旅するタヌキ

日立システムズホール仙台 《 ホール 音響 ナビ 》 

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Official Website http://www.sendaiycc.jp/

日立システムズホール仙台のあらまし

バブル景気絶頂期の1990年に竣工・開館した18の施設からなる複合文化施設である。

仙台市青年文化センター,2013年7月1日から命名権売却により「日立システムズホール仙台」と呼ばれている。

詳細は後述するが、「多角形」と「打放しコンクリート壁」が好きなデザイナーが設計した様である。

日立システムズホール仙台のある仙台市とは

宮城県の中部に位置する東北地方最大の都市で同県の県庁所在地。

本州最北端の地下鉄が走っている町としても有名?


推計人口、1,083,148人/2018年4月1日

仙台-東京 1時間34分/11,400円/新幹線/351.8km

日立システムズホール仙台のロケーション

所在地  宮城県仙台市青葉区旭ヶ丘3丁目27-5

仙台市と周辺にある観光スポットについてのトリップアドバイザーの 口コミ ナビはこちら。

日立システムズホール仙台へのアクセス

最寄りの駅  地下鉄南北線・旭ヶ丘駅東1出口から徒歩1分

日立システムズホール仙台がお得意のジャンル

仙台クラシックフェスティバル(※音楽祭Naviはこちら)
仙台国際音楽コンクール(※コンテストNaviはこちら)が開催される会場でもある。

仙台フィルハーモニー管弦楽団がフランチャイズとして定期演奏会に使っている。

コンサートホール

オーケストラコンサート以外にもソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサートなどが行われている。

仙台のアマオケのメッカ

仙台市青年文化センターの名の通り、東北大学百周年記念会館 川内萩ホールと並んで仙台のアマチュアオーケストラ御用達ホールの1つ。

シアターホール

舞台演劇以外にも歌謡歌手の歌謡ショー、エンタテイナー・懐メロ歌手のワンマンショー、有名タレントの座長公演など、演芸・寄席、等大衆芸能に特化した興業を行っている。

交流ホール

ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサート、ファッションショー?などが行われている。

日立システムズホール仙台の公演チケット情報

コンサートホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

シアターホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

施設面から見たホールの特色

(公式施設ガイドはこちら)

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

コンサートホール

(公式施設ガイドはこちら)
変形シューボックス?オープンステージコンサートホール


3フロアー吹き抜けの高い天井を持つ、石造りの変形シューボックス?オープンステージコンサートホール

オーケストラやアンサンブルなど、心があらわれるピュアな演奏の魅力を、最大限に表現する音楽専用ホール。いたるところに理想的な音響効果を意識した設計は、最も聞き心地がよいとされる2.1秒の残響時間を実現しています。そして演奏を楽しむとともに、心の交流がはかられるコンサートホールは、演奏者と観客がひとつになれるよう、プロセニアムを設けないオープンステージ形式になっています。<公式サイトより引用>

6角型半分に長方形を継ぎ足したようなデザイン

6角型の半分の三辺を反響板に利用し、長方形部分の客先を継ぎ足したような「変形シューボックス?」オープンスステージ構造。

ステージ前の最前列A列からD列が平土間で、それに続くE列からG列が緩やかな「ハノ字段床」(※1)上の座席配列で、中央部通路を挟んで、H列から最後列X列までの17列が同じく「ハノ字段床」の比較的急なスロープとなっている1スロープデザインとなっている。

N音響設計作品に共通した定在波無視?残響偏重のデザイン

とにかく並行面だらけのデザインで、定番手法「ハノ字段床」配列座席以外は定在波障害(※3)回避の対策らしい対策?はほとんど施されていない!

中途半端なごまかし手法?

ホール前半1/3に当たる部分のA列からG列のうちE・F・G列の座席は「ハノ字型段床」上にあり横断面は「すり鉢状」であり、ホール左右を横断する「定在波の実被害」をうまくかわしている。

後半2/3に当たる部分H~X列迄17列=578席も緩やかなハの字構成の段床ではあるが、この程度では、谷間(窪み)には不十分で、定在波の実障害を完全にクリアしているとは考えにくい!

