狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

どうなってんの?観光大阪《タウンレビュー》

<本記事は 2006年03月03日"旧・タヌキがゆく"に初稿公開したコラムに加筆修正を加えたものです>

前書き(要約) Expo2025 大阪・関西万博 は大丈夫?

大阪市は「観光大阪」EXPO2025大阪万博に本気で取り組んでいるのか?

立派な国際博覧会協会の公式ページは出来たが...

大阪市本体の公式Web siteの見にくさは、おそらく日本一!の最低レベル!

これでは、市民の血税「銭」を投棄?した数多くの観光施設に閑古鳥が鳴くはず!

『セクショナリズムで隣は何をする部署ゾ!?』

では観光大阪はかけ声だけに終わるだろう!

公営交通民営化も掛け声だけで大阪メトロも100%大阪市出資の公営企業にとどまっている有様!

「トカゲの尻尾切りでお茶を濁す」のではなく、本気で旧・4大区出身者の市営モンロー主義者どもを大阪市本丸『みおつくしの鐘』から駆逐しないと、財政再建は無しえないであろう!

ーシリーズ「何とかしようよ我が町大阪」2006 ー

※リンクについて

(参※xx) は当サイト内の参照関連記事リンクです。
但し、その他の直接 hyper-link は当事者・関連団体の公式サイト若しくはオリジナル各国語版Wikipediaへ直接リンクしています。

※本ファンタジーについて

本レビュー記事は、出来る限りの"記録(時系列)に下ずいた史実に、地政学的!・工学的 検証"を行ってるセミドキュメンタリー!ですが...

筆者の億測を交えたファンタジー?でもあります。

後述する各団体とは直接関連はありません。

また各団体では"答え難い大人の事情、あまり触れられたくない内容!"も含まれています。

本件に関してのお問い合わせはご無用に願います。 

プロローグ 超大型クルーズ船がやってくる!

ハズなのにどうして大阪市のHPには入港予定が見当たらないの?

市長の再選選挙まで行い、不退転の決意を表明した2006年当時の橋本大阪市長であったが小生には本気のように見えなかった...

小生は、乗り物フェチ?である

自動車、鉄道、飛行機、宇宙船、ボブスレー?、そして船と地球上のありとあらゆる乗り物に興味がある。

中でも、船は大好きなアイテムの一つである。

過日全国の国際岸壁の本年(2006年)の入港予定カレンダーを見て回っていた(もちろんWEBで)、そこで大阪市のやる気のなさの一端に触れる結果となった。

はじめに常套手段として大阪市港湾局のホームページを訪れてみた、目指す「船舶入出港情報」のアイコンはすぐに見つかった。

しかし何とこれが全く反応しない!つまりダミースイッチなのである!

それならと「ベイエリアイベント情報」をクリックしてみた、何処にも載ってない!

仕方なく大阪市のホームページに飛んでみた、ヤッパリ何処にも載ってない!

それではと向きになり、「大阪市観光案内」なるサイトを開いてみた。

web検索のサマリーには≪大阪市の提供する旅行ガイド。宿泊施設やレストランを検索、映像と音声で観光スポットを視聴ができる。≫と記してあった。

「今月のその他のイベント」をクリックしてみた。ヤッパ載っていない。

"もうアホらしゅう成ってしもて{大阪市は諦め神戸市に鞍替えしようかな?}と思った瞬間ふとページの一番下を見てみた。

何だこりゃーコピーライトなにがしに続いて「大阪市ゆとりとみどり 振興局/ 財団法人大阪観光コンベンション協会」と書いてあるではないか!

入港予定を向きになって探していたので気がつきにくかった。

そういえば、どのホームページに入っても同じようなサブページがいくつもあったではないか!

何でこんなに同じようなHPが独立して沢山あるの? !

挙げ句の果てにわざわざ役にも立たないHPを大阪市当局(大阪市ゆとりとみどり振興局)と得体の知れない外郭団体が別枠の特別予算を使ってまで作る必要があるのか?

