狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 徳島に阿波電気軌道の夢をもう一度!...』ー第5回ー

★第4節 事業化に当たっての配慮すべき項目としては

第1項 JR路線への"乗り入れ!"方式は...

の併用が、良いでしょう。

第1目 Trackage rights契約

Trackage rights(※21)とは簡単に言うと、JR貨物コンテナ列車の"乗り入れ"の様に、正しく「運転手込みで他社路線(第一種鉄道事業)に乗り入れる!ことで、

路線使用料を、後日(期末)現金精算する方式で、運賃収入は運行(第二種鉄道事業)会社の直接収入となります。

日本では、伯備線への井原鉄道の乗り入れ、伊勢鉄道線へのJR東海の速達列車乗り入れなど、実施例は少ないですが、まったくないわけではありません。

つまり、JR四国の特急が運行されている第一種鉄道事業区間(高徳線、牟岐線)区間へはTrackage rights契約(※21)で運転手込みで乗り入れます!

参※21)当サイト内関連記事 鉄道音痴!の翻訳家が間違いやすい重要な慣用句 はこちら。

第2目 Leasing 契約路線

現在JR四国が第一種鉄道事業として運行してくれている!

、鳴門線、徳島線については、第三種鉄道事業となっていただき!両線区を後述するTRTDでLeasing 契約 (第二種鉄道事業)営業区間として、TRTDが運行を引き継ぎます。

※TRTDの自社(第一種鉄道事業)区間となっても、保線(維持管理・設備更新)はJR四国に委託する以外ないので、あっさり第三種鉄道事業を引き受けていただいたほうが、会計処理も煩雑で無くなります。

★第2項 共同運行区間の別料金設定について

利用者にとっては、異なった事業者同士でも、同一区間(共同使用駅間)は同一料金で運行してほしいのですが...

実際には、共同使用路線での同一料金は極稀なのが現実です。

第0目 別料金規定が可能に

TRTDとJR四国で同じ料金体系(運賃規定)にする必要はありません!

ともに1マン運行の車内清算(またはICカード決済)なので、利用するライン(LRTライン、JRライン)で別々に徴収すればよいわけです!

乗り換え可能駅で乗り換える場合は"初乗り運賃2重取り"となりますが、

徳島都市圏内を移動するだけなら、TRTD の district なので、初乗り運賃2重取りはありま線(せん)!

第1目 共通運賃設定の例

関西国際空港連絡橋線は特殊会社(特殊法人)新関西国際空港㈱が所有する第三種鉄道事業路線なので、

業務提携でAlliance(協定)で共同運行 (第二種鉄道事業)を行っている、JR西日本と南海電鉄は、りんくうタウン⇔関西空港の両共同使用駅間は共通運賃制度を取っています。

さらに、このくかんは両者の district に含められているので、境界駅?でもある"りんくうタウン駅"を跨っても、初乗り運賃2重取りはありま線(せん)!

第2目 近畿以外でみられる別運賃の例

バス路線などでは同じ運行区間でも、運行会社により運賃が著しく異なっている場合が殆どです!

さらに、TokyoMetro と、JR東日本・民鉄(日本民営鉄道協会大手私鉄とは、運賃設定に開きがあります!

なので、並走している池袋⇔渋谷間でも運賃が異るのです。

三重県の例

三重県ではJR東海・伊勢鉄道と近鉄の共同使用駅が多数存在していて、夫々の運賃がことなります。

津駅、松阪駅、伊勢市駅、最近別改札になった桑名駅・鳥羽駅など長年"共同使用"(同一改札口!)されてきた駅が多くあります

例えば津⇔松阪間では

※何れも2023年9月27日現在

近鉄 ¥490-

JR東海 ♥¥330-!

なので、御乗車?(不正乗車!)!を防ぐために、この区間(近鉄急行)では、車内改札を行っています。

近鉄・JRの共同使用駅では、桑名駅・鳥羽駅の様に、共同使用駅内に別改札を設けて不正乗車を防止する動きがありますが...

