連載『 シベリア新幹線"妄想!"はロシア版大言壮語 Russian Big Talk!』ー第2回ー
※以下は嘗てのナチスドイツの Big Talk(Big Joke!)ですが...
第1項 Российские железные дорогиの非公式発表では
又Holding Russian Railwaysの準ホームページ?(ロシア語版Wikipedia ; JSC Russian Railways)の非公式発表では...
ロシアの国営 企業であり...ロシアの鉄道ネットワークの最大のキャリアです。...ロシアの鉄道省に基づいて2003年に設立されました。株式の100%はロシア政府が所有しています。
...ロシアで最大の雇用主。2019年現在、同社の従業員数は711千人であり、これはロシア経済の総雇用者数の1.2%に相当します...
2017年のロシアのGDPに対するロシア鉄道の生産高(売上額)は1.4%です。
またロシアにおける"設備投資額の3%を占め、traffic network; (transportation system )におけるシェアは13.3%です。
JSCは、全輸送システムに占めるpassenger service(旅客営業)の売上高比率では27%以上、(パイプライン輸送を除いた Land transportationの残余部分87%の)Cargo transportation(貨物輸送)の45%以上を占めています。《ロシア語版Wikipedia ; Российские железные дороги(JSC「ロシア鉄道」)より引用》
※つまり、crude oil(原油)Natural gas等の流体は殆どがパイプラインで輸送されているわけです。
2019年のJSCは、全ロシア5位の売上高を誇っています。
2019年、JSCは12億人のpassenger trafficと12.8億トンのCargo transportationを担いました。
(過去のソ連鉄道時代の1988年のRail transportは41億トン!でした)
2007年のロシア鉄道の営業収益103億ルーブルから2018年は1,397億ルーブル、つまり14倍に増加しました。
旅客輸送の増加で。2018年にはRail transportの売上高は貿易貨物の増加で過去最高を記録しましたそして、売上高は2.41兆ルーブルに増加しました...
《ロシア語版Wikipedia ; Российские железные дороги(JSC「ロシア鉄道」)より引用》
※ 2021.12.24現在 1рубль≒1.55円
2.41兆ルーブルは約3兆7千億円
第2項 過去には石炭輸送で全長7㎞を超える記録も???...
更に「ロシアの国粋主義者」は"過去の偉大な記録!"として、
最も重い列車は1988年にмагистралям (highways;幹線道路P-254?)沿いの鉄道(Транссибирская магистраль?)を使ってクズネツク炭鉱(Междуреченск(メジュドゥレチェンスク駅?)から、石炭を積んだ700両の貨車の列車の重量は約47,000トンでした。
列車全体に配置された12両の機関車に引っ張られました。その長さは7kmを超えました《ロシア語版Wikipedia ; Российские железные дороги(JSC「ロシア鉄道」)より引用》
と例を挙げていますが...
第1目 Russian big talk(大言壮語)では?
長さ的には...
全長7㎞以上は当時のRussian hopperが嘗てのJNR 石炭輸送用ホッパー車両国鉄ホサ8100形貨車同様に、全長11m程度と短かったので(※01)
全長については当時のTE10Mディーゼル機関車(1960年製以降型6軸;3軸ボギー台車x2)ディーゼル機関車(全長18.6m)x10両を加えても約7.9㎞なので、あり得る数値ですが...
参※01)石炭輸送は、支線のcolliery railway(炭鉱鉄道)にあるcoal storage (貯炭場; 石炭貯蔵、一時置き場)で直接本線貨車に積み込むので、鉱山支線の屈曲に合わせて、短くなっています!)
重量的に
1両当たりにすると 、about 67ton /unit となり、Russian hopper(※01)の Dry weight(車両重量);about 23ton だとして、
- ●gross weight ; 90t/unit
- ●Axle load (軸重);22.5 ton/axle (※02)
程度なのであり得ない数値ではありませんが...
参02)Axle load limitation; ton/axle 、Axle load (軸重)とは、車両1軸当りの、"Railway track"に対するload(荷重)のことで、一般的には静荷重を示します。
当時の貧弱な Railway track 環境では...
後述するようにRailway track(軌道)の主役である、レールと、枕木は鉄道の輸送力を決める重要な要素となっています!
当時のCCCPでは、現在のように60kg/mレールが整備されてなくて、
幹線でも、第2次大戦後の1948年から推し進められた近代化で?100 lb /m rail(45kg/m!)が整備され始めて、
"やっと"、ヨーロッパ並みのAxle load (軸重);20 ton/axleに対応出来るようになったばかりの頃です。
colliery railway(炭鉱鉄道)などの branch line(支線)では75lb/m rail(34kgレール!)に置き換わったばかりで、とてもAxle load (軸重);22.5 ton/axleには耐えられなかったと推察できます!
しかも標準的なRussian hopperのMax Loading weight;60ton、Max Axle load ; 20.75ton、
更に当時のTE10MのAxle load :21.5tonから考えても...
この記録が本当ならば、75PS rail(34kg/mレール!)が使われていた colliery railway(炭鉱鉄道)では、過積載で「可成り危なっかしい」曲芸輸送を行ったということになります!
つまり多分共産圏お得意のbig talk(大言壮語)なのではないでしょうか?
参※)big talkは鉄某頭?などの運輸族国会議員の回し者の、鉄道傾Youtuberもお好きなようですが...
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公開:2021年11月20日
更新:2024年3月21日
投稿者:デジタヌ
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