狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

essay 『 整備新幹線は日本を滅ぼす!全幹法は憲法違反の悪法!』ー第6回ー

★エピローグ 日本の交通政策は抜本的な見直しが必要では...

周りが海で囲まれた島国日本では、ヨーロッパ諸国の様に高速鉄道で周辺諸国のMetropolis(大都市)と直接結ぶことはできません!

欧米先進国に限らずロシア・中共でさえ!鉄道と・空路は競合するのではなく!、"協調"して「お互いを補完し合って」共存共栄!を図る世の中になっています。

第0項 再度のJR路線網のビッグバンが必要では

  • ●北陸新幹線・大阪延伸問題
  • ●北陸3県のJR西日本飛び地問題
  • ●リニア中央新幹線の大阪延伸問題

急場しのぎで、行った国鉄・解体・分割・特殊法人化でしたが、JR各社のdistrictがここに来て、多方面にわたる問題を噴出しています。

全幹法は100年の大系など考えていない!

全国新幹線整備法(全幹法)は「100年の大計」を考えたような、崇高なものではありま線(せん)!(※71)

しかも現在の鉄道事業法を前提にした法律ではなく、旧・日本国有鉄道法前提制定された法律!です。

金権慾にまみれた政治ゴロ!共がやっていることは、常にその場しのぎの場当たり的な付け刃施策!にすぎません。

参※71)当サイト内関連記事 全国新幹線鉄道整備法 は国民の 誇り ? ...それとも 埃 まみれの 負の遺産 !? はこちら。

第1目 基本は鉄道事業法!

前途した様に、国鉄解体・特殊会社(特殊法人)化を、容易に行うために、

1986年12月4日にそれまでの日本国有鉄道法地方鉄道法を統合した鉄道事業法!が公布され、旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律(同日施行)で(将来の完全民営化を前提とした)特殊会社(特殊法人)として"JR各社が出発進行"しましたが...

(JR3島を除き)現在は完全民営化(株式公開・上場)!している会社法(2006年5月1日施行)に下ずく民間企業です!

鉄道路線は民間企業の可処分資産!

その後、1991年9月27日に特別立法新幹線鉄道に係る鉄道施設の譲渡等に関する法律」施行に伴い、JR本州3社と新幹線施設譲渡契約を交わし東北・上越新幹線、東海道新幹線、山陽新幹線が各社に譲渡(払い下げ!)され各社の♥可処分資産となりました。

つまり、鉄道路線は互いに trade(売買)出来る、♥可処分資産なのです。

第2目 境界駅(Distric)はドサクサ紛れでいい加減に決めただけ

国鉄解体・特殊会社(特殊法人)化の際に取り決められた Distric(サービスエリア※93)と境界駅は適当に決めただけで法的根拠はありま線(せん)!

参※93)当サイト内関連記事 日本人(鉄オタ!)が間違いやすい重要な英単語・慣用句 はこちら。

参※94)当サイト内関連記事 JRTT 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 が改組して総合リース業になれば... はこちら。

第3目 鉄道事業法では路線廃止は届だけ♥移譲手続き!だけの問題

軌道法とは異なり、路線廃止は鉄道事業者の届だけで成立!します。

なので、各地でJR各社が営業放棄!した路線を3セク泥船鉄道が引き継げる!のです。

つまり、路線譲渡は♥当事者同士の協議で成立!できます

第4目 無駄な重複投資を避けるには

例えば北陸新幹線大阪方面"単独延伸"案(※91)は、JR3社が完全民営化(投資ファンド資本下)する以前に計画された、妄想にすぎません!

京都府の北山山中をさ迷って!も、ヒグマ・イノシシ・ニホンザル・シカぐらい"しか"、利用?は見込めない!しょう...

更に銃弾される、京都府民・京都市民は債券発行の為に、健全財政を装う目的で、公共サービス低下!と住民税UPに苦しんでいます

政権よとう(夜盗)政治ゴロ!の私利私欲の為だけに、大事な血税を投棄するのはどう考えてもおかしい!といえるでしょう。

参※91)当サイト関連記事 京都市には北陸新幹線建設スキーム負担が出来る余裕など無い! はこちら。

★第1項 世界のShinkansenのトレンドは国際空港直結に!

世界の traffic network の trend は"住み分け"による"共存共栄!"の時代となっています!

21世紀の現在は、鉄道とハイウエー 空港(空路)は互いにライバルではなく、「"住み分け"による"共存共栄!"」を図る時代になっています!

欧米先進国はもちろん中共!でさえも...

国際空港・高速鉄道(&地下鉄)・インターチェンジは統合されています。

つまり、政治ゴロの連中が「地上げ」を狙い新幹線神社(国交省鉄道局)に千日参りをする時代ではなくなっているわけです!(※91)

参※91)当サイト内関連記事 運輸族・地方議会議員が鉄道新線を"建設したがる訳!"とは... はこちら。

第1目 新幹線と在来線が乗り入れているフランクフルト空港駅

以下はフランクフルト(Frankfurt am Main)のフランクフルト空港(Flughafen Frankfurt Main)の例です。

DB(ドイツ鉄道)の高速新線(Schnellfahrstrecke Köln-Rhein/Main)フランクフルト空港遠距離駅(Frankfurt am Main Flughafen Fernbahnhof)と、

Interurban(都市圏高速電気軌道・都市圏近郊電車)及びバス事業を一括しているRhein-Main-Verkehrsverbund(フランクフルト地域交通事業体)(※92)