橋上駅舎化や自動改札機の増設など、色々と設備投資が必要と側面もあります。

但しこれらは、並行する別路線で共同運行:Trackage rights (第二種鉄道事業)営業区間ではありません。

第3目 通常は同じ改札口から

北越急行・ほくほく線の上越線(直江津⇔犀潟)・信越線(越後湯沢⇔六日町)"乗り入れ"区間の様に、夫々の区間の料金(各鉄道会社の運賃収入)が合算されるのが通例で、共同運行区間ではどちらの鉄道会社に乗車しても、同じ運賃(路線所有者の収入)です。

越後湯沢⇔六日町間 JR東日本 district ¥330-!

別改札・別ホームで対応している共同運行(Trackage rights )区間の例

日本でも数少ない例として、Trackage rights("乗り入れ")運行する路線(※001)も存在!します。(夫々の会社の運賃収入!

つまり、この場合は Trackage rights している鉄道事業者が、路線使用料として現金決済しています。(JR貨物も同様)

参※001)当サイト関連記事 労組系!翻訳者が態と誤訳!する重要な慣用句 はこちら。

井原鉄道・井原線の営業区間は総社⇔神辺間

井原鉄道は清音⇔ 神辺間 38.3 kmを結ぶ3セク鉄道ですが...

井原線の営業区間は総社駅⇔神辺間です

総社⇔清音駅間は共用区間!

つまりJR西日本伯備線 総社⇔木米間は、井原鉄道の(第二種鉄道事業)♥Trackage rights (乗り入れ)営業区間となっています。

と現在はたまたま?同じ運賃ですが、夫々の列車運行会社の運賃収入となっています。

夫々別の改札口から乗車します。

※JR伯備線と♥別ホーム(別改札)から発着する井原鉄道線!のようす。

井原鉄道⇔JR伯備線を乗り継ぐ場合は当然初乗り運賃加算となりますが...

井原鉄道で総社⇔神辺間を乗り通す場合は、初乗り運賃の2重取りは♥ありま線(せん)!

つまりOmnibus(乗り合いバス)の様に運行会社で区間運賃が異なっても、「改札口と乗降ホーム」を完全分離すれば、同じ路線での「共同運行」は可能となります。

第3項 乗り入れ!区間

TRTDのbusiness district(営業区域)としては南は小松島市 東は鳴門線全線(鳴戸市 西は鴨島駅(吉野川市 北は板野駅(板野町)辺りぐらい迄が通勤移動人口(トラム潜在利用者)と、採算面から考えても適当ではないでしょうか。

第1目 JRとの共用(Trackage rights契約)区間

JRとの共用(Trackage rights契約)区間は高徳線の板野駅、牟岐線の中田駅、ぐらいまでが適当でしょう!

第2目 TRTD専用(Leasing 契約)区間

鳴門線・徳島線全区間は、TRTDで営業継続するしかないでしょう。

両区間ともに、特急は運行されてなく、旅客収入だけでは大赤字となっている区間です!

廃止検討協議区間でもあるわけですが、沿線には高校や病院などの公共施設があり、県民生活(交通弱者)には欠かせない路線です!

なので、TRTDが運行を受け継いで、県民のライフラインを守る必要があるわけです。

第3目 残念ながら徳島線新鴨島駅(LRT新駅)以遠は...

但し残念ながら徳島線新鴨島駅(LRT新駅)以遠は、最早徳島市経済圏(通勤圏)とは言えない!?ので、

冒頭で述べた、様にR192バイパス(地域高規格道路)を整備して、バス路線転換!の上で廃線!とするのが適当尾でしょう。

omunibus (乗り合いバスも)もTRTDで運行すれば、初乗り運賃2重取は生じません!

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公開:2008年7月 6日
更新:2024年2月26日

投稿者:デジタヌ

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