狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『リニア・亀山駅が実現せず!伊賀鉄道 の存続理由が無くなる事を市長は気づいていない!...』ー最終回ー

★エピローグ 関西線・ 伊賀上野駅 ⇔ 亀山駅間 と 伊賀鉄道 が事業統合!できれば...

この区間 JR伊賀上野駅⇔柘植駅⇔亀山駅 間が、

北丹後近畿鉄道や、先だって誕生した(一社)佐賀・長崎鉄道管理センターなどのように

上下分離方式でJR西日本から"新事業団"(第三鉄道事業3セク三重鉄道保有事業㈱に譲渡されて、

第二種鉄道事業を(近鉄伊賀線を引き継いだ)第3セクター伊賀鉄道から新たに設立する(一般地方独立行政法人)三重伊賀鉄道事業団 に移管できれば...

★第1項 現状の伊賀鉄道ラインとは...

第三種鉄道事業者(鐡道所有者)(2017年4月より)

伊賀市!(車両リースも 含む)

第二種鉄道事業(列車運行) 

伊賀鉄道㈱
  • ●本社所在地 三重県伊賀市上野丸之内61番地の2
  • ●株式非公開(近鉄グループ 非連結) 

    資本金 6535万円 (2018年3月31日現在)

    ●主要株主 (2019年3月31日現在)

    近畿日本鉄道 75.0% 

    伊賀市 25.0%

  • 代表取締役社長 安東隆昭(近畿日本鉄道 取締役執行役員
  • 代表取締役常務  増田政俊 (近畿日本鉄道 出向社員)
伊勢鉄道主要株主

(2018年3月31日現在)

  • ●三重県 40.0%
  • ●ダイヘン 13.89%
  • ●三岐鉄道 6.39%
  • ●鈴鹿市 4.72%
  • ●津市 3.74%

★第2項 "新伊賀鉄道"三重鉄道保有事業㈱と一般地方独立行政法人MTA;Mie Transit Authority の実現がカギに

現伊賀鉄道㈱は第二種鉄道事業として経営分離されているので、

JR西日本さんが JR伊賀上野⇔JR亀山 間の鉄道施設を 伊賀市(3セク伊賀鉄道保有事業㈱)へ譲渡していただければ、

JR東海さん在来線(関西線)との連絡が良くなり、しかも(第二種鉄道事業として)マルホンの(運転手込みの)乗り入れ運行も行っていただけるでしょう!

つまり、リニア中央新幹線接続だけではなく、津駅(県庁所在地)⇔亀山駅⇔四十九駅(伊賀市役所前)の♥直通快速も運行可能!となるわけです。  

★第2項 JR西日本さんに代わってJR東海さんの"乗り入れ"が実現!

前途したように、JR伊賀上野⇔柘植⇔亀山間のJR西日本の関西本線も3セク・三重鉄道保有事業㈱第三種鉄道事業者)に統合(譲渡)できれば...

前途したように伊勢鉄道㈱も上下分離してそれぞれ三重鉄道保有事業㈱と一般地方独立行政法人MRTDに事業統合できれば...

参※)当サイト内関連記事 地域交通事業体 RTDの必要性! と"障壁"労働組合活動!とは... はこちら。

第1目 JR伊賀上野⇔柘植⇔亀山間は 

運行(第二種鉄道事業者)は
  • ●伊賀神戸⇔伊賀上野間 現伊賀鉄道(または新設するMRTD(Mie Regional Transportation District 一般地方行政法人 三重地域交通事業体) 
♥JR東海 Trackage rights (第二種鉄道事業)区間(※93)
  • ●紀勢線乗り入れ 四十九駅(伊賀市役所前)⇔津駅 快速伊賀忍者 号
  • ●関西線乗り入れ 四十九駅(伊賀市役所前)⇔JR四日市間 普通
  • ●伊勢鉄道線 

