連載『 阪急・茶屋町新線(十三⇔天六)建設で三度飛躍を...』ー第4回ー
第1項 新ルート案のアウトライン
本案は本年2017年5月23日に、大阪府、大阪市、JR西日本、南海電鉄、阪急電鉄から、
『大阪市中心部から関西国際空港(関空)への鉄道アクセスを強化する新線「なにわ筋線」などの整備を協力して進めていくことで一致したと』
と発表があった事を受けげて、宝塚線(神戸線)と千里線(京都線)を結ぶ現状に沿った案に改変してみました。
第1目 事業主体
西大阪高速鉄道㈱主要株主
(2019年3月31日現在)
●阪神電気鉄道 35.0%
●大阪市 33.3%
●大阪府 16.7%
●日本政策投資銀行 4.5%
●三井住友銀行 1.4%
- ※阪神なんば線の事業主体西大阪高速鉄道㈱をRefinancing(再投融資)すれば、事業主体とできます!
- ※さらに2021年より3セク事業でも、公営地下鉄が絡めば都市計画事業に指定できるようになりました!
OsakaMetroは大阪市100%出資の公営会社なので、"表向き"OsakaMetro堺筋線の"延伸を装えば"...
都市計画事業指定が取れて50%の国庫負担が付きます!
つまり、大阪市・阪急(西大阪高速鉄道)連合の建設スキームは千億円少々!と言うことになります!
運行(第二種鉄道事業)
阪急電鉄&OsakaMetroの相互直通(現行堺筋線と同じ)
第1目 目論見!
- ●十三⇔大阪梅田間 神戸線、宝塚本線の統合と方向別複々線化!
- ●十三駅宝塚本線(下り)のみ高架駅化
- ●天神橋筋六丁目駅移転(路線別2層構成)※OsakaMetro 当駅折り返し運行の為
ルート計画
十三駅⇔茶屋町駅⇔新線天神橋6丁目駅⇔千里線淀川橋梁南詰め
途中駅は阪急本社前の都島通り地下街に準備工事!されている「茶屋町駅」を利用します!
阪急さんが開発を進めている「茶屋町地下街」を通過するので"なにわ筋線十三盲腸支線"より現実的な案となっています。
※つまり patron の投資ファンドからも、融資を受けやすくなります。
想定事業費 約2100億円程度
- ●全長約4.5km。(京都方面)
- ●淀川渡河区間2ケ所 約1700m(約400億円)(※11)
- ●シールド工法地下新線区間 約3㎞ 駅2ケ所(茶屋町駅、新天六駅)(1500億円)(※12)
- ●高架掘割地下導入区間取り付け区間約600m(約90億)
- ●十三駅宝塚本線下り線高架化(約500m) 約80億円
- ●天神橋筋六丁目駅大改修 50億円?
- ●建設費:約2100億円程度。(2020現在の相場)
※11)整備新幹線建設費を適用
※12) 2008年開業の駅間距離の短い深層シールド路線・京阪中之島線(子中ノ島高速鉄道)の実績3km(5駅!)433億円/kmより算出。
第2項 十三宝塚本線方向別駅に大改造!
第1目 十三駅改造
宝塚本線下り(宝塚方面)のみ連続高架化を行い、神戸線・宝塚本線の方向別複々線化を行います!
現在実施中の 阪急淡路駅連続立体交差事業 と同規模の土木事業となるので。
総事業費は約2000億円といったところでしょう!
第2目 JR北方線開業に合わせて神戸線・宝塚本線に神駅(請願駅)開業
JR北方線開業に合わせて神戸線・宝塚本線に西十三駅と北十三駅の2つの神駅を開業させます。
これで、神戸方面・宝塚方面からの新大阪(山陽新幹線・東海道新幹線)乗り換えが便利良くなります!
更には将来のリニア中央新幹線???とも...(※★)
参※★)当サイト関連記事 よとう政権・運輸族に"頼"る限りリニア中央新幹線 は大阪に辿り着けない! はこちら。
第3項 天神橋筋六丁目駅移転と新線延伸
天神橋筋六丁目駅を北側に移転して、OsakaMetro内での折り返し運行を可能とするために2層構造の、方面別地下要塞!に大改装します。
これにより、淡路⇔天下茶屋間で通し運行する必要が無くなり、千里線⇔宝塚本線(箕面線)の直通便を確保することができます。
さらに宝塚本線の各駅停車を8両編成に戻せます。(宝塚本線も急行以外の)、完全なInterurban(都市圏近郊電車)各停区間は8両編成でもさほどの問題にはならないでしょう。
それよりも、デジタルATCとATOの採用(堺筋線と同じシステム)と、追い越し駅の増設が課題となります。(※19)
参※19)当サイト内関連記事 宝塚本線の混雑解消には追い越し駅の増設と団子運転しか... はこちら。
公開:2007年10月27日
更新:2024年3月10日
投稿者:デジタヌ
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