狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 見果てぬ夢 "大東亜縦貫鉄道"の擬態!SLB(欧亜鉄道貨物輸送)とは...》ー第3回ー

第3回 遠大な Sibirskey Shinkansen Vision

最近自民党を離島?して新生・ロシア帝国に亡命?なさった"某有名人"が夢見た「Sibirskey Shinkansen Delusion」第3シベリア鉄道"妄想"!とは、

シベリアの玄関口!モスクワと北海道とを結んで、新たなtransfer line(輸送路)を建設しようという壮大な夢物語です。

第1項 第3シベリア鉄道に関しては

嘗ての森林鉄道のターミナルДе-Кастри(デ=カストリ)からYakutian Railway(ヤクート鉄道)のАмга(アムガ)駅付近を経由して、ヴィリュイ川源泉近くのЭконда(エコンダ)、クレイカ川河畔のСветлогорск(スヴェトロゴルスク)、branch lineのНовый Уренгой(ノーヴィ・ウレンゴイ)、Норильская железная дорога(ノリリスク鉄道)のЛабытнанги(ラビトナンギ)、Печора(ペチョラ)、Вельск(ヴェリスク)付近を経由して、モスクワを迂回して、ベラルーシのМінск(ミンスク)に至るrouteなら約6,800kmと現在のシベリア鉄道の約半分近くの距離となりМінск⇔Duisburg(デュイスブルク)間は現在のルート(約1600㎞)が使用できる、SLB輸送が実現できるわけです!

SLB、ELB合わせて約8,400km と新潟⇔Де-Кастри間約1,600㎞、横浜⇔新潟港間鉄道距離約390㎞をくわえても全工程が1万300㎞程度となり実に海路の半分程度!になり、大幅に距離短縮が可能となります。

表定速度32㎞/h程度で

SLB、ELBの表定速度を32㎞/h程度まで引き上げられレバ

所要日数は8.400km/(32㎞/hx24h)≒11日程度!

新潟港⇔Де-Кастри(デ=カストリ)約1,600㎞、を20 kt(37㎞/h)で航行できレバ、約2日

transshipと通関を考えても、3日程度のロスタイムで済み、

全行程では16日と現状の船便に比べて2週間以上のアドバンテージを稼げることになります!

更に、全線電化しなくても燃料代も大幅に安上がりとなり、現状の海上コンテナ輸送の約1/2程度までコストダウンが可能となるでしょう!

更に沿線の保線に当たる要員として、数千人規模の新たな雇用も創出できます。

耐低温特殊鋼材も開発されており、更に、ツンドラ地帯・永久凍土地帯に鉄道を敷設する技術も確立されています!

現状シベリアは、モスクワから距離がありすぎて、ロシアも積極的ではありませんが、大幅に距離が短縮されれば...

更に、同じ帝国主義(独裁主義)でも、完全に自由経済体制となったロシアのほうが、隣国C国よりはまだ政情が安定している?ともいえますし...

Северный широтный ход

本線についても、Северный широтный ход(北緯ルート新線)として、極寒の北極圏に新たな路線が建設開始されています!

Сахалинский тоннель

更に、日本の国際協力で、Сахалинский тоннель(サハリントンネル)路線図が実現できれば

イルクーツク⇔樺太鉄道北端(ノグリキ)間に新線を敷設しても、1600㎞程度です。

単線なら、海底トンネル掘削費も含めて新幹線程もかからないでしょう!

第2項 宗谷海峡はたったの?45㎞

津軽海峡は海峡線の海峡分で約23Km。

日本とロシアを隔てる宗谷海峡は最狭部で約2倍の45㎞。

USAとロシアを隔てるベーリング海峡は最狭部で約90㎞!

夫々約半分(倍)の関係で

今の、日本の土木技術なら実現可能!でしょう。

更にベーリング海峡を渡る米露友好ライン?計画が実現すれば

ロシア語版のТранссибирская магистраль(シベリア横断鉄道)の拡張計画でも記述されているように...

USA⇔ロシア間のベーリング海峡を渡る米露友好ライン?ならヤクーツク東海岸シアトル間は約6300㎞で第3シベリア鉄道よりも断然短く、かつ国際間の貿易にも役立ちます!

中國にとっても

更には、中国の産業都市「重慶、武漢」へも約11,000kmで繋がり、現在香港にある正永海運のエバーグリーン便で輸送されている、香港⇔シアトル間の太平洋航路とほぼ同じ距離となり、港での荷役作業が省略できて、そのまま全米各地にデリバリー出来て、表定速度28㎞/hを確保できれば約16日で中国⇔米国の輸送ラインが実現できるわけです!

後述するように、中国国内は在来幹線も、改修が進み、米国BNSF並みの高速貨物列車運行(表定速度50㎞)も可能なので中国国内約2900㎞はり約2.5日!

ロシア国内は約4000㎞は、永久凍土(ツンドラ地帯)なので表定速度28㎞/hとしても約6日。

アメリカ大陸アラスカ州内は

Fairbanksを通り新線約1400㎞を建設して。表定速度28㎞/hとして、約2日

カナダ国内は一部新線を建設して、約3600㎞表定速度28㎞/hとして、約5.5日

都合約16日で走破出来て、

香港⇔横浜⇔シアトル間コンテナ輸送約10.700km 神戸・横浜経由14日。

香港⇔シアトル⇔シカゴ間17日と互角で争え、しかも、香港、シアトルでの荷役作業も必要ないので、その分経費・時間共に節約できて、しかも"全線電化"すればゼロカーボン社会にも貢献できることとなります!

更に、カナダが線形改良に投資してくれれば、更に2・3日は所要に数短縮にもなります!海上輸送に比べて1週間程度早くなり、冷凍・冷蔵食料品も含めて、大幅に輸送コストダウンに繋がります!

 

公開:2021年10月22日
更新:2024年3月21日

投稿者:デジタヌ

連載《 見果てぬ夢 "大東亜縦貫鉄道"の擬態!SLB(欧亜鉄道貨物輸送)とは...》ー第2回ーTOP連載《 見果てぬ夢 "大東亜縦貫鉄道"の擬態!SLB(欧亜鉄道貨物輸送)とは...》ー第4回ー


 

 



▲鉄道史研究班へ戻る

 

ページ先頭に戻る