連載《 大井町線なら羽田空港アクセス線・"西山手ルート"経由で羽田空港直通!も実現》ー第7回ー
現在でも混んでいる、目蒲線に進んで、都営地下鉄に乗り入れても、さほど田園都市線のバックアップにはなりませんが...
りんかい線と、繋がれば、現在東京都が進めている"東京テレポート駅周辺(お台場)オフィス街化計画"臨海副都心"事業にも、沿えたわけですが...
肝心の臨海副都心構想が金融怪の厚い壁!に阻まれて...
第0項 西山手ルート構想が風前の灯!
JR東日本と東京都は
しかし現状JR東日本(大株主投資ファンド)は建設費と乗務員増員と車両増備を嫌って、西山手ルート(大井埠頭短絡線建設)には消極的なのです!
東京都も東京臨海鉄道大井町支線建設に消極的
更に東京都も、メリットが無い西山手ルート建設には消極的で、建設スキーム(都市計画指定)負担する気はありま線。
つまり、西山手ルートその物が風前の灯なのです。
参※00)当サイト関連記事 羽田空港アクセス線・西山手ルート実現は"りんかい線" 東京メトロ譲渡しか... はこちら。
大井町線急行を実現させた東急生え抜き派の目論見は、将来の"りんかい線"への直通でだったのではないでしょうか?!
- ♥ピンク部分が大井町新線(接続線)
上地図をご覧いただければ一目瞭然
遅くとも2041年には、長かった40年リースが満了して"りんかい線"がJR東日本に譲渡???されて、東急も一部手掛けている"お台場"の臨海副都心を通過する「京葉・新宿ライン」(※91)が開業できるでしょう???
更に、203X年の羽田空港アクセス線第1期開業で、羽田空港と直結される臨海副都心が、
俄然重要度を増して、停滞していた企業進出も軌道に乗りだすことになるでしょう。
そうなると、田園都市線利用客も、「お台場オフィス街」に流れるはず?です。
更に、りんかい線の地下駅(東急乗り入れ発着地下ホーム)を"親切"する"東急連絡新線"を建設しても僅か1~2㎞程で事足ります!
また東京都も全面協力(資金援助)してくれるでしょうから(※92)、実現にもさほど困難が伴わないでしょう!(建設費500~1000億円!)
現東急大井町駅は廃止されて、増設された「りんかい線」新地下ホーム(上下2層構造)に統合されるハズだったでしょう!
JR羽田空港アクセス線西山手ルートと同時着工すれば
道路幅が狭いので、りんかい線も小田急線のように上下2層の地下路線となっていて、地下3階が大崎方面、地下5階!が新木場方向となっている地下50m!の地底要塞駅!真面の要塞(マジノ線)ですが...
逆説的には上(部)空(間)!に余裕があります。
つまり都420号を東進して、上部を通過して、りんかい線大井町駅東側で合流すれば問題ありません!
多少厄介ではありますが...
りんかい線を大井町線地下に移設
この際りんかい線を北側(現大井町線地下)に移設して、
- ●現りんかい大崎方面は新線3階に移り現行3階は大井町線(二子玉)方面に譲り!
- ●同じくりんかい線新木場方面は新線5階、大井町線新木場方面も現りんかい線地下5階を利用すれば、
大井町駅をはさんだ東西ジャンクションで、りんかい線・羽田空港アクセス線西山手ルートと離合集散できます!且つ上下線が交差出来て平面交差しません!
★
- ●緑ライン 都市計画道(完成まじか)
- ♥マルーンのライン 想定経路
参※91)当サイト関連記事 " 京葉新宿ライン " 実現の可否が首都圏鉄道網の行方を大きく... はこちら。
参※92)当サイト関連記事 首都圏の" 通勤5方面作戦 "の実態は"都民汲み出し作戦! はこちら。
東急(経営陣)にとっては
蒲蒲線では新たに「車両増備と増員」が必要となり、しかも羽田空港には直通できま線!
大井町線直通ならば、JR直通車両は準備する必要があるでしょうが、
乗務員は、大井町駅でJR東日本と交代するので...
第2項 Tokyometro が事業参加してくれれば...
但し、TokyoMetro(りんかい線!) 大井町支線!ならば...
つまり東京都が東京臨海高速鉄道をTokyoMetroに譲渡してくれれば実現できるのですが...
東京都はJR羽田空港アクセス線建設に非協力的!というより、抑々が東京国際空港(羽田空港)その物の廃止!を訴え続けているので...
