狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

雁宿ホール/半田市福祉文化会館 《ホール音響Navi》

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Official Website http://www.city.handa.lg.jp/bunka/gejutsu/kariyadohall/bunkakaikan/index.html

雁宿ホールのあらまし

大ホール、リハーサル室、練習室、等を文化会館。

半田市文化会館のロケーション

ところ  半田市東洋町二丁目1番地

トリップアドバイザーの周辺口コミ ナビはこちら。

半田市文化会館へのアクセス

公共交通機関

三河方面から
・安城空港線を利用する場合
「三河安城駅」から中部国際空港行乗車で「住吉町駅」まで約40分

東京方面から
・「知多シーガル号(JR関東バス)」を利用する場合
「東京駅八重洲南口」から知多半田駅行乗車で「知多半田駅」まで約5時間30分
※深夜運行便は約6時間30分

マイカー利用の場合

名古屋方面から
名古屋高速道路、知多半島道路を利用し、半田中央ICから半田市内へ約40分
東京方面から
・東名高速道路岡崎ICを経て、高浜市を通過し衣浦大橋経由、または碧南市を通過し衣浦トンネル経由で半田市内へ。岡崎ICから約1時間。
・東名高速道路豊田JCTから伊勢湾岸自動車道へ。大府ICより知多半島道路を利用し、半田中央ICから半田市内へ。豊田JCTから約1時間。
大阪方面から
・名神高速道路小牧ICを経て、名古屋高速道路楠ICより知多半島道路を利用し、半田中央ICから半田市内へ。小牧ICから約1時間。
・名阪国道(国道25号)から東名阪自動車道、伊勢湾岸自動車道へ。大府ICを下り、大高ICから知多半島道路を利用し、半田中央ICから半田市内へ。大高ICから約20分。

雁宿ホールのある半田市のあらまし

半田市(はんだし)は、愛知県の尾張・知多地方に属する市。

軍需産業の一拠点となった半田市は戦争中には空襲の標的となり、多大な被害を受けることになった。

名古屋市の郊外に位置するとともに、知多半島中部における拠点としての性格も持つようになった。

推計人口、117,285人/2017年10月1日

知多半田駅ー金山(名古屋市)31分/600円/名鉄/29.3㎞

知多半田駅ー(名古屋)―品川 2時間23分/12,110円/392.1km

雁宿ホールがお得意のジャンル

大ホール

松竹大歌舞伎の地方公演の舞台となっている。

オーケストラコンサート、オペラ・バレエ公演、ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会、小編成の室内楽コンサートなども行われミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、演劇・伝統芸能、歌謡歌手の歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、大衆演劇、落語・演芸寄席、着ぐるみヒーローショー、大道芸、パフォーマンス・ショーなどの色物などジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが行われている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体も利用している。

雁宿ホールの公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

施設面から見たホールの特色

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

(公式施設ガイドはこちら。)

大ホール

緩やかな傾斜の前方部分と、中央部、後半部分からなる1スロープのプロセニアム型多目的ホール。

壁面は1988年完成時点でブームが去った後にもかかわらず、素焼きタイル張りの石質壁材使用の『エコールーム仕様』。

一応側壁には気休め程度にアンギュレーションは施されている。

という訳で、ホール大向う席背後壁は全面音響グリッドで表装された吸音壁。

天井は一般的なプラスターボード使用の大型成型半響板。

プロセニアㇺ上縁前方には同じくプラスターボード製の大型コーナー反響板が取り付けてある。

ステージ半響板は奥行が2段階にセットできる可変タイプで「籠り音」を軽減する配慮はしてある。

収容人員は少なくなるが、オーケストラピット部を利用したエプロンステージ+浅い反響板のセットのご利用がおすすめ!

