旅するタヌキ 

岡崎市民会館 「あおいホール」&「甲山会館」のガイド

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岡崎市民会館

文化の町岡崎市を象徴する舞台芸術の殿堂。

誕生以来半世紀を得て21世紀に「音楽の殿堂」として生まれ変わった「スーパーヒーロー」。

地域切っての音響特性を持って生まれ変わったプレミアムホール「あおいホール」は岡崎市民以外の周辺住人からも「驚愕の眼差し」で見つめられている。

寿命が尽きる30年後に向かって「第2の人生を歩み出した老兵」それがあおいホール」。

全国の「老兵(ホール)」に「勇気と誇り」を取り戻させるべく生まれ変わった「スーパーヒーロー」である。

岡崎市民会館 のあらまし

岡崎市民会館は、昭和42年の開館以来、ほぼ半世紀にわたり岡崎市の文化・芸術活動の拠点として愛されてきました。<公式サイトより引用>

岡崎市民会館 のロケーション

所在地   愛知県岡崎市六供町出崎15−1

広大な岡崎市の南西部、岡崎市市外地岡崎市の面玄関名鉄東岡崎駅の真北に当たる「甲山の森」にある。

辺りは静かな住宅地で、すぐ近くに愛知教育大学付属岡崎小学校がある。

近隣には岡崎市の景観重要建造物でもある、六供配水場配水塔や、国の有形文化財へ登録もされた「旧石原家住居」もあり、歴史的にも由緒ある場所に立地している。

しかし三井住友銀行、岡崎シビコ等がある、市の中心繁華街本町通1丁目からは離れている。

又2002年4月に開館したもう一つのコンサートホールがある「岡崎市シビックセンター」は、岡崎市の裏玄関?JR岡崎駅近くにあり、道のりで4km程の所にある。

岡崎市民会館これまでの歩み

戦前は岡崎市立高等女学校(現・愛知県立岡崎北高等学校)が当地にあった。

1930年(昭和5年)に旧甲山会館の前身となる講堂が建設された。

1962年(昭和37年)まで愛知県立岡崎商業高等学校の校舎として利用されたのち、岡崎市立図書館として使用されていた。

1967年(昭和42年)6月22日、岡崎市制50周年記念事業の一環として客席数は1,556席のホールを持つ総合バンク施設として誕生。

2009年(平成21年)3月、岡崎市は同会館を廃止して新しい文化会館を建設する計画を発表。

2012年(平成24年)6月26日、市議会6月定例会において、株式会社セントラルパークビルが所有する「セルビ」跡地約6,153平方メートルを9億5,600万円で取得する議案が可決。
同年11月28日 跡地取得。
2012年12月20日、公共建築物の目標耐用年数を80年とする市の基本方針により改修によって長寿命化することに路線変更。

2015年8月末日閉館 翌月からリニューアル工事を開始。

2016年10月1日、公募により決定した「あおいホール」として1,100席でリニューアルオープン。

岡崎市民会館がお得意のジャンル

あおいほーる(大ホール)

主にポップス関係のコンサートやエンタテイナーのワンマンショウ、演芸会などが数多く開催されている。

プロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

甲山会館(小ホール)

主に市民団体の集会、有名人の講演会、お稽古事の発表会などに利用されている。

岡崎市民会館の公式Webサイト&公演チケット情報

http://shiminkaikan.com/

あおいほーるで催されるコンサート情報。

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

岡崎市民会館へのアクセス

電車JR岡崎駅→名鉄バス乗車→名鉄東岡崎駅
名鉄東岡崎駅→名鉄バス2番線乗り場→篭田公園前→徒歩約5分
愛知環状鉄道中岡崎駅→岡崎市コミュニティバス「まちバス」東西ルート乗車→籠田公園下車→徒歩約5分
タクシー料金:JR岡崎駅   ~ 岡崎市民会館 ¥2,000程度(概算)
      :名鉄東岡崎駅~ 岡崎市民会館 ¥1,000程度(概算)
      :愛知環状鉄道北岡崎駅~ 岡崎市民会館 ¥1,000程度(概算)
徒 歩:名鉄東岡崎駅より北へ約20分 (約1.2Km)※時間は目安。
   :愛知環状鉄道北岡崎駅より南東へ約24分(約1.4Km)※時間は目安。

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

施設面から見たホールの特色

あおいほーる

(詳しくはこちら公式ガイドとYAMAHA公式ページを)

音楽ホールに適さない「6角堂」と言う大きな障壁を抱えた「おおいほーる」をYAMAHAが音響設計を徹底的に見直し、2015年9月より約1年をかけて耐震補強も含めた大改修を行い「見事なコンサートホール」に生まれ変わらせた

見事なコンサートホールに生まれ変わった

(※関連解説記事:「失敗しない・ホール計画の手引き」参照(セオリー編)はこちら

大改修のポイント1:天井反響板撤去!