しかしBC列中央部と両側ABC列全席、D列の1から7番&28~34番と、最後列X列はどう一断面上にあり完全にミステリーゾーン(※3)に「はまっている」。(座席図参照)

最悪の前後軸定在波に対する対策は?

ホール差し後部「大向う部分」は一応通路ではあるが、背後壁はプレーンな翠帳壁!対抗するステージ背後壁(反響板)にはアンギュレーション(屈曲)が施され、最高列X列中央部12番~23番席でも着座していれば辛うじて実被害は免れている様である。但し主宰者判断で、立見席を設けた場合はに立見席観客は確実被害に遭うであろう。

思いっきり「残響の厚化粧!」

ステージ背面中上層部に配した「円錐状」の音響拡散体(※4)や、アクリルエマルジョン塗装のプラスターボードを使ったホール両側及びステージ背後最上部壁から続く「段付き折上げ天井反響板」、ホール中央前半部の天井照明器具、ホール後方お大向う通路上部壁の「段付きハノ字面取り」などを設けて、思いっきり「残響で厚化粧」(※5)されている「おお年〇ホール」である。

ホール音響評価点:得点56点/100点満点中
§1 定在波」対策評価;得点22点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が ホール床面積の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な平面壁」で囲まれているときには 配点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点12点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点17点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点5点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。
総評
巨大エコールーム仕様!

壁面全周に打放しコンクリートと石質タイル張りの「垂直壁」を巡らせた基本デザインで「巨大エコールーム擬き」仕様(※6)のホールとなっている。

石造り無宗派の礼拝堂?

初期反響の低減をはかる配慮もみられるが、オルガンも無いのに-60db残響測定で2.1秒と"教会の礼拝堂"に近い「かなり癖のある音響」(※7)のホールといえよう。

日曜楽師にに人気のある巨大カラオケルーム?

このホールがアマチュア楽師(団体)に人気があるのは、彼らが客席ではなくステージ上にいて、「適度以上のエコー?」(※7)がかかった「カラオケルーム環境」で「自己陶酔に浸れる」からであろう。

算出に用いた値;

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。

定在波評価

※客席両側壁が全長に渡り垂直完全平行壁面なので基礎点25点とした。

基礎点B1=基礎点25点ー障害発生エリア数2=23点

定在波障害顕著席数;14席(4席/1階平土間中央部座席2~3列17番18番、6席/1階平土間両袖座席1~3列9番&26番席、2席/1階大向う中央部座席17番18番、2席/1階大向う両袖列8番&27番席)

初期反射対策評価

※ホール全壁面材質が打ち放しコンクリートなので素材基礎点12点とした。

基礎点B2=素材基礎点12点ー障害発生エリア数0=12点

初期反射障害1 壁面障害席 ;0席

初期反射障害2 天井高さ不足席;0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;0席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数2=18点

眺望不良席数;36席/1F平土間中央部座席B~D列12~23番席

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;14席?

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;0席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足席;0席

重複カウント ;ー4席

音響障害席総計;46席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

算出に用いた値;

定在波評価

基礎点B1=配点25点ー障害発生エリア数1=24点

定在波障害顕著席数;6席?(2席/B列中央部、4席/A&B列9&26番)

初期反射対策評価

基礎点B2=素材基礎点12点ー障害発生エリア数0=12点

初期反射障害1 壁面障害席 ;0席

初期反射障害2 天井高さ不足席;0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;0席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

シアターホール

仙台フィルハーモニー管弦楽団が定演を催す時は「リハーサル・ルーム代わり」に、有料リハーサルに使っている8角型のホール。

(公式施設ガイドはこちら)

