狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 北陸新幹線小浜ルート延伸は福井県の"故郷創生・町おこし"に役立つのか?』ー第6回ー

★第4節 小浜ルートでは"近畿圏の全鉄道事業者を経営破綻"!させる懸念も...

第1項 事は、福井県(民)だけの問題ではありません!

下図をご覧いただければ一目瞭然!

第1目 京阪間で6路線は供給過剰!全路線が"相打ち共倒れ!"

少子高齢化、東京一極集中、地方衰退のご時世に、京阪間で6路線はどう考えても供給過剰!です。

現状でも、京阪間には、JR東海の東海道新幹線、阪急京都線、京阪線、そしてJR西日本のJR京都線(東海道線)の4路線がありますが、ここに、北陸新幹線(新京都⇔新大阪)が加われば5路線に更に、新京都⇔松井山手間に通勤新線が併設されれば6路線!

つまり、下手をすれば、全路線が"相打ち共倒れ!"となることも容易に想像できます!

  • ●赤色電車マーク 大阪・梅田総合駅
  • 紫色ライン リニア中央新幹線
  • ブルーライン 東海道新幹線・北陸新幹線
  • ライトブルーライン JR京都線(東海道線)通勤新線・学研都市線(片町線・東西線)
  • マルーンライン 阪急京都線
  • グリーンライン 京阪本線

第2項 JR西日本設立当初は"大回り"してでも東海道新幹線と決別したかったが...

JR西日本設立当初は、京都府・建設負担金拠出の条件である"新・京都駅"経由を飲んで遠回りとなっても東海道新幹線とは縁を切りたかったのでしょうが...

東京⇔新大阪間の東海道新幹線は「JR東海の所有」で、北陸新幹線米原駅接続案では新幹線のダイヤも自由に組めません!(2037年以降のリニア中央新幹線の新大阪延伸開業までは東海道新幹線への山陽・九州新幹線の乗り入れも事実上制限されています!)

第1目 当初は北陸中京新幹線(米原ルート)では飛び地!になり何かと不都合だった

2023年には開業予定の北陸新幹線金沢⇔敦賀間の乗客が,2027年のリニア中央新幹線名古屋開業でまたJR東海に移ってしまい北陸本線「しらさぎ」の利用率は上がるでしょうが...。米原⇔名古屋間の運行区間はJR西日本の旅客営業収入には繋がりません!

小浜・新京都・京田辺ルートなら、東海道新幹線と決別できて!自由にダイヤが組めて事業費分担額(5700億円)と,JRTT(※51)へのリース料は多少割高になっても運賃収入は全額JR西日本の収入となり、40年償還(ローン)でもなんとかなるだろう?と目論んでいたのでしょうが?...

参※51)当サイト内関連記事 JRTT 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 が改組して総合リース業になれば... はこちら。

第3項 その他の問題

  • ●湖西線存続問題
  • ●北陸本線赤字転落
  • ●小浜線の3セク化!

小浜線の現状(2018年度)

(敦賀ー東舞鶴間)輸送密度1,133人!営業係数 659.8円で大赤字!!!

小浜線は間違いなしに「廃止・3セク化」対象とされてしまいます!

参※)詳しくは当サイト内関連記事 北陸新幹線小浜・京田辺ルートでは実現できても?永続出来ない! をご参照ください

続きはこちら

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公開:2017年9月11日
更新:2024年2月12日

投稿者:デジタヌ

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