極赤字3セク鉄道事業者が" 持続可能な地方交通線"を目指してポッポ屋を"意地"するには...《 連載第5回》
JR各社も、"ハード選択"(使用車両更新)による運行コスト低減に取り組むなど、自助努力を行っていますが、もはや企業努力だけでは「鉄道事業を"意地"しきれない状況」になりつつあります!
国鉄末期 19,639km(1987年)
- 総延長 19994.6Km(2020年現在)内標準軌 (1435 mm) 3051km(約15%)
- JR北海道 2488.3 km(新幹線含む2020年5月)
- JR東日本 7,401.7km(新幹線、BRT路線含む)
- JR東海 1,970.8km(新幹線、含む)
- JR西日本 5,007.1 km(新幹線、含む)
- JR四国 853.7 km
- JR九州 2,273.0 km (新幹線、含む)
上記の内、鉄道事業で黒字計上しているのは、東海道新幹線・山陽新幹線と首都圏のインターアーバン区間、と滋賀県内の北陸本線などごく限られたmain lineだけで、他はすべて赤字路線です!
JR西日本や、JR東日本のように、長大なregional line(地方交通線)を抱えている鉄道事業者では、ほとんどの線区が、日本語で言うところの「赤字ローカル線」で、営業係数が1000以上つまり100円の運賃収入を得るのにその十倍に当たる1000円!以上もの経費がかかってしまう、お荷物路線、超赤字rural line(超赤字垂れ流し路線!)が大半を占めているわけです!
現在国内の多くの"痴呆自治体"が取り組んでいる赤字ルーラルラインへの補助金(支援金)支出の仕方は...
自治体所在駅の利用客数に応じた赤字額を各自治体が案分して、事業者に直設支援(拠出)するスキーム(枠組み)制度を基本としていますが...
ヨーロッパでは
ヨーロッパ先進国?の独国エッセン州のフランクフルト交通会社 (VGF) ,やバーデン=ヴュルテンベルク州の有名なVBK line(Verkehrsbetriebeカールスルーエ企業体) - de:Verkehrsbetriebe Karlsruhe GmbH、de:Albtal-Verkehrs-Gesellschaft)
では利用者の申請に基づいて、近隣自治体役場がパス(定期券)をが発行するシステムがとられています!
魏妖怪の回し者で占められている日本の"有識者"(※31)と呼ばれているお偉い先生方は、自ら経済学者でありながら、運営面については一切触れずに、不得意な?ハード面(トラムカー)(※32)の利点を強調して、VGA事業体の本質をとらえていません!
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参※32)当サイト内関連記事 チンチン電車の郊外鉄道路線乗り入れと、鉄道車両の市内併用軌道乗り入れの違い!?とは... はこちら。
欧米先進国!を見渡してても、国家・自治体が"1民間事業者"の為に、鉄道を建設してあげてプレゼントする!などと言う馬鹿げた因習は日本だけです!
鉄道インフラは、公共事業であり、高速道路、空港、港湾施設同様に、「全ての運輸事業者に開かれた門戸」でなければなりません!
ヨーロッパでは日本で言えばJRTT(※33)に相当する各国の国策企業が完全に第3種鉄道事業者を行っていて、鉄道事業者は第2種鉄道事業者として、路線使用料を払って自社が開設(開拓)した運行系統で旅客・貨物事業を行っています!つまり全ての運輸事業者に均等に路線開設(申請)のチャンスが与えられているわけです!
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イギリスでは使用車両も国策リース会社が
さらにイギリスでは、使用する車両も国策リース会社の所有で、使用料を払えば完全整備(メンテナンスリース方式)された車両を、借りて旅客営業が行え、自社で車両を保有する必要も無いわけです!
全ての営業路線は,日本で言うところの第3種鉄道事業者である「国策会社」が保線・保全(維持管理・設備更新)を責任をもって管理しており!
JR北海道や弘南鉄道が起こしたような脱線事故などの不祥事は起こらない訳です!
与党運輸族の先生方は、ロビースト・専門家を辞任するなら?自らの権益(票田・政治献金獲得)を守る為だけに、馬鹿げた和製英語!"スキーム"制度で一般市民をけむに巻き整備新幹線建設推進プロジェクトをプロパガンダする前に、もっと広く"先進諸国"で行われている政策・制度を勉強をなさるべきです!
公開:2021年8月22日
更新:2024年3月28日
投稿者:デジタヌ
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