狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

新潟県民会館 《ホール音響Navi》

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Official Website https://www.niigata-kenminkaikan.jp/

新潟県民会館のあらまし

「りゅーとぴあ」の引き立て役、「りゅーとぴあ」では出来ない「オペラ・ミュージカル」を主に引き受けている施設。

「新潟市音楽文化会館」、「りゅーとぴあ」をはじめ、「新潟テルサ」と共に新潟市内の主要施設として、音楽イベントやミュージカルなどを中心に多くの公演が行われている。

新潟県民会館のロケーション

  • 所在地  潟市中央区一番堀通町3番地13

信濃川に面した白山公園に新潟市陸上競技場、新潟市体育館、「りゅーとぴあ」「新潟市音楽文化会館」等と並んで佇んでいる。

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

新潟県民会館へのアクセス

電車
新潟駅ご利用の場合
新潟駅で下車し、バスまたはタクシー利用。

白山駅利用の場合
JR越後線を利用の場合は、白山駅で下車し、徒歩約15分。

バス
新潟駅方面より来館の場合
新潟駅万代口より萬代橋ライン(BRT)・青山方面行に乗車し15~20分。
「市役所前」バス停から徒歩約5分。

長岡駅方面より来館する場合
長岡駅大手口より高速バスに乗車し約1時間20分。
「市役所前 高速バスおりば」から徒歩約12分。

臨時バス
大ホール夜間の催物で、終演後に新潟駅行きの臨時バスが出る場合がる。
停留所:新潟県民会館→古町→万代→新潟駅

新潟県民会館のある新潟市とは

新潟県の県庁所在地。

信濃川の河口部に開けた町。洪水・地震・大火・などの天災復旧に明け暮れ、信濃川の治水事業に明け暮れてきた町である。

推計人口、801,298人/2018年4月1日。

新潟ー東京 1時間47分/10,570円/新幹線/333.9km

新潟市の中心市街地は中央区の信濃川を挟んだ両岸部に所在し、大きく分けて古町、万代、新潟駅周辺の三つのエリアに分けられる。

新潟県民会館これまでの歩み

1936年 新潟市営白山野球場竣工。

1964年6月16日、新潟地震で被災。

1967年11月25日 全国から集まった義援金や復興支援金を元に建設、開館。

新潟県民会館がお得意のジャンル

大ホール

オーケストラコンサート,オペラ・バレエ公演、舞台演劇以外にも、ミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、有名タレントの座長ショー、現代演劇、伝統芸能、落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンス・ショー等ジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

小ホール

主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられ、ジャズコンサート、小編成バンド、のコンサートや落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンスショーなどジャンルに拘らないバラエティーに富んだ催しが行われている。

新潟県民会館の公演チケット情報

大ホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

小ホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

新潟県民会館以外の新潟県の劇場ガイド

新潟県下にある公共ホールのまとめ』ページはこちら

施設面から見たホールの特色

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

「りゅーとぴあ」と共に立地条件(※1)は最高の環境にある。

大ホール

(公式施設ガイドはこちら)

2スロープ1バルコニーの多目的ホール。

客席周辺は当時流行った石壁(コンクリートグルーブブロック)天井が木質グルーブパネルと言った(音響的に)変な構成の妙ちくりんなホール。

1階フロアー大向こう背面壁はホールドア同様の吸音材をウレタン系人造皮革?で表装。

通路の無い大向こう席

2階フロアー大向こう背後の壁面は「天井反響板」が回り込んだ木質パネル壁。

しかも通路無しでびっしり客席を詰め込んである。

1階席のみの中規模ホールとしても使用可能

2階バルコニー前面に音響カーテン設備があり1階席のみの中規模ホールとしても使用できる。

ホール音響評価点:71点

§1,「定在波対」策評価点:35点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:10点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:15点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:11点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

小ホール

(公式施設ガイドはこちら)

こちらも表面凹凸加工されたコンクリート壁を塗装で表装した「天井の低い・コンニャクタイプ」(※2)のプロセニアム型ホール

ホール音響評価点:59点

§1,「定在波対」策評価点:20点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:10点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:10点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:19点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 新潟県民会館/新潟県。
  2. 指定管理者/運営団体 財団法人新潟県文化振興財団/新潟県。
  3. 開館   1967年11月25日
  4. 建設費: 9.23億円 

大ホール

  1. ホール様式 、プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   2フロアー 1,730席(固定席 1,538席/移動席 192席)
    1階席 1,136席 2階席 594席
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:間口 18.70m 奥行 15.50m 高さ 9.00m、ブドウ棚(すのこ)、脇花道、可動反響版、オーケストラピット・能舞台・花道等
  4. その他の設備 、楽屋x4、控室、リハーサルルーム、
  5. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

小ホール

  1. ホール様式 プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   1フロアー 収容人員 300席(固定席 260席/移動席 40席)
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:間口 9.00m 奥行 5.28m 高さ 3.90mブドウ棚(すのこ)、
  4. その他の設備 、楽屋x2、控室、
  5. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

付属施設・その他(詳しくはこちらとこちら)

  • 付属施設 、ギャッリーx2、展示コーナー、会議室x4、談話室x2、

デジタヌの独り言

お隣「新潟市音楽文化会館」や「新潟テルサ」も含め新潟県民は「石造り」の「ワンワンホール」がお好きなようである...。

※1、ホール設計における「立地」と「本体構造」はこちら

※2、関連舞台解説記事「芸術ホール設計のセオリーとは?」はこちら。

 

公開:2018年1月 8日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


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