狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 大井町線なら羽田空港アクセス線・"西山手ルート"経由で羽田空港直通!も実現》ー第6回ー

第6回 背景にある大人の事情「政府と東京都の反目」とは?

バブル景気崩壊(1991年2月)が、正確に言うと"後始末"の金融ビッグバンが火事場泥棒"成金東京都"を生んでしまい、

富(財源)を生む優良企業の本社(税源)を手中に収めた東京都は、政府(助成金)に頼る必要がなくなりました!

これが首都圏交通事業者 Federation(trust)の協調・連携を阻む(※21)問題!ともなっています。

東京国際空港(羽田)⇔成田国際空港 間の transit 旅客運輸でも、朝夕ピーク時の波動需要を上手く分散できレバ...

無駄に昼間時に"お昼寝"させる車両への重複設備投資を軽減!出来るわけです。

参※21)当サイト内関連記事 鉄道事業者 同士が ライバル 関係で覇権を争う ご時世 では無くなっている! はこちら。

第1項 バブル景気崩壊による不良債権処理と金融ビッグバンが

つまり東京都(庁患部官僚)は...

バブル景気崩壊→不良債権処理問題→金融ビッグバン→優良企業本社の東京一極集中→財源確保→黒字財政→政府(助成金)依存体質脱却!

となり政府(国交省)の言う事を素直に聞かなくなった!わけです。

1枚岩だったはずの官僚機構が仲違いを

元来・経済怪をバックにした経産省・国交省と目代を養成!している総務省の3省は緊密な関係にあるのですが...

バブル景気崩壊で、中央省庁の派遣(出向)組都庁患部官僚が造反!に転じたわけです。

つまり内輪揉め状態となったわけですが...

その表れが東京都都知事直轄の「東京都政策企画局調整部渉外課」が行っている首都移転断固反対プロパガンダ であり、

国土交通省が中心となって煽動!している「首都機能分散」プロパガンダです。

つまり、首都圏交通網は、この両派の内輪争いの場になってしまったわけです。

第2項 東京都(庁)の都市計画・交通施策?は

東京都(庁患部官僚)は、財源確保の為に企業(本社・事業所)は手放したくないが、住人には出て行ってほしい!(※22)という虫の良い考えで成り立っています!

参※22)当サイト関連記事 首都圏の" 通勤5方面作戦 "の実態は"都民汲み出し作戦!" はこちら。

第1目 ビジネス拠点・オフィス街・商業施設開発に絞った駅前再開発

渋谷駅周辺(商業施設)再開発、高輪ゲートウェイ(オフィス街)整備など、財源確保(税収)に繋がる公共事業に重点を置きたい。

第2目 都内での大規模ニュータウン開発は行いたくない

URが行っている都市型高層住宅などの大規模居住区再開発には(公共インフラ整備にお金がかかるので)手を貸したくない!

第3目 嘗て目指した東京メトロ完全民営化と都営交通事業の一元化

20世紀中!は政府と共同出資している東京メトロの完全民営化と、東京都の交通事業の一元化を達成したかった!(※23)

参※23)当サイト関連記事 東京メトロ と 都営地下鉄 の経営統合が進まない理由とは... はこちら。

2004年4月1日設立の特殊会社

東京地下鉄株式会社法に基づく

株式非公開 非公開

主要株式  

政府(財務大臣名義) 53.42%
東京都 46.58%

主要株主が"財務省"!?となっているのは"形式的"な都合で、実際には国交省鉄道局が元お役人!を役員として派遣(天下り)しています。

つまり執行役員もほぼ1:1の構成で、必ずしも政府(国交省&与党運輸族)の意見(審議会答申に示された"提言"が通らなくなっています。

なので...おばちゃまが

今世紀に入り路線転線!

但し2008年9月のリーマンショック以降に起こった投資ファンドの国策化で、TokyoMetroの公営企業体質堅持!に"転線"したわけです。

何故ならば、完全民営化とは自らの権益を無くす(鉄)路に繋がるからです

参※)当サイト内関連記事 運輸"続"(旧運輸省派)の天下は終わった!今や財務省所管の政策投資ファンドが水先案内!する時代に... はこちら。

第3項 政府の首都圏構想は

田舎ッペよとう(運輸"続")は、「首都県交通網の整備?」を"錦の御旗"に巨額公共投資を目論んで、地下鉄新線を推進したがっているわけですが...

参※)当サイト内関連記事 よとう運輸族・地上げ一派が痴呆自治体と連んで"鉄道(駅・益?)建設に拘る訳"とは... はこちら。

第1目 ビッグプロジェクト(土建)で景気対策???を

夜盗(よとう)は horse & deer の一つ覚えで、「リターン(政治献金)が大きい」大規模土木事業に走り、地元痴呆偽員連中は、自らの権益(合法的賄賂・選挙協力)に繋がる"地上げ"の為に鉄道・地下鉄(新線・新駅)を建設を推進したがるわけです。(※24)

一つの表れが、つくばTX延伸夢想でしょう...(※25)

参※24)当サイト内関連記事 運輸族 ・ 地方議会議員 が 鉄道 新線を "建設したがる訳!" とは... はこちら。

参※25)当サイト関連記事 つくばエクスプレス 東京駅延伸計画 は JR 羽田空港連絡線 事業認可で夢と潰えた! はこちら。

第2目 首都機能を分散してリスク回避をしたい???

2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災発生時に露呈した、帰宅困難者問題解消を"錦の御旗"(決め手)として、首都圏全域に首都機能を分散させて、表向き(企業・職場の)東京一極集中を回避して...駅前一等地の"地上げ"をして、支援者(地上げ屋・不動産業者)から政治献金を得たい!訳です。

為に、つくば学研都市、さいたま新都心、みなとみらい計画に巨額公共投資(血税投棄?)を行い、周辺諸国?への政府機関の分散、企業(本社)分散を目指しているわけです。

その表れが、東京湾横断道路、圏央道整備、第2東名高速建設、リニア中央新幹線事業推進など多くのビッグプロジェクト推進に繋がっています。

第3目 これ以上"金の生る木"を手放したくない

夜盗政権は、JR各社の"完全民営化"の失敗?を踏まえてTokyoMetroの利権・権益を失いたくない!訳です。

現在ほぼ50:50の出資比率で東京都と分かち合っている"発言権"ですが...

前途した通り完全民営化すると、政策投資ファンドつまりは財務省の手に落ちてしまい、

まったく発言権(役員)を無くしてしまうことになる訳です。

JR各社(東日本・東海・西日本・九州)のように、"いう事を聴かない?"民間企業をふやして、利権(土建業界からの献金)(※26)を無くしたくない!だけです。

参※26)当サイト関連記事 与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム とは.. はこちら。

 

公開:2021年3月 8日
更新:2024年3月28日

投稿者:デジタヌ

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