両脇花道背後壁が、搖動式可動プロセニアムになっている小規模ホール。

とりあえずプレーンな垂直並行壁面が確実に4方向8面ある、しかもコンクリート打ち放し。

スロープを巧みに?利用

ホール前後軸は、スロープで、左右クロス方向に関しては可動プロセニアムで左右横断方向は「ハノ字段床」配列で、2階バルコニーは両サイドの側壁を浅いハノ字にし対抗する並行面をキャンセルし、メインフロアー同様のハノ字段床配列座席でごまかしているが...、

ホール音響評価点:得点55点/100点満点中
§1 定在波」対策評価;得点25点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が ホール床面積の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な平面壁」で囲まれているときには 配点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点10点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点16点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点4点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。
総評
エコールーム仕様には違いなく

座席図をご覧いただけばお判りだと思うがホールの大部分は完全に並行した打ち放しコンクリートのプレーンな垂直壁になっている!ア~ア...。

この有様だからホール後方壁面はものの見事に全面音響スクリーンと音響グリルで表装された「吸音壁」となっている。

このデザイナーさんも勘違いなさっている様だが、定在波(※2)と初期反響;エコー(※5)は別物であり、それぞれ対処法も異なる!

いくら吸音材をぶち込んでも、定在波対策にはならない!

算出に用いた値;

定在波評価

基礎点B1=配点25点ー障害発生エリア数0?=25点

定在波障害顕著席数;0?席

初期反射対策評価

基礎点B2=素材基礎点12点ー障害発生エリア数1=11点

初期反射障害1 壁面障害席 ;0?席

初期反射障害2 天井高さ不足席;18席(12席/1F大向う固定席、6席/1F車椅子席含む)

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;18席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数2=18点

眺望不良席数;36席/1F平土間中央部A・B・C列13~24番座席

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;0?席

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;0席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足席;18席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;54席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

この「特殊な構造」を活かし?ステージ背面「打放しコンクリート壁面」中央を「剥き出し」両サイド面はカーテンで覆い「反響の嵐」を押さえ込んでいる様子。

客席に人がい無いとどうにもならないようで、「有料」の公開形式リハーサルで「吸音材代わりに聴衆」を入れている?。

ア~ア...。

交流ホール

(公式施設ガイドはこちら)


ひとつのホールを、可変ステージによってアレンジできるオリジナルスペース。さまざまなイベントを素敵に演出する照明・音響システムも整い、主催者の個性と感性をフルに発揮できるホールです...<公式サイトより引用>

らしいが...。

出たー...リアル8角堂!

救いようのない正8角型!オマケに(一応2階吹き抜けだが)天井が低い!

天井は、折り上げたり、セグメント方式の凸面逆ドームであったりと、一応「形状には留意した」ようだが?

おまけにアダプタブルステージ(※8)までついている物凄いカラクリ部屋!

フロアー周辺低層部壁面
(入口)正面壁面

正面背後は倉庫と控え室になっており、正面倉庫とホールとを区切るアコーディオン扉は、音響ネットで表装した吸音ボードになっている。

正面左右壁は中央部が凸出した山形のアンギュレーションンを施してある一般建築用の、木質板材と石膏ボードの積層材を壁紙で表装した壁在を使用している

左右対抗壁面

入口左方は半面が前面に音響カーテンが設置されて非常口になっており残り半面は正面左右壁と同じ設え。

右方壁はどういうわけか大きなRのついた凹面壁で、非常口と同様に前面に音響カーテンが設えられている。

入口両側2面

入口両側の残り2面も正面左右側同様の設え左側はコーナーを抉り、右側も同じく奥まった位置に非常口を設けた構造で、正8角形から逃れている。

中上層部はリアル8角形

基本的に客席周辺と同じ設えだが、壁面上下方向約半面が音響ネットで表装された「吸音壁」になっている。天井は流行の構造体むき出しで、天井に当たる部分に、全面グリルで表装された、組格子で覆われており、中央部分に3角板で構成された、セグメント反響板をとむき出しの照明アングルを吊してある。

ホール音響評価点:得点70/100点満点中
§1 定在波」対策評価;得点25点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が ホール床面積の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な平面壁」で囲まれているときには 配点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点20点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点20点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点5点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。

総評

2階相当部分の吸音壁が「もの凄い初期反響の嵐を」を物語っている。「ヤマハCF」が哀れで成らない。

残響渦巻く非常に癖の強い音響ではあるが、定在波はうまく逃れている?ようで、ピアノの音色を台無しにするような定在波障害(※2)は発生していないようである。

...でも何故ここまで8角形に拘る必要があったのだろうか?