たぶん「大阪観光案内」を制作したベンチャーに何人か天下りしているのであろう!と思い当たった。

第1節 改善する気のないマンネリ体質・大阪市!

"念のため"大阪市ゆとりとみどり 振興局"のHPにも入ってみたI 

≪文化集客アクションプランの推進      

1 魅力あるまちづくりの推進(都市魅力づくり)      

2 ビジターにも利用しやすいまちづくり      

3 マーケティングと誘致活動の促進      

4 滞在促進メニューの開発      

5 人材の育成とホスピタリティの醸成      

6 推進体制の強化          ≫

と書いてあった、なるほど額面通り受け取れば「大阪観光案内」と関係はありそうだ。

"大阪市ゆとりとみどり 振興局"そのもののホームページは大阪市にリンクしてあるが、先ほどの「大阪観光案内」はリンクしてない。

ヤッパリ怪しい...。

次に経済局のHPにも入ってみたヤッパリ外国船寄港予定など何処にも載ってない!

そういえば、昨年末"ダイアモンド・プリンセス"が入港した際、たまたま高速湾岸線を堺方面に走っていて天保山大橋に差し掛かったとき、バカデカイ船が天保山に停泊しているのを発見。

たまたま聞いていたラジオ番組でD、プリンセスだと知った。

日が暮れて時間ができたので、天保山に出かけてみた。

D,Pの巨体は地下鉄のホームから周囲のマンション群を引き従えるがごとくに、はっきりと確認できた。

しかし通勤時間帯であるにも関わらず小生以外の周りの人は誹らぬ顔、無表情にそのまま疲れた顔で地下鉄から誰一人として降りようともしなかった。

たぶんあまりにデカすぎて、船だとは気がつかなかったのであろう。

しかし、もし"TV大阪"あたりが一日中特集番組を組んで入港を知らせていたら、そして地下鉄の中吊り広告に入港を知らせる大阪市の広告があったなら...、事情はだいぶ違ったであろう。

仕事の帰りのサラリーマンがデートやチョット一杯で寄り道したはずである。

桟橋迄行ってみると、それなりの人数の見物人も訪れていた。

しかし大阪市ご自慢の"ハーバービレッジ"の中は閑散としていたし。

大観覧車やキンタマリア号は、いずれも普段通りがらがら!?

当然見物人でごった返す?はずだった商店街も開店休業!

どうして?何故?これだけの巨大船が寄港していると言うのに、見物人がいないの?

第2節 後日大阪市関連のHPを調べてみたら、経済局のホームページに以下の文言が見つかった

≪経済局では、資金調達や経営相談、ものづくり・海外ビジネス・商店街支援など、主に中小企業経営者や中小商工業者が利用できるサービスと、市内農地・農業に関する相談・助成など、農家の方が利用できるサービスを提供しています。「サービスの案内」で目的に合ったサービスをピックアップし、ご活用ください。≫<HPよりの引用>

で何で?「大阪観光案内」に関与していないの?

天下り先を"育成"することばかりに気をもんでいる。

"専門職"の皆様はセクショナリズムでがんじがらめ、一切他部署に協力する気はないらしい!

でもって、"百花繚乱"といえるほどの"ホームページの山"を築き上げたのではないか?

一度予算を付けるともう後には引けない。

毎年退職するOBの為、自身の将来の再就職のため、維持管理費を業者に払い続ける。

その程度の理由だったら、我が"狸穴ファミリー"にもおこぼれをください!?

もっと見やすく判りやすいHPを格安で制作いたしますよ、ん!?

もうウンザリ(読んでいる方も?そろそろウンザリ!?)。

外国船を見たければ神戸港に行くことにしよう。

そして、"ポートライナーの一日券"を買い"旅客ターミナル"で"お食事"し、ついでに"お土産"も買い、最後は"チャイナタウン"でディナーでも食って帰ってこよう! 愚息と2人で2万円もあればおつりが来るか?

