『建築音響工学総覧 』 第7巻"芸術ホールのデザイン" 総合目次
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前書き 芸術ホールは「身の丈にあったコンセプト」作りから
新耐震基準不適合と施設老巧化を「錦の御旗」に、数多くのホールリニューアル計画が水面下で検討されているようだが、いずれの計画も「最初に(興業)規模ありき」では...
自治体の「身の丈に合った規模と予算」で堅実なホール計画をすることこそ一番大事なのではないでしょうか?
本項は理工系出身の自治体施設課・建築課の担当者に捧げる「失敗しない・ホール計画の手引き」講座シリーズ総集編として、芸術ホール計画を総括したコラムです。
工科系出身の建築課担当者に贈る「設計コンペ」の評価ポイントのガイド集としてまとめてみた。
全国いずれの自治体のヒアリング調査でも、
- ●プロモーター側は収容人員2000人超規模の大型多目的ホールを要求。
- ●利用者(市民団体)は数百人規模の小規模ホールを希望する。
結局は行政当局者の再就職先(土木・建築業界)への「ご祝儀・手土産?」目的なのか、巨額の債券(借金!)を発行してまで、分不相応な巨額投資を行っている"痴呆自治体"が多いのが現状の様です。
そしてこの傾向は大都市の周辺自治体に特に多く見られる様でもあるようです。
(ネ、明治時初期に立派な1つの県を任されていた元県庁所在地さん!※関連記事はこちら。)
身の丈に合った施設計画を!
現在新規計画中の行政担当者の方は今一度立ち止まって冷静に考えてみられては如何だろうか?。
「資金の目処」どころか、「敷地の目処」も立っていないのに、いきなり「収容人員」から設定するのは「おかしい」とお思いになりませんか?
愛知県や横浜市に代表される「大規模ホールに相当する収容人員」を「狭い敷地に建てた中規模施設」に無理やり収めた結果、「悲惨な施設」と化している例は全国至る所で見受けらる。
先ずは、用地(候補地)の目処と、無理の無い資金計画で、身の丈に有った施設計画を建てるべきでは無いでだろうか?
自治体当局の担当者の貴方も個人宅の新築ならそうするでしょう!
人の金(税金)なら、高級車を乗り回して豪邸(ホール)を建てても良いのですか?
プロモーターが「まことしやか」に持ちかける「捕らぬタヌキの皮算用」!
大都市周辺自治体がプロモーターの意見通りに作っても、毎日2000人を呼べるコンサートやミュージカルが興業できるわけではありません!
更に隣接している大都市には既に「有名な大ホール」は幾つもある場合がほとんどです。
狸穴総研・建築音響研究所 出自多留狸
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総合目次
- ●プロローグ ホール建設計画は『資金計画と敷地確保』から
- ●第1章 立地のセオリー
- ● 第1節 環境が悪ければ"楽器としての銘ホール"は生まれない!
- ●第2章 構造物としてのシェルター(会館)の基本仕様
- ● 第1節 振動対策
- ● 第3節、屋根(天井シーリング)は無駄な位 高くすべし!
- ●第3章 芸術ホール(オーディトリアム)に求められる音響とは
- ● 第1節 "銘ホール"とは「初期反響を"上手くコントール」したホール!
- ● 第2節 素晴らしい音響空間・オーディトリアムとは?
- 第4章 芸術ホールにおける"オーディトリアム"の音響デザイン・コンセプト
- 第1節 オーディトリアムの音響デザインコンセプトの柱は
- 第2節 "音響空間デザイン"は定在波対策を柱に!
- 第3節 オーディトリアムの フロアー(平面)形状のタイプ
- 第4節 ステージ形式による分類と留意点
- 第5章 オーディトリアムの音響デザインセオリー
- 第1節 タイプ別での留意点
- 第1項 シューボックスホール・長形ホールの場合の必須事項
- 第2項 ワインヤード(屋根付きコロシアム&ドーム型アリーナ)には安直に手を出すな!
- 第3項 平土間多目的スペースについて
- 第6章 フロアー構成
- 第2節 シートアレンジ
- 第7章 天井
- 第1節 シェルター(屋根シーリング)一体成型の天井
- 第1項「ドーム、ヴォールト」等のアーチ天井
- 第2節 内装・反響板としての天井様式
- 第1項 手法その1 大型一体型天井反響板
- 第2項 手法その2、セグメント反響板
- 第3項 欧米での円形反響板利用の例
- 第4項 逆ドーム天井反響板は気休め程度の効果しかない!
- 第3節 構造体・剥き出し天井」の音響効果
- 第4節 伝統的手法『格天井』
- 第2項 格天井の音響効果
- 第8章 壁面
- 第1節 外郭をサウンドロックとする手法
- 第2節 初期反響対策と定在波対策として重要な壁面構成
- 第1項 縦格子を用いた2重壁構造
- 第2項 通常の表装に使う素材について
- 手法1 「グルービング(溝)加工」をほどこした壁面用パネル
- 第3項 表面凹凸加工による初期反響低減と石材内装ホール改修(改築)について
- 第3節 音響拡散に用いられる壁面装飾オブジェ"音響拡散体"
- 第2項 近年の音響拡散手法
- 第4節 シューボックスホールでの留意点
- 第9章 多角堂の持つ魔性!
- 第2節 平土間には絶対に使用するな!
- 第4節「天井の高い6角堂」は安普請の「靴箱」より良い結果を生む場合も!
- エピローグ 「カラクリ」に頼らず「丁寧な設えのオーソドックス」なホールを目指せ!
- 後書き 理想のオーディトリアム空間と『 匠の技 』
公開:2018年8月 6日
更新:2024年12月15日
投稿者:デジタヌ
『 建築音響工学総覧 』第6巻 応用編-2- Parabola Sound Reflector「パラボラ収束音場・クロス拡散法」ー< TOP >『建築音響工学総覧 』第7巻・芸術ホールのデザイン Page1.序章 コンセプト造り