其々の新・伊賀鉄道(三重鉄道保有事業㈱)は第三種鉄道事業なので、第二種鉄道事業のMRTDは運転手込みの"♥乗り入れ運行が可能!となります。

勿論、JR東海さんもTrackage rights 契約区間(第二種鉄道事業)として今まで通り乗務員込みの"乗り入れ"運行が可能となります。

つまり

  • ●四日市←(JR)→亀山←(3セク・三重鉄道保有事業㈱)→伊賀神戸間
  • ●津←(3セク・三重鉄道保有事業㈱)→亀山←(3セク・三重鉄道保有事業㈱)→伊賀神戸間

現状の伊勢鉄道同様に両ラインの共同運行(double-track)も可能となるわけです。

参※93)当サイト関連記事 労組系!翻訳者が態と誤訳!する重要な慣用句 はこちら。

第3項 実現は難しい

前提条件となるリニア中央新幹線、そしてMTAともに実現にはかなりのハードルが...

何故ならば、鉄道事業には「多くの利権が絡んでいる」からです。

むしろ別稿で取り上げた、津国際空港を招致したほうが、三重県の発展には役に立つかもしれません!

参※)当サイト関連記事 "紀伊半島を活性化"するには「紀勢広域連合!」の結成と「Traffic Networkの見直し」が必要 はこちら。

第1目 鉄道事業者(経営陣)を取り囲む複雑な背景が...

別稿(※11)で詳述した様に、現在大手鉄道事業者は強い絆(資本)で繋がって、大親分(財務省)の下に集う義兄弟の舎弟達!です。

なので、お小遣いを貰って"凌い"でいるおバカな鉄道傾Youtuber共では理解できない!

以下に掲げる複雑な政治的背景「大人の事情(利害・思惑)」の妥協点!が、鉄道新線建設を決定付けるのです。

  • ●JR共通の大株主(財務省所管の)政策投資ファンドは損失(配当減収)に繋がる無駄設備増強(新線建設・車両増備・増員)は出来るだけ避けたい。
  • ●運輸賊を突く土建syndicate(cartel)は、中長期経営ビジョンが立てやすい長期にわたるビッグプロジェクトが欲しい。
  • ●自民盗は合法的賄賂(政治献金)と裏金作りのために、土建syndicateに"ご奉仕"したい!
  • ●同じく、光明統は地場中小土建屋に良い顔をして、選挙協力を得たい!
  • ●経産省を突く鉄道設備機器 syndicate(cartel)は海外輸出減少の穴埋めを内需拡大?で何とかしたい!
  • 目代( Governor)を各県に派遣している総務省は、何とか駅前"地上げ"で自治体の税収アップを図らせてあげたい!(※12)
  • ●厚労省をバックにした労組(患部)は組合分裂に繋がるような reconstruction(路線網再編)で既得権益を失いたくない!

参※11)当サイト関連記事 今や鉄道事業者間にライバル争などは無い!共存共栄路線を走る義兄弟・線友! はこちら。

参※12)当サイト関連記事 運輸族代議士と自治体長・地方議会議員が連んで"鉄道新線(駅)を建設したがる訳は... はこちら。

※脚注 関連団体♥ 問い合わせ先リンク集

※パブリックコメントとは...

パブリックコメントとは聞こえは良いですが、

自治体当局が『一方的な Scheme(企て!)についての Compliance(追認)!を促している』だけです!

つまり consensus(総意・協心)を得るための"異見"聴取ではありません!

feudalism(封建制)、ictatorship (独裁)に下づく施策に、 subordinate(従属させる)oppression(抑圧!) と同じ、中共が行っている tyranny圧政!) と何ら変わりません!

つまり目安箱(市政へのご意見・ご要望受付)すらない様な municipality は、『独善的で恣意的な独裁支配!を行っている』と言えます。

※参)当サイト内関連記事 パブリックコメント 制度とは... はこちら。

関連団体リンクテーブル 

 

公開:2022年5月25日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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