天井反響板を撤去した事により、客席フロアーとの間で生じる「初期反射(エコー)」を軽減、

天井が高くなった事と、構造材の「クロスメンバー」を「音響拡散体」として働かせ「心地良い残響創出」を行ったのは「秀逸なアイデア」であり、今後全国に量産された?同時期の建築年度が古い、「ハンペン・コンニャク・タイプ」の量産・市民会館?の改修に役立つであろう。

大改修のポイント2:客席周辺壁面木質化と定員削減

改修前1,550席あった座席を1,100席に改め、2階テラス席を高床桟敷タイプとし、テラス席の下部の壁際座席を撤去、床側壁を鎧張り(下見板張り)の木質壁とし、上層部(テラス背後)の壁面は「立て格子」で表装。

フロアー前方側壁(後方側壁対抗面)は機材ガラリーを兼ねたヤマハお得意の音響壁(吸音壁)とした。

これによって耳障りな「対抗面反響(エコー)&定在波」を大幅に軽減した。

大改修のポイント3:ステージ前縁反響板の設置

ステージプロセニアム形状を見直し、前縁上部にを客席ほぼ前半に至る凸面大型反響板を設置した。

形状を見直したステージ上の並列凸面反響板と合わせ、ほぼホール1体のオープンステージタイプと同等の音響が達成できた。

大改修のポイント4:ホール後方上部のキャノン砲?

ホール最後列「大向こう」上部に空調ダクトを利用した九本の「キャノン砲?」が砲身を覗かせている。

これはYAMAHAお得意のエア・ウーファー(ヘルムホルツレゾネーター)の技術を用い、低域(20から120Hz)のブーミーな盛り上がりを押さえている。

(能楽堂の床下の埋め込み大瓶と同じ効果)

伝統芸能にも対応できる多目的ホール。

仮設脇花道、松羽 目 、金屏風、 等が用意され、伝統芸能にも対応できる。

甲山会館

詳しくはこちら)

3階吹き抜け相当の高い天井を持つ、ロールバックシステム(105席格納壁)を備えた、平土間の多目的ホール、300脚のパイプ椅子を並べて平土間小ホールとしても利用できる多目的ホール。

客席周囲の壁面は木質壁、1階平土間部分から段付きで折上げられた上層部の壁面は、僅かに外傾するスラントデザインで、定在波の発生を抑えている。

天井は折れ曲がった凸型のセグメント反響板を並べたデザインで後期残響創出にも配慮されている。

天井が高いので、大向こうにも1フロアー相当以上の上部空間が確保されており、シューボックス型音楽小ホールとして、十分な音響特性を有している。

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 岡崎市。
  2. 指定管理者/運営団体 岡崎市。
  3. 開館    1967年6月22日/2016年8月リニューアルオープン
  4. 設計  改修設計 YAMAHA
  5. 改修費 約33億8,400万円

あおいほーる

  1. ホール様式 「6角堂」プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   1フロアー1層テラス、収容人員 1,100席、、1階平土間中央部千鳥配列、、仮設本花道、
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ;間口:10間(約18.2m) 奥行:9間(約16.4m )高さ:7.5m、仮設脇花道、ブドウ棚(簀の子)可動反響版、オーケストラピット(可動床)、オーケストラひな壇(可動大迫りx2)
  4. その他の設備 楽屋x5、

甲山会館

  1. ホール様式 平土間プロセニアム型式シューボックス多目的ホール。
  2. 客席   1フロアー 300(移動椅子)、机利用時 210席/平土間、後半スロープ時270席/ロールバックシステム105席含む
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:間口10m、奥行8m、高さ5.5m、下手脇花道、ブドウ棚(すのこ)、可動反響版、
  4. その他の設備 、控え室(楽屋)x2、

付属施設・その他(詳しくはこちらとこちら)

  • 付属施設 リハーサル棟(リハーサル室X3、楽屋x1、会議室X6)
  1. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

デジタヌの独り言

人の手によって生まれ造形物に不可能は無い、やれば出来る!

1967年当時大流行した?音響的に最悪の「がんもどき」タイプの6角堂ホール(※1)だった音響的に最悪の「がんもどき」タイプの6角堂ホール「おおいホール」であったが...。

建て替え案は予算の都合でお流れ。

途方にくれていた時に、予言者「YAMAHA」が現れた、長年ピアノ、管楽器などで培われた「音響工学と木工技術」更には、「プロ用・民生両オーディオ機器」開発の技術力を活かし、箸にも棒にもかからなかった「荒くれ者」を「真人間」に生まれ変わらせてしまった!

従来の「音響設計屋」では思いも及ばない手法と伝統手法の「コラボ」の成果である!

※1、多角形ホールについての技術解説記事「夢殿」は夢見ても設計するな!はこちら。

公開:2017年12月 7日
更新:2018年4月 5日

投稿者:デジタヌ

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