狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 Osaka international airport "伊丹空港"は廃港!?となり阪急空港線が開業する!』ー第3回ー

第1節 そもそもの阪急空港線妄想の母体となった新大阪連絡線計画とは

第1目 東海道新幹線が開通した1960年代、新大阪駅周辺は将来の新都心を約束されていた!

つまり、1960年代の北方貨物線の周辺が未開発の農地だったころ将来の副都心計画を見越して、

●1961年に淡路駅⇔ 新大阪駅 ⇔ 十三駅間 (4.030 km) と新大阪駅 ⇔ 神崎川駅間 (2.963 km)の事業免許を取得し、新大阪連絡セン事業用地として周辺の農地!を「叩いて取得」しておいたわけです。

しかし時代は移り変わり、無秩序に建設した新線の運営を押し付けられた国鉄は「ついに経営破綻して」

1986年12月バブル景気始まる

●1987年4月1日に解体・国有会社化が断行されて、JRグループ各社が誕生したわけです!

大阪梅田新都心計画「グランフロント」再開発事業とのからみ

●1987年の国鉄解体・国有会社化で国鉄清算事業団の手に渡った大阪駅北地区(旧大阪鉄道管理局・梅田貨物駅)の「再開発事業計画「」が始まりました!

●1991年2月 バブル景気消泡!

●2002年12月6日に"半休"は、新大阪⇔淡路間 (1.680 km) と神崎川 ⇔新大阪間の事業許可廃止申請を提出して両区間とも2003年3月1日に正式廃止となりました!

これにより、事業許可が有効なのは十三 ⇔新大阪間 (2.350 km) のみとなっています。

そして、2004年には大阪市・国鉄清算事業団が「大梅田貨物ターミナル」移転で合意して、

●2004年には「大阪駅北地区街づくり推進協議会」?なる組織が設立して、同年中に関西経団連が主導して阪急さんも加わった「うめきたまちづくり推進機構」が発足して「大阪駅開発プロジェクト」が本格的に始動しました!

●2008年9月 - 阪急淡路駅周辺連続立体交差化都市計画事業着工!(※01)

●2009年に大阪市都市計画局の隠れ蓑「駅北地区開発特定目的会社株式会社KMO」が設立されて2012年には完成後の運営に当たる「一般社団法人グランフロント大阪TMO」が設立されました。

●2012年12月 これに呼応するように阪急新大阪ビルが開業しました!

第一期工事としての「グランフロント」事業は2013年4月26日に完成しました。

参※01)当サイト関連記事 総額2,326億円以上!が確定した"阪急淡路駅周辺連続高架橋"「都市計画事業!」の誤算?とは... はこちら。

うめきた駅周辺整備事業

続いて「うめきた開発特定目的会社」が設立されて旧梅田貨物駅跡地の再開発事業が(2020年現在)進められています。

2023年3月18日にうめきた駅は、大阪駅地下ホームとして開業して、東京駅同様に「現大阪駅」の地下ホーム!として「地下連絡通路工事」で結ばれて一体運用が開始されました!更に新たなJR北口駅ビルと大阪駅西口ビル(高層ビル)が建設されています。

という事で、お気楽な「鉄オタ」や土建屋の親方たちが期待する「阪急新大阪連絡セン」は実現センでしょう!(※12)

つまりは、JR東海と与党整備新幹線CPPTがむきになって、新大阪駅巨大乗り継ぎ駅妄想を強引に推し進めて実現させた?時点で、「阪急新大阪ビル」をJR東海新大阪駅ビルとして譲渡する契約が成立したら、現在も残っている新線用地を高値で売り逃げるつもりでしょう。(※13)

痛み空口(大阪国際空港)が abandoned airport となれば...

さらに冒頭で述べたように、軽罪怪4団体との「大人の事情(利害・思惑)」の調整がつけば?、

2023年の何話筋(なにわ筋)線開業と同時に"痛み空口(大阪国際空港)"は abandoned airport (廃港)!となり、めでたく!新大阪駅周辺の高さ規制が解除されて! 新大阪副都心開発(駅前市街地再開発)事業がスタート

出来るでしょう!

参※12)当サイト関連記事 阪急 新大阪連絡線 は 幻の京神連絡線 として計画されていたが... はこちら。

参※13)当サイト関連記事 日本の私鉄におけるフィロソフィー抗争?の歴史(絶対に損をしない阪急の経営哲学)はこちら。

 

公開:2018年11月23日
更新:2024年3月10日

投稿者:デジタヌ

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