狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 近鉄生駒線・田原本線LRT 化で王寺駅前旧街道 トランジットモール化で繋がれば...』ー第3回ー

ここをクリックするとこの Content の Opening に戻れます!

★第2節 田原本・生駒両線連絡『王寺駅前トラム新線』案とは...

令和元年のおおさか東線の新大阪延伸開業と目前に迫った2023年の大阪(北梅田駅)延伸開業で、注目される「王寺駅」とその周辺自治体です。

王寺駅を抱える王寺町が中核都市まほろば市として出発できるか?どうかを握る鍵は、王寺駅前旧街道(旧25号線)のトランジットモール化と近鉄線の広域トラム化にかかっている!といえるでしょう。

★第1項 斑鳩広域交通事業「斑鳩Tram 」事業計画骨子

旧国道25号線のトランジットモール化と全長約1.3㎞の併用軌道新線建設

王寺町内・駅北側の旧国道25号線現県道156号の中央部に併用軌道を敷設してトランジットモールにして、中ほどの一部分に行き違い用の複線を設けて近鉄田原本・生駒両線をチンチン電車でつなげてしまう案です!

1)新線建設

大和川橋梁東端より分かれ市道と県道156号(旧国道25号)を経由して王寺跨線橋北詰交差点付近の高架下を抜け船戸児童公園付近で現行線と合流する延長約1.3㎞の区間の県道をトランジットモールとして整備し中央部に併用軌道を新設する。

計画経路

大和川橋梁から王寺跨線橋北詰交差点間の中央部分に往復別線の複線軌道を敷設する。

トランジットモール化に伴う都市計画道路整備事業と同時に行えば、ガソリン税(道路特定財源)が流用でき十二分に実現可能な数値。

2)田原本起点⇔東山終点で運用を一体化する

近鉄から譲渡された路線は、全線750V以下の直流電化に降圧し、新たに王寺町内に敷設する併用軌道線とともに全線トラム路線として田原本起点⇔東山終点で運用を一体化する。

※、トランジットモール区間が1.3㎞と短いので別段750Vに降圧しなくても、特認は得られます!(京阪電車京津線・石山寺線は共に1500vで認可されています!)

3)生駒線の路線分割と 一般地方独立行政法人 飛鳥鵤広域交通事業

奈良県が主体となり、王寺町及び関連自治体である平群町、三郷町、落合町、河合町、三宅町、広陵町、田原本町、の沿線8町、およびJR西日本、近鉄の共同出資で第3種鉄道事業者として(非公務員扱いの)一般地方独立行政法人 飛鳥鵤広域交通事業(※10)を設立し、東山以南の生駒線と田原本線全線の鉄道施設を、

近鉄から譲渡(売却)された後、第2種鉄道事業者として近鉄の運行協力で飛鳥鵤広域交通事業が運営にあたる。

参※10)当サイト内関連記事 欧米 から学ぶ 持続性のある鉄道事業 再建 に関する2つの取り組み はこちら。

4)東山駅は共同駅とし同一ホーム乗り換えを可能とする

新たに生駒線とトラム線の終点となる東駅では、同一ホーム乗り換えを可能とし乗り換えの便を図る。

5)新型超低床車両の導入

全長30mの超低床車両の導入が必須ではあるが、現状生駒線東以南は朝夕ラッシュと、昼間利用でさほどの需要差が無く新型超低床車両も7編成程度の導入で対応でき、さほどの設備投資額にはならないと思われる。

広島電鉄5100型をモデルとしたというよりそのまま型式変更で導入できる。(近畿車両 、三菱重工業、東洋電機、広島電鉄4社共同開発車両)

低床30m連接車両、5車体3台車連接固定編成 最高速度80㎞ 編成定員 149(着席56)人

全長 30,000 mm、全幅 2,450 mm、全高 3,645 mm

想定運用速度、市街地30㎞(現行法規通り)、生駒線・田原本線本線部分最高速度70㎞/h

一編成(1ユニット)3億2000万円(広電公式発表購入価格)

必要編成数

ラッシュ時対応4本/1時間のダイヤとして

現行の表定速度のままでも片道30分程度、4本/時間つまり15分間隔運行で上下同時運行本数5列車、予備車両2編成を含めても7編成あればなんとかなり。

初期投資額は3.2億X7編成(7ユニット)=22.4億円!

6)総事業費

単線併用軌道敷設&停留所新設設備費 1.3㎞x15.5億円/km≒20億円(※91)

既存線区改修工事費(駅増設・ホーム切り下げ改修信号設備改修・変電所新設(750V降圧の場合))、

田原本線改修工事費 10.1㎞X3.7億円/km≒37億円(750V降圧の場合)

生駒線改修工事費(東山駅⇔王寺駅)7㎞x3.7億円/km≒26億円(750V降圧の場合)

車両設備費約22.4億

事業総額 約105億円

参※)但し架線電圧変更なし、本線上の駅増設が無い場合は、生駒線6駅、田原本線7駅都合12駅の低床ホーム親切だけで済み東山駅の改修を見込んでも総額12億円程度には収まる見込みで、総事業費は55億円ぐらいまで圧縮可能!

参※91)富山ライトレール併用軌道敷設実績より

※トランジットモール化で有れば、道路拡張は必要なく、街路整備ぐらいで、50億程度で全ての事業が完成できる!

続きはこちら

ここをクリックするとこの Content の Opening に戻れます!

 

公開:2018年11月21日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

連載『 近鉄生駒線・田原本線LRT 化で王寺駅前旧街道 トランジットモール化で繋がれば...』ー第2回ーTOP連載『 近鉄生駒線・田原本線LRT 化で王寺駅前旧街道 トランジットモール化で繋がれば...』ー第4回ー


 

 



▲近鉄 電車グループ調査班へ戻る

 

ページ先頭に戻る