連載『 Osaka international airport "伊丹空港"は廃港!?となり阪急空港線が開業する!』ー第4回ー
★第4節 なにわすじ線十三支線(新大阪支線)が実現出来ない"大人の事情"とは...
以下の「大人の事情(利害・思惑)」で、大口出資者(投資ファンド)の承諾!を得ないと阪急電車の"経営陣"の一存では、"神線"建設事業は出来無く!なっています。
第0項 21世紀の日本は3E並立を目指す世紀...
(Version2,Revision9ー2023年9月2日♥敗戦記念日!版)
21世紀の日本は...
『現状の♥ resource を有効活用して無駄な重複投資を省き、ecology(エコロジー)economy(節約)に配慮した evolution (進化)の3Eを並立すべき世紀』
労働組合との馴れ合いを断ち切り!『既存交通事業の restructuring(断捨離・再編・合理化)で♥ reconstruction(再構築・復興・再建)が不可欠な時節』なのです。
そして陸・海・空の運輸事業者が"一つ"となって21世紀の脅威(巨大国際資本の横暴)と立ち向かい!
日本を滅亡の危機から守る!世紀なのです。
参※)当サイト関連記事 運輸業は一家!事業者はみな兄弟! はこちら。
第1項 阪急・阪神ホールディングス誕生の裏には...
1991年のバブル景気崩壊を契機に、鉄道事業者に限らず
陸・海・空の大手運輸事業者は強い絆(資本)で結ばれた義兄弟!となりました
参※)当サイト関連記事 運輸業は一家!事業者はみな兄弟! はこちら。
第0目 鉄道事業者(経営陣)を取り囲む複雑な背景が...
別稿(※011)で詳述した様に、現在大手鉄道事業者は強い絆(資本)で繋がって、大親分(財務省)の下に集う義兄弟の舎弟達!です。
- ●JR共通の大株主(財務省所管の)政策投資ファンドは損失(配当減配)に繋がる無駄な設備増強(新線建設・車両増備・増員)は避けたい。
- ●運輸賊を突く土建syndicate(cartel)は、中長期経営ビジョンが立てやすい長期にわたるビッグプロジェクトが欲しい。
- ●自民盗は合法的賄賂(政治献金)と裏金作りのために、土建 syndicateに"ご奉仕"したい!
- ●同じく、地元寄業の"身方?巧妙統"は地場中小土建屋に良い顔をして、選挙協力を得たい!
- ●経産省を突く鉄道機材 syndicate(cartel)は海外輸出減少の穴埋めを内需拡大?で何とかしたい!
- ●目代( Governor)を各県に派遣している総務省は、何とか駅前"地上げ"で自治体の税収アップを図らせてあげたい!(※012)
- ●厚労省を後ろ盾にした労組(患部)は組合分裂に繋がるような reconstruction(路線網再編)で既得権益を失いたくない!
参※011)当サイト関連記事 今や鉄道事業者間にライバル争などは無い!共存共栄路線を走る義兄弟・線友! はこちら。
参※012)当サイト関連記事 運輸族代議士と自治体長・地方議会議員が連んで"鉄道新線(駅)を建設したがる訳は... はこちら。
新鮮?建設は...
なので、鉄道機材 constructor syndicate(cartel)のロビー活動を行う lobbyist が業界・政府御用達!のadvertising agency 伝痛!ネットワーク末端の、零細広告代理業・content 制作"AV"プロダクションから"お小遣い(取材協力費?生活費!)" を貰って"凌い"でいるような、おバカな高痛解説傾 Youtuber、(※013)では理解できない!様な、複雑な政治的背景「大人の事情(利害・思惑)」の妥協点!が、鉄道新線建設を決定付けるのです。
参※013)当サイト関連記事 新線建設派・運輸族の宣伝塔・公報型意図あり!タイプ Youtuberとは... はこちら。
★
第1目 ホワイトナイトは財務省所管の投資ファンド!だった
バブル景気が消泡して、おまけにその後に起こった不良債権問題処理のための「金融ビッグバン政策」による暗黒の10年間!で、富(大企業)が東京都に搔っ攫われて、大阪市は(大阪経済が疲弊して税収を失い!)
財政再建団体となり、"なにわ筋線"は、タイムカプセルに封印されて「長い眠り!」につかされたのです。
つまり、都市計画指定されている"なにわ筋線整備計画"(※11)へは、今以上振り向ける資金など無いのです!
参※11)当サイト関連記事 政治用語!スキームの語源となった Scheme は "企み!"を表す単語で言い得て妙 ... はこちら。
1991年2月 バブル景気消泡!で阪急電車に存亡の危機!が...
