狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 京阪・中之島線 "阪神直通の夢"は何処へ...』ー第16回ー

★第4節 新世代国産♥ Train Tram 福井鉄道F2000型の採用で...

第1項 車両比較

京阪10000系電車

  • ●4両固定編成ユニット
  • ●編成定員 540名
  • ●車両定員 先頭車130人・中間車140人
  • ●編成重量 109.5 t 
  • ●4両ユニット全長 74.2m
  • ●全長 先頭車 18,900 mm
  • ●中間車 18,700 mm
  • ●全幅 2,780 mm 全高 先頭車 4,195 mm
  • ●中間車 4,116 mm
  • ●最高運転速度 110 km/h
  • ●設計最高速度 120 km/h
  • ●起動加速度 2.8 km/h/s
  • ●減速度(常用) 4.0 km/h/s(非常) 4.3 km/h/s

アルナ車両製福井鉄道F2000形低床電車

♥ペコちゃん電車のコンセプト(小径輪軸ボギー台車・固定編成・制御機器屋根上搭載)を忠実に再現した!

ともいえる福井鉄道F2000形低床電車は、

♥純国産技術で開発を続けてきた国産低床 Tram car のパイオニア「アルナ車両」が福井鉄道♥共同開発!した、ミドルサイズの国産次世代低床トラムトレイン(※001)のホープです!

  • ●電気方式 直流600 V(架空電車線方式)(※1500V仕様も製作可能)
  • ●軌間 1,067 mm(※狭軌→標準軌対応は、逆の場合と異なり改修が容易!
  • ●動力性能
  • 設計最高速度 70 km/h
  • ●起動加速度 2.5 km/h/s
  • ●減速度(常用) 4.4 km/h/s(非常) 5.0 km/h/s
  • ●輸送能力
  • 編成定員 115人(座席43人)(※但しロングシートタイプなので想定満員状態では155% 178人/編成!※002)
  • ●車体
  • 3両固定編成(2関節タイプ)
  • 車体 耐候性鋼製車体
  • (前頭部:GFRP製)
  • ●編成長 X 全幅 X 全高 X乾燥重量;21,400mm X 2,600mm X 3,830mm X 33 ton(乗務員1名含む)
  • ●定員乗車時総重量 (55㎏X115名含む)約39.3ton
  • ●設計想定満員(定員155%178名)総重量 (55㎏X178名含む) 約42.8ton(※92)
  • ♥走行装置
  • 先頭車:通常型ボギー台車※カーブに強く乗り心地(対ヨーイング・ローリング・ピッチング)に有利!
  • 中間車:(台車懸架・単台車直接マウント・関節連結)
  • 駆動方式 平行カルダン駆動 
  • 編成出力 180 kW 主電動機 三相誘導電動機 VVVFインバータ制御 定格出量60 kW X3基搭載 
  • 想定満員時登坂能力 鉄道建設技術基準35‰をクリア
  • 制動方式  回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(つまり従来型と同じなので従来の整備技術が継承出来ます!)

※福井鉄道公式発表営業試験1次車両の導入費用 約3億9千万円には特注車両・開発費!が含まれており、2次車(汎用量産型車両)以降は、♥コストダウンする"申し合わせ"となっています!

参※002)日本では戦前から"慣例"(申し合わせ)として、通勤型(ロングシート)車両の想定満員は、定員の155%、55㎏/人!として想定最大積載重量を算定しています。

♥広い車内!

純国産・汎用技術で開発されたリトルダンサーシリーズ

本年(2023年)満を持して登場したのが純国産技術によるミドルサイズのリトルダンサーシリーズ F2000 !です。

汎用部品を使用

一般通勤車両にも広く用いられている、汎用部品(技術)を多数流用(応用)しているので、従来の超低床車両とは異なり、部品単価を抑えることが可能で、且つ整備(補修)にも長年経験のある整備技術(要員)がそのまま生かせます!

更に、鉄道事業者にとっては、予備部品も超低床車両専用(用特殊仕様)ではないので、調達が容易(経費削減)になります。

輪軸タイプボギー台車を使用

純国産技術で開発されたミドルサイズ(24m)リトルダンサー F2000 !では小径輪軸タイプボギー台車を両端車両に採用しています!

短い中間車両曲線通過も安全

市街地併用軌道走行シーン

更に短軸台車をボルスターレス構造で直接マウントする中間車両短い形式に変更されています!

つまり急カーブ走行時に起こる捻じれモーメントによる脱線(※28)にも強くなったわけです。

参※28)当サイト内関連記事 ライトライン試運転事故!で発覚した台車懸架・単台車タイプ3重連!と軌道法との相性の悪さ! はこちら。

郊外鉄道路線駅!発車シーン

プラットフォームの低床化改修が伴う低床車両導入ですが...

経過処置として現状短編成化で休止している部分のホーム改修だけでも対応できるので、5年計画ぐらいで、徐々に更新しても問題は生じない!でしょう。

※えちぜん鉄道内での高低両用ホームの例

第2項 鉄道部分中之島線内では Tram Car の連結も可能!

♥ サンディエゴの3連結

通勤準急・通勤特急は乗り入れ出来なくなりますが

中之島線内は鉄道なので、京津線のように特認を受けなくても、3編成連結65mでの運行も可能です!

つまり、朝夕のラッシュアワーにも対応できます!

京橋駅、守口市駅、萱島駅など退避駅(追い越し駅)として利用している駅では少々厄介でしょうが...

この際 萱島⇔中ノ島間の全駅緩行線を低床ホームに改装しても...

京橋駅は、方面別のホームとなっているので、何とかなるでしょう、守口市・萱島両駅については、ホームを70m延長して低床車両専用ホームを増設すれば問題はないはずです。

低床トラムカー路線に改修しても問題は生じないでしょう、更に昼間は1編成20mで運行すれば、過剰な輸送力による無駄も生じません!

京津線で実証されているように、660㎜径の小径動輪車両は、高加減速タイプなので、所要時間も変わらないはずです。

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公開:2007年11月 6日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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