狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 北陸新幹線小浜ルート延伸は福井県の"故郷創生・町おこし"に役立つのか?』ー第5回ー

★第3節 北陸新幹線小浜ルート延伸だけでは東海・首都圏と絶縁状態となる旧敦賀藩!

現状JR西日本とJR東海が共同運行している"特急しらさぎ"は、2015年3月の北陸新幹線金沢開業以来それまでの8両編成が→6両編成に縮小されてさらに利用客も減少していますが...。

第1項 小浜ルート執着は中京経済圏(JR東海)との絶縁状!

ショートカットすればたった45.9㎞の米原⇔敦賀間を3倍以上もの168㎞もの大回りで距離と所要時間を...

まあこれで、福井県は東海・中京エリアの企業とは絶縁したのも同様でしょう!

おまけに、後述する大廻運賃の一部負担のために「助成金」が求められて、福井県(民)が飲むことにでもなれば...

第1目 北陸新幹線が2024年春?に敦賀まで延伸開業すると...

北陸新幹線が予定通り2023年春に金沢から敦賀まで延伸開業すると、東海道新幹線経由が時間・料金共に東京⇔米原⇔敦賀(現行2時間52分/13870円/491.8㎞)が勝っても、乗り換えなし座ったままのメリットでJR東日本・JR西日本連合の北陸新幹線に利用者が移ることも考えられますが?...

第2目 2027年?にリニア中央新幹線が名古屋まで開業すると

予定通りに2027年にリニア中央新幹線が名古屋まで開業すると、東京(品川)⇔名古屋間285.6㎞は約40分!で結ばれることとなり、時間的には「米原ルート」ががぜん有利となってきます。

予てから中部という大きな枠組みの中で陰になり日向になり、北陸3県とともに歩んでくれた中京・東海エリアと、"天子様のおわします帝都・東京・首都圏"と結ばれたほうが...

臭いもの(原発)を押し付けておいて"イケシャアシャアと行商"に訪れては、マッチポンプのように美味しいところだけ持って帰るような、狡猾な(関西経団連の)"なにわ商人"どもに今更ながらに気を使う必要などない!のではないでしょうか。

第3目 着工後15年もかかれば良いことばかりでは...

前節で触れたような良いことづくめでもありません、前途したように少子高齢化、東京一極集中、過疎化、敦賀衰退!の荒波を乗り切り2037年まで歯を食いしばって敦賀市が「生き抜く」必要!があります。

少子高齢化・東京一極集中(若者流出)・敦賀(経済)衰退で、先行着工部分(北山トンネル)は(北陸新幹線当初計画案にあった石川・富山県境の先行着工部分)「加越トンネル」のように放棄?されてunfinished line(未成線)になり、

小浜ルートは立ち消えとなって、敦賀⇔米原間の北陸中京新幹線も成田新幹線のように"事業中止"となる可能性すらあります!

更に完成出来た?としても、"今後の協議事項"としてお茶を濁されている小浜線の処置(廃止or3セク転換)と、並行在来線に指定される湖西線廃止問題が、大問題となることは目に見えています!

参※41)当サイト関連記事 湖西線から サンダーバード 号が国際救助隊に帰還してしまう日...はこちら。

第2項 JR東海は窮地に

開業までに15年かかるといわれている北陸新幹線小浜ルートは、JR西日本(JR東日本)の路線なので、JR東海さんがどうなっても構わないのでしょうが?

着工済のリニア中央新幹線 品川⇔名古屋間が2027年に開業できる目途が立てば、リニア中央新幹線の輸送密度・営業係数を"死守"する為に、東京(品川)⇔名古屋間の東海道新幹線は、のぞみを大幅削減してひかり運行に転換して、JR東海を"倒壊から守らなければならなくなります。

第1目 余裕が生まれすぎる!東海道新幹線名古屋以遠

"のぞみ"は名古屋発着の九州方面のみとなり、更に需要に見合うように"減便"されるでしょう。

さらに、北陸新幹線小浜ルートが完成すれば、JR西日本・JR九州連合は、JR東海とおさらば!して、共同運行の"さくら"を九州新幹線⇔山陽新幹線⇔北陸新幹線⇔上越新幹線⇔東北新幹線ルートに"転線"するでしょう!

