狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 京阪・中之島線 "阪神直通の夢"は何処へ...』ー第15回ー

★第3節 中ノ島線の未来は超低床トラムを走らせる市内線に...

そこで、両者に都合の良いのがブリュッセル方式(※31)によるLRT化案です!

低床トラムカーなら無駄な設備!省けます。

参※31)当サイト関連記事 ブリュッセル方式(老朽地下鉄線・地上鉄道休止線のトラム路線再利用) はこちら。

第1項 もともと京阪電車はチンチン電車!

ご存じように、京阪電車は軌道法で建設されたチンチン電車から始まったInterurban(都市圏近郊電車)です。(※21)

なので、萱島⇔京橋(天満橋)間の複々線区間区間は駅間距離が短くなっています!(※21)

前途しましたように、京阪電車は『 コツマナンキン 』なので車両限界・建築限界共に一般的な低床トラムカーと大差ありません!

だから、すんなり収まり、ホームを切り下げるだけで、簡単(ホームドア不要!)に改修できます!

更に、将来此花区以内にLRTとして延伸???しても、♥バッテリーTram なら地上区間の給電設備も必要ないので、直流1500V電化のままで問題ありません!

参※31)当サイト関連記事 ブリュッセル方式(老朽地下鉄線、地上休止線のトラム路線再利用) はこちら。

♥路面あり、地下あり、高架あり! ハーグの HTM RandstadRail の例

第2項 バリアフリー対策・ユニバーサルデザイン化には毎年巨費が必要!

新交通システム日本跨座式モノレールなども含め連続高架橋や、地下鉄などの立体交差事業橋上駅舎化事業では、 バリアフリー法((2006年12月20日施行)ユニバーサルデザイン政治圧力に対応するために、

巨額の初期投資と(設備維持管理の為に)毎年の巨額出費が必要となります。

第1目 バリアフリー対策が...

これらの立体構造の駅では、バリアフリー法に対応させるために、エレベーター、エスカレータが必須となります!つまり駅施設が利用者数に係わらず大掛かり!となるのです。

バリアフリー法圧力で本末転倒!

福井市福大前西福井駅、長野市長野電鉄本郷駅)などでは、せっかく設備した橋上駅舎の使用を断念して廃止しています!

更に更に、長野電鉄(長野市)では2006年12月20日バリアフリー法が施行されて以降、

御自慢の地方都市初の地下鉄区間!(長電長野駅(始発駅)、市役所前、権堂駅、善光寺下駅)4駅で、

バリアフリー法対応(エレベーター設置)の為に、複数あった出入口通路を閉鎖!して集約!してしまいました。

これでは全く"本末転倒!"としか言いようがありません!

第2目 ユニバーサルデザイン対応には

※ホームドア このお金(20億円!)は"誰(自民党?共産党?)の懐"を潤した?のでしょうか...

さらに厄介!なのが、ユニバーサルデザイン対応、つまりホーム転落事故防止柵;ホームドア設置!です。

とても財政基盤が脆弱な地方都市・地方私鉄では設備できる代物ではありません!

ホームドア設置には毎年巨費が!...

ホームドアを導入するには、現行のCTC(列車集中制御装置)+ATS(自動列車停止装置)を、CTC+ATO(自動列車運転装置)or TASC定位置停止装置)に改修する必要があります!

つまり信号設備(地上設備)、走行車両共に大規模改修!が必要で、巨額の refinance(再投融資)必要とします!

参※)当サイト関連記事 ユニバーサルデザインはホームドア業界・政治圧力!の"隠れ蓑!" はこちら。

第3目 大きくのしかかる毎年!維持管理・設備更新費!

更に、これらの付帯設備は、一度設置すれば永久に使用できる設備ではありません!

設備には必ず"耐用年数"の呪縛!という政治ゴロの「裏金造りの資金の流れ罠(trap)」が隠されている!のです。

なので、賢明な地方都市ではこれらの設備が"不要!"な低床 Tramcar を用いたLRTの導入が進められています。

参※)当サイト関連記事 芳賀宇都宮LRTは政令指定都市・宇都宮市に至る光明 "ライトライン" となれるか?... はこちら。

参※)当サイト関連記事 今や内需拡大の標的となった"1兆円市場"!軌道会社・鉄道事業者 はこちら。

第5目 LRTだと

LRT(超低床鉄輪トラム車両使用)だと

26億円/㎞x13.4㎞約349億円!(車両購入費別、宇都宮トラム実施計画より算定)

何と新都市交通の1/10!

※参考、北陸新幹線建設でも 147億円/km

  • 宇都宮ライトレール 26億円/km(14.6km 約380億)
  • 新都市交通 大阪市長堀鶴見緑地線高架線 239億円/Km
  • 地下鉄建設 なにわ筋線計画 470億円/km!
駅前通りに関してはお国の助成も受けられます

※参0)2011年国土交通省編街路交通施設課作成 LRT等の都市交通整備のまちづくりへの効果 公式ガイダンス資料はこちら

※参0)LRTだBRTだたおとの整備等に対する総合的な支援スキーム に関する公式ページはこちら。

※国交省の支援で見違えるようになった豊橋市内

第3項 本線通勤型車両直通も今まで通りOK!

中之島線本線と京阪本線へは朝夕の本線電車も乗り入れOKです。

つまり、現在(8両編成対応の)無駄に長い途中駅のホームを2分して、主力車両京阪10000・13000系電車の4両ユニット運行に対応させて、

前後端部いずれか一方の60m部分を「超低床車両2ユニット対応の低床ホームに改修すれば...

朝・夕の本線からの直通乗り入れ便にも対応出来て、

かつ昼間の閑散時間帯の無駄も省ける!わけです。

高加減速なので「野江⇔守口市」間は所要時間短縮に!

更に、現行車両よりも高加減速なので、

むしろ有名な「野江⇔関目⇔森商事⇔千林⇔滝井⇔土井⇔守口市」間では所要時間の短につながり、

現在並行する大阪メトロ谷町線に、掻っ攫われている旅客需要の奪還!につながるでしょう!

参※21)当サイト関連記事 京阪電車 魂!近畿の数多くの 鉄道建設 に関わり経営理念を貫き通し続けた歴史... はこちら。

複々線部分では...

幸い京阪電車の複々線区間は、緩行線(外側線)にのみホームを設けた新幹線タイプ?の駅が殆どです。

なので、京橋よりか、萱島寄りの何れか片方を低床ホーム化することが可能です!

更にフクラムタイプならば、低床ホーム部分の建築限界も、通勤型車両(台車部分)の車両限界とは♥干渉しないで問題は生じません!

中央の高速線とLRT側線?の間に立ち入り禁止の防護フェンスを設ければ、安全対策も万全です。

参※22)当サイト関連記事 大都市圏にある"生活路線 "を ホームドア 設置圧力!から守り" 廃線 "の危機を回避するには... はこちら。

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公開:2007年11月 6日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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