※<本記事は03/03/2006に旧サイトで初稿公開したレビューのお引っ越し記事です>

エピローグ  無駄もつもれば巨費になる!?"

港湾局、大阪市ゆとりとみどり 振興局、経済局、交通局の皆様、セクショナリズムの壁を乗り越え税収アップのため、スクラムを組んで観光客の誘致、地域の振興に真剣に取り組んでは?

無理か...?

何...公営事業の見直し?

聞こえは良いけど"あなた達のやろうとしていることは現業の切り捨て"にしか思えない?

市営交通を民営化しても、良い結果には成らないと思う。

見かけ上の財政赤字は減るでしょう。

しかし...、それってトカゲの尻尾切り"じゃないの?

民営化すれば不採算路線は切り捨てられ、結果お年寄りなどの弱者が困る結果となる!

地下鉄御堂筋、を建設したころの崇高な理念は何処に行ったのか?

トカゲの尻尾切り"で保身をはかる、それが大阪市職員の本性か?

"無駄もつもれば巨費になる!?"

そんなことより全ての分野で歳費の"重複"を見直し、お付き合い出資や、つじつま合わせ・体面繕いの無駄遣いを厳しく自粛し歳出の削減につとめなさい!!

今の大阪市は"職員総入れ替え"もしくは"経営企画室"以外の業務は入札による全面民間委託ぐらいの大鉈を振るったほうが良いのかもしれない?

大阪市民でなくとも怒りがこみ上げてくる! ね、皆さん......?。

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《Expo2025大阪・関西万博アクセス》関連特集記事のご案内 

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後書き《 都市計画とは...》シリーズについて

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後書き《 地域交通の有り方 》シリーズについて

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市民生活に欠くことのできない"♥大都市ローカル線"、さらには輸送密度8000人以下のregional line(地方交通線)、rural line (田舎路線・3セク線)などが21世紀を生き抜く(鉄)路として何が必要なのか?...

"赤字3セク化と補助金漬け"に頼らない「自立可能な公共交通事業」とは...

3セク化と補助金漬けだけが地域鉄道を守る手立てではなくなっています!

欧米を見倣って、「事業者救済!(赤字補填策)」から、沿線"自治体"による市民優待パス・優待回数券の直接給付(発券)などの「利用者直接支援」でエリア全体の利用促進を図り"自立できる公共鉄道"つまり「持続可能な鉄道事業を目指すべき!でしょう。

Omnibus事業も統合した地域交通事業団!が欧米先進国のtrend

大阪市が行ったような、Metro(軌道事業)とOmnibus(路線バス)の分割公営企業化(※91)は、欧米先進国!のtrendに抗った愚行!です。

鉄軌道に拘らず、BRTなどの Omnibus(乗り合いバス)事業、水上バス、Aerial tramway!(ロープウェイ・ゴンドラリフト)も含めたトランスポーターすべてを統合・一元化して運営する Metropolitan Transportation Authority が欧米先進国!のtrendです。(※92)

参※91)当サイト内関連記事 広域交通事業体 Metropolitan Transportation Authority の必要性! と実現への途とは... はこちら。

参※92)当サイト内関連記事 大阪メトロ は " 大阪市 " の呪縛を断ち切り OTA 大阪都市圏広域交通事業団 !となるべきでは... はこちら。

鉄道は単なる1手段

更にtransporterはその利害・得失や、ローカルエリア(地域)ごとの背景(発展or衰退、旅客需要(輸送密度)、既存リソースの存在)などのsituationに見合った"適性"で選択すべきです!

22世紀に向けた「regional line」「rural line」等のPublic transportation (公共交通機関)の♥あり方を考えてみました。

※日本の地方都市のお手本ともいうべき♥RTDRegional Transportation District,)デンバー地域交通事業団の例

狸穴総研 地域交通問題研究室 出自多留狸

関連団体リンクテーブル 

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公開:2006年3月 3日
更新:2022年9月12日

投稿者:デジタヌ

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