狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 見果てぬ夢 "大東亜縦貫鉄道"の擬態!SLB(欧亜鉄道貨物輸送)とは...》ー第4回ー

第4回 シベリア鉄道と壮大な延伸妄想!

ここまで読んで、『何を馬鹿気た妄想を、ほざいておるのだ!』

『こいつは頭がおかしいのではないか?...』 と思われた方は、正常人です!

身を乗り出して、読みふけった人は...

身を乗り出して読みふけった人は、一部のよとう(夜盗)運輸族に洗脳された「horse & deer」の"鉄オタです"!

ベーリング海峡線も含めて、第3シベリア横断鉄道⇔間宮海峡トンネル⇔樺太鉄道⇔宗谷海峡トンネルで日欧間の高速鉄道を建設しようなどというファンタジーは"馬鹿げた妄想!"です。

元KGB部員の"プーチン大帝"が仕掛けたプロパガンダ!

元KGB部員の「新ロシア帝国"プーチン大帝"」が日本に向けて発信した「プロパガンダ」です。

日本では親ソ派のコラムニスト・アナリスト(もしかしたら嘗てプーチン大帝が働いていた諜報機関KGBの協力者・工作員(スパイ)かも?)が、特殊法人や民間運輸会社、右翼系民間経済研究所にまで"深く潜入"していて、「日本の世論・大衆の民意」を誘導しようと、ロシアのプロパガンダ活動の手先となっていますが...

第1項 ロシアがUSAに協力を打診しない理由は

※以下はかつてのナチスドイツの野望ですが、大して変わりません!

第1目 ベーリング海横断鉄道はアメリカ人が提案した!

ロシア語版Википедия Амуро-Якутская железнодорожная магистраль の説明によると...

Bering Strait(ベーリング海峡)横断 Alaska 連絡鉄道は、

1904年、フランスの起業家Loic de Lobelは、アメリカ人とともに、シベリア横断鉄道に参加する前に、チュクチとヤクートを通るシベリア -アラスカ鉄道を建設することをロシアに提案しました。

この提案は、ロシアの部門間会議によって却下されました。《ロシア語版Википедия Амуро-Якутская железнодорожная магистральより引用》 

エーそんな馬鹿な?!

Alaskaは既に1867年3月30日にアメリカ合衆国に"売却"されていて、1912年5月11日にはアラスカ準州となるわけで、フランス人はともかく"アメリカ人"が、片棒を担ぐとは考えにくいのですが...

第2項 ロシア語版 Википедия も政府関係者のプロパガンダの道具

日本語版ウィキペディアも"与党運輸族"の都合の良いように「"改竄"されまくって」いますが、ロシア語版Википедия も政府関係者のプロパガンダの道具にされているようです!

例えば本件も、ほんの数週間前のДействующие узкоколейные железные дороги России(ロシアでの狭軌鉄道の運行)では、

ソ連当時は、「20世紀後半でも"軽便王国"で、各地に750mmのRussian Narrow gaugeがforest railway、mining railwayとして敷設されていて、総延長 26,000㎞! の大鉄道網を構築していた!」との記述がありました。

地図上の経路(線形)と、証拠写真(Томмотの構内写真)にも、"改軌された跡"がくっきりと写っています!

ついでに、本線についても、バイカル湖を通っていたferry航路は、アンガラ川左岸を通るバイカル湖西線?(Кругобайкальская железная дорога)のБайкал(バイカル)駅の対岸に当たるЛиствянка(リストヴャンカ)と Вокзал Мысовая(ヴァグザール・ミソヴァヤ)とを結んでいたはずで...

IrkutskからЛиствянкаまでの区間はどうしていたのか?

Dam が建設されるはるか以前のお話なので、水深が足りずにそのままフェリーで、繋ぐわけにもいかず、アンガラ川右岸を"汽車が"走っていたはずなのですが...

この路線に関する記述は一切ありません!

本当のところは、モスクワの公文書館へ出向き、公式資料をあさる以外は無いでしょうが...

何故このような、「つじつまが合わない」内容で「ロシア鉄道」を正当化する必要があるのでしょうか?

第3項 ロシア政府は昔から信用が置けない!

ソ連時代の嘗ての大東亜戦争では、8月15日に大日本帝国が「両手を上げて降参している」にもかかわらず「樺太に侵攻してかすめ取り」長年定住していた日本人を追い出し!(※31)そのまま居座った「厚かましいロシア人!」たちです...

Siberia Shinkansen(第3シベリア鉄道)にまんまと引っ掛かる?「お人好しの日本政府!」とは違って、ロシア・中国とは距離を置くUSAは、絶対にこのお話には乗らないでしょう!

何故なら、嘗ての領土「アラスカ」を取り戻そうと虎視眈々(※32)と狙っているのが見え見えだからです!

何故なら、ひとたび紛争(戦争)が起これば、"シベリア虎と北極熊"のアメリカ大陸侵攻を許す結果になるからです!

ロシアも腹の内をUSAに読まれていることをぐらいは「百も承知」しているので、「ベーリング海峡新幹線」のお話はUSAには"直接"持ちかけない訳です。

仮に日本(与党運輸族)が「Siberia Shinkansen」のお話にまんまと乗り、"宗谷海峡トンネル"迄つくったとしたら...

大東亜戦争の「二の舞い」になり、友軍?アメリカ軍が到着する前に日本本土までロシア軍に占領されてしまうでしょう!(※33)

つまり国防上「宗谷海峡は日本の命運を握っている大事なFrontier(防衛ライン)」なのです!

※以下はLogistics (兵站)の一例ですが、既に前途したように樺太鉄道はRussian Gaugeに改軌!が完了していて、何時でも日本に侵攻できる体制!になっています。

参※31)ピューリタン以外の"耶蘇教"のMoral(道徳観)では、敗者は「殲滅するか追い出す」以外の2択しかありえなく、征服された地域では多くの"難民・強制移住者"が生まれるわけです!

当サイト内関連記事 日本人(日本国政府)には、理解しにくい大陸民族の"ご都合主義"とは はこちら。

参※32)「虎視眈々」の"虎"とはSiberia tiger;アムールトラのことで、嘗て極東の"満州"と"アムール"一帯を支配していた満州族の"金王朝"を示唆した表現です!

今ではこの辺り一帯を"かすめ取った北極圏のUrsus maritimus(ロシア熊)の「熊視眈々」と言ったところでしょうか?...

参※33)樺太占領に係らず、20世紀後半のアフガニスタン侵攻にせよ、現ロシアのクリミア半島占拠にせよ、内政問題?のチェチェン紛争同様に、武力行使!で「自国の利益」を主張するお国柄です。

第4目 そしてウクライナ侵攻も鉄道で

垢にまみれた日本のジャーナリスト・researcher・有識者?と呼ばれる人たちは一切口にしませんが...

今回のクリミア半島からのウクライナ侵攻のlogistics(兵站)は海路ではありません!

ロシアが巨費を投じて準備していた鉄道です!

お気楽な夜盗運輸族が、煽動して国際協力で間宮海峡、宗谷海峡両トンネルを造ろうものなら、間違いなしに!...

 

公開:2021年10月22日
更新:2024年3月21日

投稿者:デジタヌ

連載《 見果てぬ夢 "大東亜縦貫鉄道"の擬態!SLB(欧亜鉄道貨物輸送)とは...》ー第3回ーTOP連載《 見果てぬ夢 "大東亜縦貫鉄道"の擬態!SLB(欧亜鉄道貨物輸送)とは...》ー第5回ー


 

 



▲鉄道史研究班へ戻る

 

ページ先頭に戻る