音楽会に使おうなどと企まずに、ファッションショー専用とか「仙台ミュージックホール?」とか改名してしてストリッ...ショーにでも使ってみたら?

算出に用いた値;

定在波評価

基礎点B1=配点25点ー障害発生エリア数0?=25点

定在波障害顕著席数;0?席

初期反射対策評価

基礎点B2=素材基礎点20点ー障害発生エリア数0=20点

初期反射障害1 壁面障害席 ;0?席

初期反射障害2 天井高さ不足席;0?席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;0席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数0=20点

眺望不良席数;0席?/1F平土間中央部座席

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;0?席

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;0?席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足席;0?席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;0席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

2つの大型練習室

143㎡(86畳)の練習室1、179㎡(108畳)の練習室2、の音響的にも配慮された2つの大練習室と2つの小さな音楽練習室と38㎡(約23畳)の完全防音のスタジヲを持つ。

どういう訳か、何の気の吹き回しか?天井は低いが、その天井から全壁面に渡ってアンギュレーションを設けた、部分有孔音響木質パネルで表装した、床(Pタイル張り)以外全面木質ボードで表装された立派な第一練習室を備えている。ご丁寧に壁面上部には音響拡散体となる疑似ガセット(※4)迄設えられている!

ルーム音響評価点:100点!

§1,「定在波対評価点:50点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:50点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

総評

何でこの内装を、メインのコンサートホールやその他のホールで行はなかったのか不思議でならない?!

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 仙台市青年文化センター/仙台市
  2. 指定管理者/運営団体 (公財)仙台市市民文化事業団。/仙台市。
  3. 開館   1990年

コンサートホール

  1. ホール様式 『変形6角型タイプ』音楽専用ホール。
  2. 客席   1フロアー 収容人員 804席
  3. 舞台設備 オープンステージ形式 間口22m/高さ15.5m/奥行13.7m/ステージ高0.9m
  4. その他の設備 、楽屋x4室、オーケストラひな壇。
各種・図面・備品リスト&料金表

シアターホール

  1. ホール様式 『変形8角堂型』プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席2フロアー 584、、仮花道、
  3. 舞台設備 プロセニアム形式

    間口18m/高さ8.5m/奥行16m/
    ステージ高0.9m

    奈落、大迫り、ブドウ棚(すのこ)、オーケストラピット
各種・図面・備品リスト&料金表

交流ホール

  1. ホール様式 正8角堂、平土間イベントホール。
  2. 客席   1フロアー 目一杯詰め込んで300人(椅子席)
  3. 舞台設備 オープンステージ形式、迫りステージ(3面)
  4. その他の設備 控え室。
各種・図面・備品リスト&料金表

エッグホール

各種・図面・備品リスト&料金表

付属施設・その他 

館内付属施設 
  • 付属施設 練習室x4、会議室x3、研修室x3、和室x3、茶室?、クッキンッグルーム、ミーティングルームx2、ギャラリー、エッグルーム(ビデオ試写室)、アトリエ、レストラン、ビデオスタジオ(ピアノ付き演奏不可?)音楽スタジヲ、パフォーマンスンス広場、その他

施設利用ガイド

デジタヌの独り言

クラシック音楽の都・仙台ではあるが、武道館紛いの仙台サンプラザアリーナ以外は2000席以下の、中ホールが多く呼び屋(weblio辞書)やプロモーターには敬遠されがちであり、海外有名フルオーケストラの公演は意外と少ない。

バブル絶頂期に建設されたホールにしては...

