連載『 小田急多摩線・JR相模線上溝駅延伸は実現し無い! 』ー第6回ー
大津波で湘南海岸が壊滅的な被害を受けるなどして?、湘南人気が急速に衰えでもしない限りは、湘南電車(東京上野ライン)の混雑は無くならないでしょうが...
湘南ゾーンは、リニア中央新幹線橋本駅開業で、今以上に"住んでみたい"人気通勤ゾーンになり、一層混雑状況が酷くなる!でしょう。
第1目 東海道線の増線(3複線化)は困難!
混雑を緩和するには、並走する新・新・東海道貨物線を建設して「トリプル複線」にでもしない限りは、今以上の増便は難しいでしょう。
さらに、東海道線の「増線」は利益誘導のための設備投資であり、
公庫補助(都市計画)が得られないので、JR東日本の単独事業となりますが、巨費が必要となり実現は不可能!でしょう。
となると、殆どの部分で用地が確保されている相模線の複線化で、(リニア中央新幹線接続駅)橋本駅と八王子駅を経て、新宿まで直通運行をして東海道線乗り継ぎ乗客を分散させたいわけですが...
静岡県の真田昌幸知事率いる"茶畑軍団"の善戦?(※91)で、1年ほど開業が遅れるかもしれませんが
「リニア中央新幹線」は202x年には開業できるので、相模原市・橋本駅は一躍脚光を浴びることとなり、相模線も複線化される?でしょうが...(※92)
8両編成化は当分の間(今世紀前半)は実現できないでしょう。
なので以前行われていた"相模線の一部列車の横浜線八王子駅直通運行が"全廃"されたのです!
つまり、横浜線にも余裕が無くなるわけで、4両短編成の相模線は橋本⇔茅ヶ崎間の往復運行のみとなったわけです。
そして仮に、横浜線の輸送力増強で一部列車が12両編成!となっても???
八王子から先の、中央線は、すでに"パンク寸前"で茅ヶ崎からの直通便を受け入れる余裕などありま線(せん)!
参※91)当サイトシリーズ記事 リニア中央新幹線開通工事の背後をつく真田昌幸静岡県知事? はこちら。
参※92)当サイト関連記事 JR相模線・複線化は2027年のリニア中央新幹線・橋本駅開業で実現できる!? はこちら。
長年の悲願だった、代々木上原⇔登戸(向ケ丘遊園)間の複々線化事業を完成させた、小田急にはまだまだ余裕があります!
つまり、茅ヶ崎からの通勤旅客を振替るには好都合なのです!が...
しかもJR線茅ヶ崎⇔上溝 間28.4㎞、小田急線 上溝⇔新宿間約41㎞ と距離的にもバランスがとれており、お互いの車両レンタル(乗り入れ車両貸出)料も"相殺"しやすく、小田急線延伸と時を同じくして、ロマンスカー(通勤特急)が茅ヶ崎⇔上溝⇔新宿間を快走するようになれるでしょう!
第2項 小田急とJR東日本を結ぶ強い絆(金)が問題!に...
前途した様に小田急とJRはライバルではありません!
強い絆(資本)投資ファンドで結ばれた、運命共同体・関東広域鉄道事業Federation( trust)の一員です!
なので小田急さんも、御殿場線にロマンスカーを直通させているのですが...
第0目 鉄道事業者(経営陣)を取り囲む複雑な背景が...
別稿(※11)で詳述した様に、現在大手鉄道事業者は強い絆(資本)で繋がって、大親分(財務省)の下に集う義兄弟の舎弟達!です。
なので、お小遣いを貰って"凌い"でいるおバカな鉄道傾Youtuber共では理解できない!