- ●1995年1月17日 阪神淡路大震災被災
- ●1996年3月 JR難波駅地下化(なにわ筋線接続準備工事!完成)
- (1996年10月8日 JR西日本株式公開東証上場)
- ※鉄道事業者の急場を助けてくれていた現・日本マスタートラスト信託銀行から海外金融機関が撤退して、完全に国内金融怪資本化されて!現財務省所管の政策投資ファンドが誕生!したわけです。
2000年 国策投資ファンドが大手運輸事業者の再建に乗り出す
- ●2000年6月に純国内金融資本で日本トラスティ・サービス信託銀行を立ち上げて阪急を含む鉄道事業者の再建に立ち上がる。
2001年 中央省庁再編
- ●2001年1月6日、中央省庁再編で国土交通省誕生、経産省、財務省誕生
- ●2005年 海外資本が完全撤収して、金融ビッグバンで立ち直った国内金融怪の100%体制となり、2行目の国内金融系政策投資ファンドが誕生!
2002年 阪急電車グループ経営再建に向かう
※当時外資系投資ファンドだった、日本マスタートラスト信託銀行と純国内資本の日本トラスティ・サービス信託銀行(現日本カストディ銀行)の融資を受け入れ、本格的 reconstruction(経営再建)に乗り出す。
- ●3月29日 リース会社 S&H Railway Co,Ltdに商売道具(全車両)質入れ!当日よりリース車両による営業(利払い)開始!
-
2002年 阪急新大阪連絡線事業廃止申請
同年12月6日(新大阪 ⇔淡路間 1.680 km 、神崎川 ⇔新大阪間)(2003年3月1日許可)
2004年 グランフロント計画発進!
- ●3月、(※阪急も加わって)大阪駅北地区まちづくり推進協議会設立。
- ●10月 なにわ筋線 近畿地方交通審議会で再度審議される。
2005年 阪急ホールディングス誕生!
- ●日本マスタートラスト信託銀行が金融ビッグバンで立ち直った?国内金融資本の100%出資となり!政策投資ファンドが誕生!
- ●2005年4月1日 阪急ホールディングス㈱の誕生で、阪急電鉄株式会社は株式非公開の完全子会社となる。(※03)
参※03)当サイト内関連記事 ホールディングスとは はこちら。
2006年 阪急阪神ホールディングス誕生
- ●6月27日 阪急ホールディングスがTOBで阪神電鉄を傘下に収める。(同年10月1日阪急阪神ホールディングスと商号変更して完全子会社化)
※この時手助け(TOB資金融資)したのが日本マスタートラスト信託銀行です!
前途した様に、当時の阪急ホールディングスは商売道具を質入れして迄経営再建の真っ最中で、とても阪神電車をハゲタカファンドの魔の手から救えるほどの資金力などありません!でした。
つまり、実際に阪神電車を救ったのは、政策投資ファンドの初手柄!だったのです。
2007年 経営再建完了!
- ♥3月 リース期間満了で全車両買取(質出し!)
- ●11月:おおさか東線第2期工事(放出駅 ⇔新大阪駅間)着工。
- ●12月19日 平松邦夫氏自公推薦無所属で大阪市長初当選。
2008年 リーマンショックで鉄道機材 constructor syndicate(cartel)から狙われるご時世に...
- ●1月27日 橋下徹氏 大阪府知事初当選
- ●9月 リーマンショック勃発!
- 同月 阪急淡路駅周辺連続立体交差化都市計画事業着工!
参※31)当サイト内関連記事 スキーム (建設費負担枠組み)は整備新幹線 建設だけではない!都市計画事業でも... はこちら。
第3項 現在の阪急阪神ホールディングスは...
阪急・阪神ホールディングス関連事業者
阪急電車の子会社能勢電(株式98.5%所有)、そして阪急電車・阪神電車の全株式を保有しているホールディングスです。
下記グループ事業者以外にも、神鉄と競合(協調)路線を運行している"神秘バス"にも間接出資しています!