の一員でもあるDB Regioが運行するS8とS9の

Interurban(都市圏高速電気軌道)のフランクフルト空港線(Flughafenschleife Frankfurt)(S8 と S9)とDB Regio MitteVlexxHessische Landesbahnの各事業団がregional line(地域ローカル線)を直通させています。

参※92)当サイト内関連記事 都市圏 広域交通事業体 Metropolitan Transportation Authority の必要性! と実現への途とは... はこちら。

★第2項 欧米各国の高速新線は貨客共用路線!がトレンドに

※欧州オーストリアOBBの新幹線鉄道規格新線の例

日本に刺激されて高速鉄道網建設に熱心だったフランスでも、在来線の普通列車や貨物列車も走れる「新幹線鉄道規格新線」を建設しています。

イギリス、ロシアでは従来からあった路線を「高速列車も走れるように改修」して高速列車を走らせています。

"並行在来線・廃止問題"も生じなく貨物輸送にも対応できる 新幹線鉄道規格新線 への"完全お引越し"こそ令和の「regional line」の向かう姿ではないのでしょうか...

無謀な「古?(フル)規格 整備新幹線 建設推進」路線に拘らずに...

発展途上国を除く欧米の先進諸国!では、日本型新幹線建設から「新幹線鉄道規格新線」建設路線へポイントを切り替えて"転線"しています!

SHINKANSEN建設熱?に侵されているのは、アジアにある身の程知らず?の発展途上国だけです!

★第3項 交通政策は抜本的な見直しが必要では 

第1目 まだまだ足らない地方(国際)空港!

冒頭で述べた通り、海と山峯で分かたれた細長い「日本劣等!」、(特に本州と海(海峡)で隔てられた北海道・四国・九州各島部)では、(わざわざ大回りして迄)限られた"通行路"である架橋・トンネル(青函トンネル、本四備讃瀬戸線、関門海峡トンネル)に頼らざるを得ない鉄道よりも、直接(point to point)で主要都市間を結ぶ「空路」のほうが効率的な訳です!(※94)

特に、全島に一か所もMetropolis(大都市・政令指定都市)が存在しない四国では...

新幹線に期待を寄せること自体がナンセンス!というよりは"無謀!"です。

新幹線を欲する前に、まずは企業誘致で魅力的な雇用を創出して、若者の(首都圏への)流出を防ぎ、都市部(県庁所在地)の人口そのものを増やして、都市間移動利用者を増やす努力が必要でしょう!

参※94)当サイト内関連記事 Metropolis が無い四国では四国新幹線は「実現できても、事業持続できない!」 はこちら。

各県庁所在地には地方国際空港を

更にすでに新幹線が通っている、zone(地域)でも、世界の主要都市と直接(point to point)で結べる地方・"国際空港"建設を推進したほうが、地域振興(国際企業誘致・雇用創出)に役立ちます!

USAでは、地方都市のRegional Airportは当たり前として、Interstate Highway(州間自動車道)からも離れている、ちょっとした観光地・田舎町!にもmunicipal airport(市営空港)が完備されていて、(passenger serviceをなくした)Freight railway(貨物鉄道)沿線の町々からも、都会(中核都市)のairport へのアクセスが確保されています!

参※)当サイト内関連記事 コロラド州に見るロッキー越えの passenger traffic(旅客輸送)の栄枯盛衰 はこちら。

第2目 高規格幹線道路と鉄道新線はセット建設で

前途した通り、国交省とは名ばかりの"呉越同舟"組織の為に、旧建設省関連の自動車専用道、旧運輸省関連の空路・鉄道網が"与党整備新幹線建設推進派運輸族の策略?"でリンクしていないのが現状です!

世界的にみても、「航空管制が心配される」ほどに、米国並みの民間機用の空港・飛行場が整備されているのにも関わらず、上記した、鉄道・空港・自動車専用道が機能的に統合されておらず、うまく機能しないバラバラな個々の輸送網となっていまっています!

今後は、不要不急の整備新幹線計画(全国整備新幹線法)を改めて、空港⇔都市間の連絡鉄道、地方都市での自動車専用道I.C.と空港の一体化(地下道による空港乗り入れ)などを促進する施策が必要でしょう!

さらに、現在個別に調査(地質・需要予測)されてroute設定されている、Shinkansenなどの新線、とhighway(幹線道路・自動車専用道)の計画Routeは抜本的に見直して、中国のように「Shinkansenとhighwayを"1set"として計画」しなおして、(地質・地盤などの)リスク回避を行うべきでしょう。

第3目 例えば羽越新幹線よりも庄内空港アクセス新線建設のほうが...

一例として庄内空港(庄内平野)のアクセス改善例を示します。

総延長約28㎞の庄内空港連絡線(事業費約4千2百億円)を建設すれば、羽越新幹線妄想は必要なくなります!

庄内空港連絡線

羽越本線 大山駅付近から酒田駅までの約22㎞と 酒田短絡線(約0.6㎞)、鶴岡短絡線(約3km)

の都合25㎞の単線・電化高速新線(最高時速160㎞/h)建設すれば、羽越新幹線妄想は必要なくなります!

この他にも
  • ●小松空港新線 延長約18㎞
  • ●松本空港新線 延長約10㎞
  • ●出雲空港新線 延長約10㎞
  • ●鹿児島空港線(肥薩線新ルート)約14㎞
  • ●高知空港連絡線(とさでん支線)約2.7㎞
  • ●高松空港線(琴電支線)約8.5㎞

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公開:2019年7月20日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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