以下に掲げる複雑な政治的背景「大人の事情(利害・思惑)」の妥協点!が、鉄道新線建設を決定付けるのです。
- ●JR共通の大株主(財務省所管の)政策投資ファンドは損失(配当減配)に繋がる無駄な設備増強(新線建設・車両増備・増員)は避けたい。
- ●運輸賊を突く土建syndicate(cartel)は、中長期経営ビジョンが立てやすい長期にわたるビッグプロジェクトが欲しい。
- ●自民盗は合法的賄賂(政治献金)と裏金作りのために、土建 syndicateに"ご奉仕"したい!
- ●同じく、地元寄業の"身方?巧妙統"は地場中小土建屋に良い顔をして、選挙協力を得たい!
- ●経産省を突く鉄道機材 syndicate(cartel)は海外輸出減少の穴埋めを内需拡大?で何とかしたい!
- ●目代( Governor)を各県に派遣している総務省は、何とか駅前"地上げ"で自治体の税収アップを図らせてあげたい!(※12)
- ●厚労省を後ろ盾にした労組(患部)は組合分裂に繋がるような reconstruction(路線網再編)で既得権益を失いたくない!
参※11)当サイト関連記事 今や鉄道事業者間にライバル争などは無い!共存共栄路線を走る義兄弟・線友! はこちら。
参※12)当サイト関連記事 運輸族代議士と自治体長・地方議会議員が連んで"鉄道新線(駅)を建設したがる訳は... はこちら。
第1目 大口出資者の投資ファンドがは多摩線の赤字体質を問題視している
大株主の投資ファンド側は、多摩線の採算性に疑問を持っています!
自己資本で延伸するにはあまりにも、不安材料が多すぎるのです!
つまり、JR相模原経由の上溝接続ではリニア中央新幹線橋本駅開業効果はあまり期待できない!のです。
さらに、米軍相模原キャンプが移転してくれないと、デベロッパービジネスによる"儲け"も期待できません! つまり、鐡道浪漫だけでは食っていけない!のです。
第2目 多摩線延伸に係るリスクとは...
- ●40年償還(料金収入)の目途が立たない!
- ●新たに、従事者(乗務員)の増員が必要となる!
- ●場合によっては車両増備も必要になる!
つまり、自腹を切る必要(株式配当が目減りする!)があるのです。
第3項 首都圏方式!3セク多摩丘陵拘束鉄道構想を前進させるしか...
つまり延伸どころか、多摩線の経営分離・3セク化を沿線自治体に働きかけている!のです。
第1目 多摩線全線経営分離3セク化!
延伸部分だけではなく!、新百合ヶ丘以遠の多摩線全線の3セク経営分離が延伸条件!
出資者案!
- ●東京都
- ●町田市
- ●神奈川県
- ●相模原市
- ●日本政策投資銀行
- ●都市銀行・地銀各行
- ●小田急電鉄
上記を含む出資者による仮称3セク多摩丘陵高速鉄道㈱を第一種鉄道事業の形態で設立する条件を提示していると推測できます。
つまり前途した様に、交通政策審議会の答申は当てにならないことは重々承知しているわけで...
採算性の定かでない運輸賊共の妄想路線!建設事業に、投資するわけにはいかないのです。
第2目 3セク事業ならば...
- ●都市計画事業として、公庫(国庫・自治体)支援が得られる。
- ●第一種鉄道事業になってくれれば、小田急(大株主投資ファンド)の持ち出しは一切必要ない!
更に、運輸賊も
"裏金・合法的賄賂(政治献金)が得られる"ので乗り気!等々...
という事で、運輸賊の大偽師先生が、東京都などの関係者の説得工作を行っている最中!?なのでしょうが...
第3目 東京都を筆頭に自治体側は3セク案には猛反対!の構え
但し、自治体側は多摩モノレール延伸(※99)が事業化決定したこともあり、当分さらなる出費は...
つまり、多摩線延伸計画は単なる妄想!という事に...
参※99)当サイト関連記事 多摩モノレール延伸だけが三多摩のアクセス改善手段 では無い!相模線延伸でも... はこちら。
公開:2021年4月10日
更新:2024年4月 2日
投稿者:デジタヌ
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