第1目 東京臨海高速鉄道㈱とは
設立 1991年3月12日設立
株式非上場・非公開 第3セクター?
という事に成ってはいますが...
※実体は天下り先確保の為の都営交通事業!です。
主要株主(2019年3月31日現在)
- ●東京都 91.32%
- ●JR東日本 2.41%
- ●品川区 1.77%
- ●みずほ銀行 0.70%
- ●三菱UFJ銀行 0.46%
第2目 東京メトロは政府(国民)・東京都(都民)が共同出資した特殊法人!
(2024年2月19日改定ーVersion1,Revision6 )
※本稿は当サイト内関連記事 東京メトロと都営地下鉄の事業統合が"進めば... の Digest edition です。
出資者!?
- ●国民;国交省(財務大臣名義) 53.42%
- ●東京都民;東京都 46.58%
東京メトロは発足当時の商法・民法で規制された法人"株式会社"を装っていますが...
東京地下鉄株式会社法(2002年12月18日施行)に基づき、2004年4月1日に設立された株式非公開・非上場の特殊怪社!(特殊法人)です。
つまり、その後2006年5月に統合(施行)された"後付け「会社法」"で規定された一般の株式会社ではありま線(せん)!
参※)詳しくは当サイト関連記事 東京メトロと都営地下鉄の経営統合が"進まない理由"とは.. をご参照願います。
特殊法人(特殊会社)とは
...法人を設立する旨の具体的な法令の規定に基づいて設立され、独立行政法人、認可法人、特別民間法人のいずれにも該当しないもののことである。2023年7月現在、34の特殊法人がある。《日本語ウィキペディアより引用》
特殊法人(特殊会社)を総括すると
第3目 地方独立行政法人の草分けだった営団!
戦前に在京民鉄も基金を出し合って、『大東京市を取り巻く公共鉄道網の有機的かつ円滑な連携』を目指して英断し、設立された営団(特殊法人)でした!
いわば、地方独立行政法人の草分け的存在だったのです。
英語表記もそのものずばり"TRTA"(Teito Rapid Transit Authority) でした!
帝都高速度交通営団法に基づき..."地下都市高速度交通事業"を目的として、1941年7月4日設立された。
資本金(基金)6,000万円は、大日本帝国政府の4,000万円、東京市の1,000万円のほか、東京横浜電鉄(東横)、東武鉄道(東武)が各200万円、京成電気軌道(京成)・小田急電鉄(旧)(小田急)が各100万円、西武鉄道(西武)、武蔵野鉄道、国鉄共済組合が各50万円を出資...《日本語ウィキペディアより引用》
♥CTA (Chicago Transit Authority, )
法制度の変遷
- ●1941年7月4日 帝都高速度交通営団法に基ずく特殊法人として正式発足。
- ●1951年4月、営団から民間基金が撤収して日本国有鉄道(旧運輸省所管)と東京都との折半の共同所有となる。
- ●2001年1月6日 省庁統合再編、財務省誕生
- ●同年6月20日 特殊法人等改革基本法成立!(2006年3月31日失効)
- ●2002年12月11日 東京地下鉄株式会社法成立!
- ●2003年7月2日 地方独立行政法人法 成立
- ●2004年4月1日 地方独立行政法人法施行 ※地方公営交通の事業団化!が可能となりましたが...
- ●同日 東京地下鉄株式会社法に基づく特殊会社(特殊法人)として旧・商法・民法に下ずく東京地下鉄株式会社設立。
- ●2005年6月29日 会社法 成立!※つまり特殊法人TokyoMetro設立当時には、現行会社法は存在してなかった!
戦後、1947年5月3日に日本国憲法が施行されて、主権在民の民主主義が始まったのにもかかわらず...
1951年4月6日に改悪されて民鉄基金が排除!されて現行の政府・東京都の折半出資となりました。
そして2002年12月18日に東京地下鉄株式会社法が施行されて、 2004年4月1日に東京地下鉄株式会社として発足したのです。
2004年4月1日施行の地方独立行政法人法に下ずく、一般地方独立行政法人TokyoMetro(首都圏広域交通事業団)でなければならない事業体です!
※つまり東京地下鉄株式会社法施行(2002年12月18日)!から2年のブランクを経て、地方独立行政法人法施行日に発足したのは、
最後の最後まで、政府・省庁内で、揉めにもめまくったからにほかなりません!
