時代を読めなかった運営陣!《 ミルウォーキー鉄道廃業の教訓 第5回 》
★第5回 時代を読めなかった運営陣
第1項 鉄道に高速性を求めたが...
第1次世界大戦後の世界大恐慌(1929→第2次大戦まで)が始まる前の1927年には最高時速100 mph(160 km / h)超の革新的な列車を運行していた時期もありました。
第2次大戦前、日本の電車特急こだま登場(1958年11月)より4半世紀早い1935年に Chicago ⇔St. Paul(Minneapolis)410 miles (約660 km) を 6時間半で結ぶ最高運転速度100mile/hのビジネス特急Twin Cities Hiawathaを重油炊きSLで運行開始して、1941年にはディーゼル機関車牽引に代わり...
第2次大戦終戦後の1948年5月29日には、有名なスカイトップパーラー展望車付きの2代目Twin Cities Hiawathaが登場しましたが...
長距離 inter-city passenger traffic(都市間旅客運輸)は空路の時代に成ろうとし、そして近中距離のPassenger transportation は Greyhound Lines (グレイハウンド・バス)の時代に移っていました。(※42)
(※42)お判りですか?big talkが得意な鉄某頭?先代鳥鉄?ご両人。
参※)当サイト内関連記事 今どきの鉄道傾!Youtuber、タレント、シナリオライター、 コラムニストとは?... はこちら。
第2項 経営環境(トレンド)についていけなかった運営陣!
戦後の一時期を除き「1950年代から航空機が台頭」しだして長距離旅客需要は減退していき...
第1目 長距離 ♥passenger transportation は airlane の時代に
空路の時代となり、近距離 inter-city も Interstate Highway( 州間高速道路)の整備が進み automobile(自動車)いわゆるマイカー利用に変化してきていました。
2-1-1 cargo transportation でも苦境に
地方都市を避けて?建設された Milwaukee Road では、両端部以外は大規模な depot(貨物駅)を持たない!(必要ない)為に、transcontinental cargo transportation(大陸横断貨物)に需要を見出すしか無くなりましたが...
第2目 Southern Pacificとの提携でサービスエリアを拡大
1970年に前途した Burlington Northern Railroad が誕生して、Seattle⇔ Chicago 間の inter-ocean cargo transportation は窮地に立たされますが、
当時 transcontinental railroad しか所有していなかったた BN に対抗して、Southern Pacific とTrackage rights 契約(※★)してコロンビア州⇔カリフォルニア州にまたがる西海岸一帯にサービスエリアを拡大して何とか切り抜けようとしました。
2-2-1 transcontinental cargo transportation で当初善戦したが
当初は Milwaukee Road は シアトル港経由の海上コンテナ輸送の50%を占め、Milwaukee Road の輸送量の80%を賄っていました。(※と言っても1日10往復程度!)
2-2-1-1 1970年代には施設の老朽化で...
しかし、合併を繰り返して大きくなった Milwaukee Road は、膨大な債務(社債)を抱えており、1970年代半には、金利を賄うために鉄道設備の維持管理・設備更新が後回し!にされ、ご自慢の電気機関車、変電所などの電化施設、軌道すべて老朽化のために最悪の状況となっていました。
第3項 Milwaukee Roadは廃業までに2度の破産を経験!
1925年と1935年に2度破産して、一時政府の管轄下になり refinance(再投融資)されてその都度新しい会社になっています。
第1目 路線の切り売り!で凌いだが...
そして、2度目の倒産以降は、路線を切り売りして"再建?"に向かいましたが...
トカゲの尻尾きりでは無く!一番収益の上がる"路線"から切り売りしたために、残った支線(死線!)状態の Ruralline では顧客にも見放され!収益が上がらずに、ついに廃業となったのです。
つまり、日本各地に数多(あまた)あった地場鉄道同様に、貨物輸送を無くしたMilwaukee Road では、鉄道施設・機材の維持管理も儘ならず、ついに1982年2月19日に事業を畳んだ!のです。
公開:2021年10月15日
更新:2025年9月12日
投稿者:デジタヌ
廃業!したミルウォーキー鉄道から得られる教訓とは..《 ミルウォーキー鉄道廃業の教訓 第4回 》< TOP >鉄道事業は労働集約産業!『 持続可能な鉄道事業の指標! 』を示してくれたBNSF!《 ミルウォーキー鉄道廃業の教訓 第6回 》
▲交通発達史へ戻る




