設・その他 

  • 付属施設 
    • 楽屋x1、エントランス、ホワイエ、控え室、

デジタヌの独り言

兵庫県立芸術文化センターの「神戸女学院・小ホール」(※ガイド記事はこちら)のように壁面を極端にスラントさせるか、変形4変形にでもしない限りは定在波退治はできないのはジョーシキ!であり基本中の基本!エコールーム(※4)でさえ、その点には留意してある。

...タクーどうしてこんな代物をこさえてしまったのか?全く理解に苦しむ。

参照覧

※1ヴォールト(蒲鉾天井)についてのWikipediaの解説はこちら

※2、定在波の悪影響に関する解説記事はこちら。

※3、出入口対抗面をステージに見立てコの字型にピアノの周りを取り囲む配列(公式平面図参照

※4、エコールームに関する「音工房Z」さんの解説記事はこちら。

※、「都市伝説・良いホールの条件"残響2秒以上"は本当か?」はこちら

※、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。

※、「ホール酔い」に関する関連記事はこちら

※、アクリルエマルションペイント仕上げのプラスターボードについての建材メーカーの解説記事はこちら

※、音響工学の基礎2応用編ーパラボラ収束音場クロス拡散法について

公開:2017年11月13日
更新:2018年11月 1日

投稿者:デジタヌ

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