狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 見果てぬ夢 "大東亜縦貫鉄道"の擬態!SLB(欧亜鉄道貨物輸送)とは...》ー第5回ー

第5回 シベリアランドブリッジ SLB輸送とは

独・露・中の合弁事業Trans-Eurasia Logistics(トランス=ユーラシア・ロジスティクス)が運行している、国際貿易呉越同舟!鉄道では、

Транссибирская магистраль(シベリア横断鉄道)を用いた輸送を通称SLB(Siberia Land Bridge)Logistics中国国鉄を利用するルートをCLB( China Land Bridge)Logisticsと略称していて。

特に親露派の人達(内通者・協力者?)はSLBにご執心のようですが...

後述するように肝心のロシアは、日本製品"輸出"のためのtransit cargo traffic(通過貨物)には興味ない!でしょう。

第1項 "ランドブリッジ"???とは...

カタカナ造語が好きな日本の"アナリスト・エコノミスト"等の専門家?が好んで用いていますが...

"ランドブリッジ"などと言うふざけた言い回しは、英語圏にはありません!

非英語圏で、「施設(建物)と団体(人間)」の区別が曖昧なドイツ人と、USAを敵対視しているロシア鉄道、中國鐡道が、皮肉?を込めてこさえた造語です!

独・露・中の合弁会社Trans-Eurasia Logistics(トランス=ユーラシア・ロジスティクス)が、node & transshipとなる container terminal(コンテナ積み替え施設)をtrestle(橋脚)に見立てて、2点間を橋渡しするという意味らしいですが...

第1目 橋台(踏み台)にされる都市では不快感も...

踏み台?にされるcontainer terminalも"通過されるだけの沿線都市"でも不快感を持つのではないでしょうか?

一部のお調子者のアナリスト気取りの日本人運輸関係者は、USAのtranscontinental railroad(大陸横断鉄道)までAmerican Land Bridgeなどと馬鹿げた表現をしていますが...嘆かわしい!

Europeの終点と東欧の中心地?(シベリアのエントランス!)モスクワとを結ぶEurope Land Bridge?と、

モスクワと"極東"シベリアの裏口 ウラジオストク(ナホトカ港)を橋渡しするSiberia Land Bridge? ,

そして中国の勝手口?連雲港港と、モスクワを橋渡しするChina Land Bridge?の3本の「友情の架け橋?」でELB(Eurasia Land Bridge)を構築して、国際貿易のtraffic network を構築しようという"魂胆"ですが

つまりこの言いまし?だと...

日本を除く!24ケ国が参加(加盟)しているTrans-Asian Railway(※31)が目指しているNorth-South Corridorは-Eurasia traversal Land Bridgeとでも表現するつもりなのでしょうか?

略して、E.T.L.B???と言うことになります!が...

参※31)当サイト内関連記事 シベリア新幹線構想 VS 一帯一路構想 はこちら。

第2項 実はもっと恐ろしい意味合いが...

まあ、英語圏でない"中・毒・素?"の連合組織(呉越同舟集団)に、和製英語・カタカナ造語が得意な日本のアナリストが与えた表現でしょうが...

本当のところは「Sibirskey Logistics by Broad gauge!」

つまり"シベリア広軌兵站鉄道!"の意味ではないでしょうか。(※32)

参※32)当サイト内関連記事 鉄道発祥の地・英国で生まれた国際標準軌 (4 ft 8 in) !と各国標準軌の歴史... はこちら。

第1目 ヨーロッパ各国では InterCity と言う表現が

ヨーロッパ各国では都市間を結ぶ急行路線に対してInterCityと言う表現があります。

元々は近代鉄道発祥の地イギリス国鉄が考えた英語でしたが、イングランドでは国鉄の民営化に伴い、正式な呼称としてはすでに使用されていませんが...

どうしてもEurasia transcontinental railroadと言う英語を使いたくない!のなら...

これに倣えば、inter-ocean rail-roadとでも表現したほうが適切ではないでしょうか?

またlogisticsそのものが"兵站"を意味しており重複しますし、transcontinental transit cargo transportation(大陸横断貨物)又はinter-ocean cargo transportationと呼んだほうが"国際人"にも理解されやすいでしょう。

第3項 現在行われているTrans-Eurasia Logistics(トランス=ユーラシア・ロジスティクス)

現在Trans-Eurasia Logisticsとして、ドイツの鉄道会社DeutscheBahn とロシアのRZhD、China Railway Corporationの3国の合弁事業として、ドイツと中国の間でロシアを経由してコンテナ貨物列車を運行しています。

但しヨーロッパでは、前途した通り、建築限界(トンネル断面積、架線高さ)との問題があり現在のところDouble-stack rail transportは行われていませんが、代わりに40 ft(12,192 mm )国際規格コンテナの2unit orthostichy loadingに対応した

25m級のflat carを用いたtandem loadingによるIntermodal container輸送が行われています。

そして、

♥チェコの160㎞/対応"神線"の例

 

公開:2021年10月22日
更新:2024年3月21日

投稿者:デジタヌ

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