連載『 待たずに乗れる 阪神電車 の再来には巨額投資が...』ー第2回ー
阪神電車は更に伸び続ける阪神間の旅客需要対策・混雑緩和策として、
全国的に有名な「名物・千鳥停車!」で混雑分散を図り、阪神間の通勤・通学のラッシュ緩和を図り!
更に優等種別8両化の為に、主要駅のホーム延長改良工事を実施していますが...
第1項 阪神名物 優等列車の『千鳥停車』で分散乗車を図っていますが...
優等列車種別は
大阪梅田駅を起点とする"本線"だけを例にとって見ても直通特急・阪神特急・区間特急(上がりのみ)・急行・区間急行、と全部で5種類もの"優等種別"があり、全種別が停車する駅は起点の大阪梅田と途中駅の尼崎、甲子園・神戸三宮の4駅だけ!
全列車停車駅
- ●大阪梅田
- ●尼崎、
- ●甲子園
- ●三宮
本線(高速神戸⇔大阪梅田)
- ●直通特急・
- ●阪神特急・
- ●区間特急(上がりのみ)・
- ●急行・区間急行
難波線(三宮⇔尼崎⇔大阪難波)
- ●快速急行
大阪梅田駅を起点とする"本線"だけを例にとって見ても直通特急・阪神特急・区間特急(上がりのみ)・急行・区間急行、と全部で5種類もの"優等種別"があり、全種別が停車する駅は起点の大阪梅田と尼崎、甲子園の3駅駅だけ!
更に甲子園、尼崎では難波線直通の快速急行が加わり6種類!
途中駅2駅で緩急接続も行われていますがあくまでも各停との緩急接続で他社線のような"準急"に相当する種別はありません。
この状態で朝ラッシュ時には
例えば甲子園駅の朝7時台の上りは20本、夕刻ラッシュ時17・18時台にはなんと21本!
現在阪神型ATSを用いていますが、閉塞区間方式ではもうこれが限度でしょう!
第2項 優等種別8両編成化で何とか
ご存じの通り現在阪神電車さんは、快速急行8両化の為に停車駅ホームの延伸工事を実施していて順次完成しています。
土休日については8両運転を実施出来て、今津駅・武庫川駅には停車しますが、平日止まっている芦屋駅は通過となっています!
快速急行8両化で問題となる芦屋市内の御影駅と芦屋駅
但しここで問題となるのが御影駅と芦屋駅です。
御影駅は無理をすれば何とか伸ばせそうですが?
芦屋駅は...
芦屋駅は、両側が踏切で挟まれていて、現状のままではホーム延長は不可能!となっています。
そこで芦屋市に、市内の連続立体交差化事業を、都市計画に含めるように申し入れ(働きかけを)しているわけですが...
高級住宅街で知られた芦屋市も、反面では税収をもたらす"有力地場産業"がありません!
つまり芦屋市街区間がいつまでも高架化できないのは(お金持ちが住んでいる!)芦屋市には「お金がない」!ためです。
更に、"お上品な市民"は踏切で待たされてもイライラすることもなく?
踏切事故発生率も「高架化前の尼崎市内」などに比べるとはるかに小さくて、「踏切事故防止」がsloganでは...連続立体交差化事業への関心が集まりません?
そこで「芦屋駅8両編成停車」を錦の御旗に据えたのでしょう?
しかし、大阪方面への通勤客も西宮市と違ってそれほど多くは無く?休日に8両編成の快速急行が止まらなくても、マイカーのベンツやBMWで出かければ問題は無い方たちばかりです?...
公開:2020年10月30日
更新:2024年3月10日
投稿者:デジタヌ
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