参※)当サイト関連記事 RTD(地域交通事業体) の必要性! と"障壁"労働組合活動!とは... はこちら。
つまり4者の鬩ぎあいの妥協の産物!
国交省(運輸賊)、経産省(政治ゴロ)、厚労省(労働組合)、財務省(金融怪)の鬩ぎあいで揉めにもめまくった妥協の産物!です。
第4目 TokyoMetro は運輸賊の最後の砦!
お勉強嫌いのお気楽で我儘な「ピノキオオバサン」は、
『新線構想の前に、まずは完全民営化して都営地下鉄事業と統合してから...』
などとお気楽な発言をなさっていましたが...
バブル景気崩壊以来 TokyoMetro と痴呆3セクだけが夜盗雲助共の打ち出の小槌に...
共同経営者(出資者)の"よとう(夜盗!)"内閣と国交省(キャリア官僚)と運輸賊(政治ゴロ)、経産省(キャリア官僚)は、権益を手放したくないので、総務省・厚労省を巻き込んで民営化・絶対反対の立場をとっています。
なので2021年7月に、本来は都市計画法で開発行為(利益誘導)が規制されている!(TokyoMetro の)新線建設に、国会の承認も得ずに閣議決定だけ!で国民の大事な血税を投棄!できるようにしたのです。
前途したように、東急・京急・JR東日本は関東一家羽田組!の舎弟同士です。
東急さんは、拠点となる渋谷駅周辺の"東急村"再開発事業では、東京都、とそして義兄弟!(※91)のJR東日本と緊密に連携しています!
つまり、3者は密接に"つるんでいる!"わけです(※32)
当然、「今後の東京都の都市計画」についても、詳しく知らされているでしょう...
だから、極端に不利益にならない限りは、東京都のご意向に準じた、中・長期経営ビジョンを立てているわけです!
その表れが、路線系統の統廃合となって表れています!
- ●1999年5月15日 多摩川園駅⇔武蔵小杉駅間の複々線化完成。
- ●2000年8月6日 目蒲線から目黒⇔ 田園調布間を分離、目黒線に改称。
直通運転する東横線田園調布 ⇔武蔵小杉間と共に目黒線に運行系統統合。
同日多摩川園駅を多摩川駅に改称。目黒線が多摩川駅⇔武蔵小杉駅間が東横線・目黒線の複線並列となる。
同日、多摩川(旧多摩川園)⇔蒲田間を東急多摩川線に改称して池上線と・多摩川線の一体運用開始。
- ●2010年3月15日:西谷 ⇔ 羽沢間の都市計画決定。同年3月25日:相鉄・JR直通線の起工式が行われる。
- ●2012年(平成24年)10月5日 羽沢駅⇔日吉駅間の都市計画決定(横浜国際港都建設計画都市高速鉄道第7号相鉄・東急直通線)
- ●2023年3月18日開業!
つまり新横浜線は東横線(そうにゃん"いずみ野線")系統と、目黒線(そうにゃん本線)系統はクロスする形で分離されたとして、湘南台⇔羽沢横浜国大⇔新横浜⇔日吉⇔目黒間が1体運用されるわけです。
参※91)当サイト内関連記事 今や鉄道事業者 同士が"ライバル関係"のご時世では無く!"共存共栄"を目指す時代となっている はこちら。
参※92)当サイト内関連記事 祝!相鉄・東急新横浜線"渋谷"直通いずみ野線特急復活!いずみ中央が「たまプラーザ」の様に... はこちら。
- ♥羽田空港直通
- ♥臨海副都心(東京テレポート)への事業参加
で「田園都市線の路線価値が見直され」れば、今世紀後半に訪れる、少子高齢化社会や"ヤングファミリーの都心回帰による、多摩ニュータウンの人口減少問題にも、ある一定の歯止めがかかり、"多摩ニュータウンの再開発"も進むでしょう。
大井町線の活用で田園都市線への再投資は設備更新だけで済む!
将来予想される"二子玉以遠の沿線人口(利用客)の減少"を見据えた輸送力増強策として大井町線の活用が図れて、田園都市線の複々線化などと言う馬鹿げた"過剰投資!"も検討しなくても、今世紀を乗り切ることができたでしょうに...
このあたりが、JR東日本と違って創業以来の個人株主が大井(多い)東急さんの弱点!かもしれません。
参※93)当サイト関連記事 東急 池上線 多摩川線 が21世紀を活き抜くには、LRT化で先祖返りしか...はこちら。
公開:2021年3月 8日
更新:2024年3月28日
投稿者:デジタヌ
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