連載『 シベリア新幹線"妄想!"はロシア版大言壮語 Russian Big Talk!』ー第3回ー
ロシア国内でもТранспортная система России(ロシアの輸送システム)のように「客観的な考察」もあります。
第1項 ロシアにおけるpassenger traffic(旅客輸送)は
- ●air line;30%、
- ●Bus transportation;29%、
- ●inter-city road(都市間鉄道);29%、
- ●Metropolitan railway(都市圏鉄道):9%
の4種類が分かち合っています。
近年の傾向は、航空輸送のシェアの増加(2000年と比較してほぼ3倍の成長)で鉄道輸送のシェア減少です。
※鉄道も走っていない僻地?のlanding strip(滑走路、簡易空港)に就航している定期便の例...Тикси(チクシ)⇔ヤクーツク間(直線距離直線距離約1070㎞!)の例。
通常この間はフェリーで4日!かかりますが、...更に空路は需要が高く1カ月前でも予約がとれないそうです!
輸送システムの現状は、Филиалы -- железные дороги(運輸局)の技術レベルが低く、大多数の車両が老巧化し、運行の安全性が低下し、運行可能なrolling stock(鉄道車両)も不足していることが問題とされています。
これらの問題の為に、Федеральная служба государственной статистики(連邦国家統計庁)のデータでは、
2011年の時点で、全国民の10%に当たる人たちが隔離されています!
(※branch line(支線)などのrural line(カタカナ英語のローカル線)の旅客運行がSuspension(運休)されてТранссибирская магистраль(シベリア横断鉄道)などのmain lineや、regional airport(地方空港)へアクセスできない状態になっています!)《ロシア語版Wikipedia ; Транспортная система России(ロシアの輸送システム)より引用》
後述するように、他の中央アジア諸国や、隣国中国ではHighway(幹線自動車道)を運行する長距離バスが運行されていますが...
ロシアでは、大都市?(地方都市)間は、Mining town以外は無い超過疎エリア!で、
旅客需要が無いので?(大都市市街地の路線バス以外の)長距離バス・高速バスは運行されていません!
国の領土の不一致を決定する重要な要因は、奇妙な(??)中心を持つ星のような原理に従った輸送システムの構築です。《ロシア語版Wikipedia ; Транспортная система России(ロシアの輸送システム)より引用》
つまり別項で取り上げたように「すべてのroad(鐡道)はモスコーに通じる!」交通政策が「諸悪の根源」となっています!
参※)当サイト内関連記事 SLBを支えるシベリア鉄道の問題点! はこちら。
公開:2021年11月20日
更新:2024年3月21日
投稿者:デジタヌ
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