JR東海の東海道新幹線 名古屋⇔新大阪間は旅客低迷

JR東海としては東海道新幹線名古屋⇔新大阪間に余裕ができる(できてしまう?)ことになります。

この名古屋⇔(米原)⇔新大阪間を何とか「てこ入れ」したいわけで、現況仲の悪い?JR西日本さんに協力していただいて、現行「特急しらさぎ」のように名古屋⇔敦賀⇔金沢間に「相互直通・新幹線Newしらさぎ」の運行を行い「名古屋城」⇔「新大阪城」間の兵站?(利用者・乗客)を確保したいわけです!

第3項 北陸新幹線敦賀延伸後の所要時間は

現行の東海道新幹線米原乗り換え特急「しらさぎ」乗り継ぎルートの場合でも最短3時間26分ですが最短3時間7分迄短縮される予定でしたが廃止されるようです。

  • 品川⇔(東海道新幹線)米原⇔(在来線特急)⇔福井 539㎞ 最短3時間7分 
  • 8,910円+新幹線指定席 5,160円+シラサギ指定席 760円 合計¥14.830-

第1目 名古屋⇔米原⇔敦賀間JR西日本車両レンタル運行の"しらさぎは廃止!

「しらさぎ」はJR西日本とJR東日本の共同運行(JR西日本車両の直通)なので、JR西日本の北陸本線・米原⇔敦賀間45.9kmとJR東海の東海道線・名古屋⇔米原間79.9kmの共同運行では、

JR西日本にとってはJR東海の為に車両を貸し出している格好になり、更に米原⇔敦賀間の運行では東海道新幹線乗り継ぎルートを支援する形となり「敵に塩を送る」になり、JR西日本の北陸新幹線区間(上越妙高⇔敦賀)の営業収益が悪化する!という利用者無視の廃止理由らしいです。

但し、JR東海が自前の特急車両を準備すれば、北陸新幹線延伸Scheme(企て!)に協力してくれた福井県・敦賀市の手前廃止には...

第2目 現行の北陸新幹線長野ルートでは金沢⇔福井⇔敦賀延伸開業後でも約2時間55分

東京⇔福井間(526.5㎞) 最速 かがやき 約2時間55分 合計 ¥13,910ー

  • 東京⇔金沢 450.5㎞ 北陸新幹線 最速かがやき現行 150分 北陸新幹線内最高運転速度260㎞/h 表定速度182㎞/h
  • 福井⇔金沢間 (約76㎞) かがやき 約25分 北陸新幹線内最高運転速度260㎞/h 表定速度182㎞/h 
  • 運賃 ¥8,420ー 指定席特急料金¥5,490 合計 ¥13,910ー

第4項 夜盗運輸族の"とんでもない"謀議が

雲助・山賊紛いの夜盗運輸族は、北陸新幹線小浜ルート"優先着工"を正当化するために、東海・首都圏方面からの利用者を京都経由!の超大廻させようと画策しているようです。

米原⇔敦賀間の所要時間比較では

♥北陸中京新幹線(米原ルート)なら約14分!
  • 米原⇔敦賀間(約43㎞) 最速新しらさぎ 約14分! 北陸新幹線内最高運転速度260㎞/h 表定速度182㎞/h
新快速が走り続けてくれたとして現行通り45分
  • 米原⇔敦賀 間45.9㎞ 
京都大廻!?だと59分! 

一部の夜盗整備新幹線CPPT関係者の"おおうつけ者が漏らしたような、遠回り案では...

乗り継ぎ7分としても、59分!

※実際には東海道新幹線京都駅と北陸新幹線京都駅は1駅程度離れる予定なので乗り継ぎには10分以上かかります!