バブル絶頂期に計画され建設されたホールにしては、意外と「しみったれている」ところがある。

形状的には、入念にモデル実験がされた(ハズの?)「容器」で、壁面の飾りアングル(ガセット)、段付き折り上げ形状の天井、凸面天井反響板など細部まで定位寧な設えではあるが..。

石造りとは、どうしたことか?

ケチ臭い壁際の補助席?

やはり、市当局射担当者の理解不足(良い響きは、ゆとり有るデザインから生まれるが鉄則)で収容人員を水増しするために、壁際に客席を押し込んでしまった!

幾ら「中央部のS席」で音が良くても、壁際でこれでは...ここは、1ッ発ザ・シンフォニーホール(※紹介記事はこちら)を見習って、最低1列、いや2列分の通路(ゆとり)が欲しかった!

次回の改修に期待

3層吹き抜け相当と天井が高い、素性の良い「スラッとした、美人ホール」なのだが「着こなし(内装)が悪い、ダサい田舎美人」である。

次回改修では躊躇なく両側壁部2席都合46席を撤去してでも「低層部ホール内壁」を「アンギュレーション」ないしは「スラント(傾斜)」設置の「木質グルービング材」(※4)に換装すべきである。

またホール前半中央部B~G列列はB・D・F列から1席ずつ都合3席を撤去し千鳥配列座席に"改装"すべきである。

シアターホール?

ウーン...リアル8角堂......?

素晴らしい(とされる?)コンサートホールとXXXXホール、なんでこうなったの?

打放しコンクリート壁、で真四角を基本に4隅を面取りした「垂直壁の変形8角堂.」。

1階席正面仮花道壁面は変形させた巨大な可動木製プロセニアムあり、最下部は対抗する客席上手奥壁面との初期反響を押さえるために「マジックBOX」となっている。

2階席(テラス席)背後壁面は10角形相当にし平面的には対抗する並行面が少なくなるような配慮はしてあるが...。

舞台と1・2階大向こうは平行でしかも「壁面スラント」無しの「垂直壁!」

天井は真っ平ら!平土間客席(最前列3列)は「天井と完全平行!」

演劇対象ホールなら直さら、明瞭な滑舌の「クリアー」な響きが求められるはずなのに?

いったい誰がデザインしたのか!壁をスラントさせる位はやっておけ!

「カワイEXがカワイそう!」

はっきり言って重油タンクの中の方がまだましかもしれない?

実際小生は(持ち論、定期検修時に空っぽの)重油タンク内に何度も入って「お仕事」をしたことがあるが、相当酷い「騒音の環境」であった。

理由は簡単、まん丸でしかも天井が低い、いわば「がんもどき」型?だから

oiltank.jpg

原油備蓄タンク
画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Shibushi_Oil_Stockpile_Site_2009.JPG

この「原油タンクタイプ」の平べったいホールで上手くいっている(良好な音響)例は皆無!

同じ頃の失敗例

京都コンサートホールでは2階以上の上部壁は外側にスラントさせて、初期反射波を軽減する対策は昂じてあるが...。

草津音楽の森国際コンサートホールでは、交流ステージ同様スラント無しの「完全並行壁」。

目をとじてしまえば、音がどこから聞こえてくるのか「さっぱりわからない!」状態。

とにかく訳のわからない施設群

ピアノが置いてあるのに、(防音設備が無いので)演奏、合奏、舞踊、ができない「ビデオルーム?」、平土間、折りたたみ机なのに、演奏、合唱、ができない92人収容の「エグ~・ルーム(ビデオ試写室?)」とか、ステージがあるのに、鳴り物禁止、1団体独占禁止の、大道芸専用?の「パフォーマンスンス広場」等とにかく、意図不明な施設が多すぎる!