※エイチ・ツー・オー リテイリングは阪急・阪神ホールディングスの子会社です、
グループ企業がお互いの株を持ち合うのは昔からの習わしでもあります。
2005年4月1日に阪急電鉄株式会社が阪急ホールディングス株式会社となり、(阪急電車が完全子会社化)
2006年6月19日に阪神電鉄を完全子会社化しました。
同年10月1日に阪急ホールディングスから阪急阪神ホールディングスに商号変更。
主要株主
(2021年3月31日現在)
- ●日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 7.80%
- ●株式会社日本カストディ銀行(信託口) 4.80%
- ●日本生命保険相互会社 2.15%
- ●エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 1.73%(阪急・阪神ホールディングスの子会社)
- ●STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 1.66%
- ●株式会社日本カストディ銀行(信託口7) 1.61%
- ●株式会社日本カストディ銀行(信託口5) 1.60%
- ●株式会社三井住友銀行 1.48%
- ●株式会社日本カストディ銀行(信託口6) 1.42%
- ●株式会社日本カストディ銀行(信託口1) 1.27%
山陽電鉄
阪神電車の資本受け入れていますが、東証に上場している上場企業です。
なので、昔からの一般投資家も多く、投資ファンドにとっては近鉄同様に運転しずらい!会社でもあります。
主要株主
(2022年3月31日現在)
- ●阪神電気鉄道株式会社 17.5%(※阪急・阪神ホールディングス完全子会社)
- ●日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 5.4%
- ●関電不動産開発株式会社 5.0%
- ●株式会社三井住友銀行 2.8%
- ●みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 川崎重工業口 1.2%
- ●日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託神姫バス口) 1.2%
- ●三井住友信託銀行株式会社 1.1%
- ●鹿島建設株式会社 1.0%
- ●モロゾフ株式会社 0.9%
- ●兵庫県信用農業協同組合連合会 0.9%
神戸電鉄
こちらも東証上場企業です。
山陽電鉄同様に昔からの一般投資家も多く、投資ファンドにとっては山電同様に運転しずらい!会社でもあります。
主要株主
(2022年3月31日現在)
- ♥阪急阪神ホールディングス 27.31%
- ●日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 4.76%
- ●三井住友銀行 3.91%
- ●日本カストディ銀行(信託口4) 1.35%
- ●みなと銀行 1.04%
- ●阪急電鉄 0.97%
- ●三井住友信託銀行 0.59%
- ●日本カストディ銀行(信託口) 0.53%
- ●三菱UFJ信託銀行 0.52%
- ●DFA INVESTMENT TRUST COMPANY-JAPANESE SMALL COMPANY SERIES 0.42%
第2目 運輸事業者連合会(trust)!を率いている政策投資ファンド
日本の大手運輸事業者は、日本マスタートラスト信託銀行と日本カストディ銀行が♥Hub となって、独占禁止法に抵触し無いレベルで、アライアンス関係(広範囲にわたる提携関係)trust を結成して、♥共存共栄!を図っているのです。
参※)当サイト関連記事 今や鉄道事業者間にライバル争などは無い!共存共栄路線を走る義兄弟・線友! はこちら。
参※)当サイト関連記事 運輸業は一家!事業者はみな兄弟! はこちら。
日本マスタートラスト信託銀行
有価証券の保管や管理事務を行う日本の資産管理業務に特化する銀行(信託銀行)である。設立当初はJPモルガン系だったが、現在は株式を三菱UFJ信託銀行などが保有している。《日本語ウィキペディアより引用》
生い立ち
- ●1985年 米国系のハゲタカファンド?チェース・マンハッタン信託銀行として設立
- ●1999年 ドイチェ・モルガン・グレンフェル信託銀行→ディーエムジー信託銀行に改称しました。
- ●2000年 金融ビッグバンで立ち直った?国内金融資本が加わって日本マスタートラスト信託銀行に改称
- ●2005年 海外資本が完全撤収して、♥国内金融資本100%体制となり、2行目の国内金融系政策投資ファンドになる!
主要株主
(2023年4月1日現在)
- ●三菱UFJ信託銀行 46.5%
- ●日本生命保険 33.5%
- ●明治安田生命保険 10.0%
- ●農中信託銀行 10.0%
日本カストディ銀行
日本マスタートラスト信託銀行と同様の投資ファンドです。
生い立ち
- ●2000年6月 金融ビッグバンで立ち直った!?純国内金融資本の日本トラスティ・サービス信託銀行として発足。
- ●2020年7月27日 日本トラスティ・サービス信託銀行が資産管理サービス信託銀行とJTCホールディングスを吸収合併し、日本カストディ銀行に商号変更。
主要株主
(2020年7月27日現在)
- ●三井住友トラスト・ホールディングス株式会社 33.3%
- ●みずほフィナンシャルグループ 27.0%
- ●りそな銀行 16.7%
- ●第一生命保険株式会社 8.0%
- ●朝日生命保険相互会社 5.0%
- ●明治安田生命保険相互会社 4.5%
- ●㈱かんぽ生命保険 3.5%
- ●富国生命保険相互会社 2.0%
勿論これら国策投資ファンドの母体(出資者となる)各金融機関には財務省OB、OGも多数!天下り!しています。
公開:2018年11月23日
更新:2024年3月10日
投稿者:デジタヌ
連載『 Osaka international airport "伊丹空港"は廃港!?となり阪急空港線が開業する!』ー第3回ー< TOP >連載『 Osaka international airport "伊丹空港"は廃港!?となり阪急空港線が開業する!』ー第5回ー
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