  • 米原⇔京都67.7㎞ こだま・ひかり共に 19分
  • 京都⇔敦賀間約100㎞ 最速かがやき(表定速度182㎞として)33分

第4目 さらに差額運賃

京都⇔敦賀間 湖西線94.1㎞経由の2020年の現行運賃比較

サンダーバード 湖西線94.1㎞/51分 3220円(運賃1690円 指定席特急料金1530円)

米原経由 

合計4320円/75分(通し運賃 1690円で同じ)

京都⇔米原 東海道新幹線(JR東海)67.7km (指定席2090円)

米原⇔敦賀 北陸線(JR西日本)45.9㎞(運賃860円)

第5目 さらに彼らは"使えもしない高速バス"を利用しろと!

2020年現在、名古屋駅⇔敦賀駅間に直行高速バス路線はありま線(せん)!

"敦賀⇔名古屋駅間が3時間!"

高速バスを利用しようとすると、連絡していない「敦賀市コミュニティバス 」で井川集落まで行き約4分かけて敦賀インター料金所に併設されたバス乗り場まで行かなくてはなりません、更に周囲にバス用パーク&ライド用の駐車施設も無く、インターでの待ち時間も含めると"敦賀⇔名古屋駅間が3時間!"もかかります。

高速バスターミナルを新幹線敦賀駅前に併設しないと無理!

高速バス利用を促すなら、前途したように2023年の敦賀開業時までに、高速バスターミナルを敦賀駅に併設して、JRバスに働きかけて「名古屋駅⇔敦賀駅」間の直行便を開設しないと、利用でj来ません!

しかも、現状結構利用率の高い敦賀⇔米原間では毎時1往復のしらさぎ1編成(6用編成)でグリーン車39人、普通車72名X1、先頭車68名x2、中間者トイレ付68名x2

つまり定員389名!通常の4列シート高速バス定員がトイレ付38名つまり、約10往復/時間でないと処理しきれなく。一度に乗り移ることは出来ないので、実際には不可能!

第6目 東海エリアからの大廻!運賃は負担は誰(関電)が負担するのか?

更に小浜ルートだけが完成したら、遠く離れた!東海エリアからの運賃はどうなるのでしょうか?

米原⇔京都小浜⇔敦賀間167㎞の運賃約2640円(新幹線指定席特急料金2090円+2200円)計6930円と、北陸線の新快速運賃¥860ーの差額補助¥5,530-は、10万人が利用する?としても"年間5.5億円のはした金?"です。

馬鹿げたことを言い出すのならば、関電さに負担させるべきでしょう。

※但し結果的には関電サービスエリアの住人が使用料金値上げと言う形で負担!することに...

第4項 実現性の乏しい陽動作戦"当て馬!"ヘリコプター航路に乗せられて"浮かれない"ように

2022年になり突如 不要不急?の福井空港を定期航路用ヘリポートとして使用する、

定期航路案が(小浜線沿線の地上げ屋に押された)痴呆偽員団からぶち上げられました!

明らかに、根強く活動している♥中京北陸新幹線(米原ルート)推進派に対する当てつけ工作!でしょう...

『小浜・松井山手ルートに決定すると、中京・帝都東京と疎遠になる...』とご心配なさっている♥良識ある福井県民に対する陽動プロパガンダにすぎず、鼻から実現させる気も無いアドバルーンにすぎません。

第1目 見え見えの"嫌がらせ航路"妄想アドバルーン

更に、福井空港⇔千葉ディスにーランド?、福井空港⇔USJと言うのも、見え見えの嫌がらせ航路想定にすぎません!

実際に、機種も限定せずに片道1,2万円等と言う"破格の運賃設定妄想!"は、米原ルート賛成派に対する封じ込めの嫌がらせ工作にすぎません!

地元の県会偽員、自治体偽会偽員たちが、小浜ルートの先行土地取得をしている(支持母体の)地上げ屋(不動産屋)の突き上げで、打ち上げたアドバルーンにすぎない!と言えるでしょう。(※42)

真剣に福井県・若狭湾・敦賀市の観光振興を考えるなら敦賀新空港建設(※43)で世界の都市と Point to Point で結ばれることを模索するべきです!

参※42)当サイト内関連記事 運輸族 ・ 地方議会議員 が 鉄道 新線を "建設したがる訳!" とは... はこちら。

参※43)当サイト内関連記事 敦賀新空港 建設で嘗ての敦賀藩・敦賀港の繁栄が... はこちら。

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公開:2017年9月11日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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