デジタヌの知っておきたい豆知識

日立システムズホール仙台 がある仙台市とこれ迄の歩み

仙台市のこれまでの主立った出来事

天正まで、現在の仙台の地は「千代(せんだい)」と呼ばれていた。

慶長5年12月24日(1601年1月28日))伊達政宗が青葉山に仙臺城(仙台城)の縄張りを始め、城下町を開いて当地の名前を「仙臺(仙台)」と改称したことで、仙台の都市としての歴史が始まった。

表高62万石の仙台藩は、加賀藩(102.5万石)、薩摩藩(77万石)に次ぎ、尾張藩(約62万石)と並ぶ大藩であり、城下町としての仙台も発展した。

北海道の開拓史に大きな功績を残した仙台藩

仙台藩は幕末に、幕府から蝦夷地警護の使命を託され、北海道のほぼ三分の一に当たる広大な領地と警衛地を任されていた。

明治元年(1868年)の戊辰戦争において、仙台藩は奥羽越列藩同盟の盟主となって旧幕府側勢力を支援した。

敗戦により石高を半分以下に減らされた際、伊達一門ら仙台藩各地の領主たちは、困窮した多数の家臣団を蝦夷地(北海道)へ集団移住させる決断を下した。仙台藩は明治新政府と共同で札幌市を開拓したほか、単独で伊達市などを開拓した。

明治4年(1871年)の廃藩置県において、仙台藩が仙台県、角田県、登米県、胆沢県の4県に分割され、初代仙台県は現在の仙台都市圏とほぼ同程度まで縮小された。

その後何度か境界変更を繰り返し、現在の規模になった

明治5年(1872年)に宮城県と改称し、同時に仙台区が置かれた。当時の仙台区は、現在の中心部ほどの広さであった。また県の名前を旧大藩・県庁所在地由来の「仙台県」とせず、郡名由来の「宮城県」という県名に変更するように上申を出したのは初代県令(参事)の塩谷良翰であった。

1887年(明治20年)12月、日本鉄道の上野 - 塩竈間(現:JR東北本線)が開通し仙台駅開業。それ迄数日間を要していた仙台〜東京間が、半日程度に短縮された
1889年 - 市制施行で、仙台区は仙台市となる。人口90,231人(全国8位)。
1897年 - 「白川の関から北側にはぺんぺん草すら生えない!」と当時の東北の困窮ぶりを表現した「河北新報」が創刊。
1920年 - 第一回国勢調査時、人口約12万人。

1923年(大正12年)、周辺町村との合併が初めて行われ、長町、原町、南小泉地区が編入された。これ以降も仙台市は、周辺市町村との合併を繰り返し現在の市域となった。

1926年(大正15年/昭和元年12月25日) - 仙台市電営業開始
1971年 - 仙台港開港。
1973年 - 東北自動車道・仙台南IC開通。
1976年 - 仙台市電廃止。
1978年6月12日17時14分、宮城県沖地震発生(
1982年 - 東北新幹線開通(大宮駅 - 盛岡駅)。
1987年仙台市営地下鉄南北線開業。
1999年人口100万人突破。
2007年 - 仙台空港アクセス線開業。。
2010年 - 仙台都市圏環状自動車専用道路(ぐるっ都・仙台)開通。
2011年3月11日14時46分、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生。
2015年 - 仙台市地下鉄東西線開業。

※参照覧

※1、定在波対策については『ホールデザインのセオリー その1 定在波対策 』こちらをご覧ください

※2-1、定在波の悪影響に関する一般人向けnatuch音響さんの解説記事はこちら

※2-2、定在波に関するWikipediaの(技術者向け)解説はこちら。

※3、関連記事『ホールに潜む ミステリー ゾーン (スポット)とは?』はこちら。

※4、音響拡散体については、『ホールデザインのセオリー その4 ホール形式とディテール・デザイン』をご覧ください。

※5、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。

※6、エコールームに関する「音工房Z」さんの解説記事はこちら。※本物のエコールームでは定在波対策(平行壁面対策)はしっかり施されています。

※7、関連記事『都市伝説・良いホールの条件"残響2秒以上"は本当か?』はこちら

※8、現代の3大迷発明!「珍妙からくり(残響調整装置、可変段床設備、可変吊り天井)」に関する記事はこちら。

公開:2017年9月 8日
更新:2018年10月13日

投稿者:デジタヌ

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