ホール音響評価点:61点

§1,「定在波対」策評価点:20点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:10点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:15点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:16点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

中央公民館(講堂)

安普請?のほかの施設に比べ丁寧な設えの天井の高い(8ⅿ!)多目的講堂。

壁面はプレーンな木質パネル?の「観音開きフローティング構造」になっており反響を調整できる。

天井は段付き組格子の立派な設え!ですのこは設備されて無いが、バトン類は設備されもちろんスクリーンも設備されている。

さらに奥行3ⅿ巾1ⅿ高さ15㎝の平台が9枚準備されており、コンサートにも使用できる(但し有料イベントには使用できない!)

おそらくは、この施設群の中では最も「音楽的な韻」が期待できる素晴らしい施設である。

ルーム音響評価点:50点

※会議室、宴会場、展示会場などがメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。

※左右の音響調整壁面は「全閉状態」で評価しました。

§1,「定在波対評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

リハーサル&練習室

(公式施設ガイドはこちら。)

全く同仕様のリハーサル室と練習室を備えている。

リハーサル室;幅6.7mx奥行10.3m、床面積69㎡㎡(約41.5畳)天井高さ3m 

第1練習室;幅6.7mx奥行10.3m、床面積69㎡㎡(約41.5畳)天井高さ3m 

両室ともに全周有孔音響ボードで表装された遮音(吸音)構造を持ち、バレエ・ダンスレッスンバーを装備した壁面ミラー(カーテン付き)とアップライトピアノ)を備え、フローリング床,アンギュレーションを持たせた天井を持つ。。

第2練習室;幅7mx奥行10.5m、床面積73.5㎡(約44畳)天井高さ3m 

リハーサル室とほぼ同じ容積だが床はPタイル床で天井もプレーンな通常の有穴音響ボード天井、壁面も吸音層の無い簡素な造り。

第3練習室;幅9mx奥行10.7m、床面積96.3㎡(約58畳)天井高さ3m

他の3室に比べ容積は最大だが設えは第2練習室同様の簡素な造り、ただし床はオフィス用ブロックカーペットを使用している。

何れも、内装の違いほど音響的には差がない。

ルーム音響評価点:37点

※会議室、宴会場、展示会場などがメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。

§1,「定在波対評価点:12点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

雁宿ホールの施設データ

  1. 所属施設/所有者 雁宿ホール/半田市。
  2. 指定管理者/運営団体 半田市。
  3. 開館  1988年1月

大ホール

  1. ホール様式 、プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席  1スロープ2フロアー、 収容人員 1,300席、固定席1,146席、車椅子用スペースX4、親子室、可動部154席、Pタイル張り
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:間口:18.8m  高さ:9.5m、ステージ奥行:20m、ステージ高さ;FL+90cm、すのこ、バトン類、脇花道、大・迫り、オーケストラ平台、金・銀屏風、松羽目、竹羽目、鳥の子屏風、反響板、オーケストラピット&エプロンステージ迫り(可動床客席収納)、
  4. 舞台仕様・詳細寸法などに関する仕込み図面集はこちら公式ガイドへ
  5. その他の設備 、フルコンサートピアノ、特別、洋室楽屋X6、和室楽屋x2、浴室、更衣室、リハーサルルーム、中央公民館講堂
  6. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら公式ガイド。

中央公民館(講堂)

  1. ホール様式 平土間多目的イベントスペース。
  2. 床面積 20mx15m、床面積300㎡(約181畳)天井高さ約8m
  3. 客席  収容人員300名、仮設椅子席、、フローリング、
  4. 舞台設備 奥行3ⅿ巾1ⅿ高さ15㎝の平台X9枚、バトン類、スクリーン。
  5. その他の設備 配膳室
  6. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら公式ガイドへ。

付属施設・その他 

デジタヌの独り言

(同じデザイナーの手がけた)同じ建屋の中にありながら、オーソドックスで丁寧な設えの「市民以外非公開?の講堂」と見掛け倒しのタイル張り「巨大エコールーム」。

なんとも不思議な取り合わせである。

参照覧

※1、エコールームに関する「音工房Z」さんの解説記事はこちら。

※2、アクリルエマルションペイント仕上げのプラスターボードについての建材メーカーの解説記事はこちら

 

公開:2018年4月 4日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


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