狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 ぶらくり丁の再興には"シティーバスセンター"を柱とした Transit の見直しが...』ー第3回ー

★第2節 発想の大逆転で♥ sophisticated city 和歌山中心市街地の復興を!

地方都市が Metropolis(政令指定都市)を目指す時代ではありません!

東京一極集中・地方衰退の嵐が吹き荒れる21世紀の地方都市は、 ♥sophisticated city(洗練された都会)を目指すべき世紀なのです。

第0項 21世紀の transportation system は3Eを目指す世紀...

21世紀の日本は、『現状の resource を有効活用して、無駄な重複投資を省き、♥ecology(エコロジー)、economy(節約)に配慮した ♥evolution (進化)の3E並立すべき時節』なのです!

労働組合との馴れ合いを断ち切り!『既存交通事業の restructuring(断捨離・再編・合理化)で reconstruction(再構築・再建)が不可欠な世紀』なのです。

★第1目 地方都市の Traffics の現状

  • ●village(集落)間を繋ぐ highway(幹線道路・旧街道)の慢性的マイカー渋滞
  • railway(鉄道)が highway(幹線道路・旧街道)沿いに走っている
  • ●少子高齢化& Metropolis(政令指定都市)人口集中によるCommunity(地域共同体)の過疎化と地域経済衰退!

地方都市では「街道沿いの宿場町を繋ぐローカル線」は、街道(幹線道路)に沿って走っている場合が多く、

幹線道路そのものが「マイカー渋滞」で麻痺状態に陥っている場合も多いのです。

地方都市では、Metropolis(政令指定都市・大都市)人口集中・少子高齢化による過疎化で,

ローカル線沿線住人(利用客)自体が減少している状況です。

★第2目 嘗ての企業城下町和歌山市でも

和歌山市は、嘗て高度成長期の支えた産業旧住友金属工業(現日本製鉄株式会社)の企業城下町であり、

中心繫華街"ぶらくり丁"は、和歌山県庁、和歌山市役所、"和歌山のウォールストリート"の有る和歌山城周辺の"都心部"に隣接した繫華街が和歌山経済の象徴でもありました。

※小生もバブル景気(1986年12月→1991年2月)後に関西経済が壊滅!する前には、足げく和歌山に通い、その都度ブラクリ丁で「どんちゃん騒ぎ」をしていました!

当時すでに南海和歌山軌道線(チンチン電車)は(1971年3月31日)廃止されてバス路線に転換されていましたが、

ブラクリ丁(飲食街)はまだまだ賑わいを見せていました。

第1項 sophisticated city を目指すには transit の大転換が必要

  • ●近隣 Community 中心街←(高速バス)→omunibus terminal ←omunibus(乗り合いバス)→市街地
  • interurban (LRT)ターミナル→omunibus terminal ←omunibus(乗り合いバス)→市街地

として今までとは発想を逆転するわけです。

第0目 バスとLRTが補完し合う姿が求められている

つまり主要幹線道沿いの「並行ローカル線」を安直に廃止するのではなく、「並行して自動車専用道」が整備されている区間では、ラピッドサービス(高速バス)と「渋滞しらずのLRT」がお互いに補完しあう交通体系を再構築するべきではないでしょうか?

さらに、"和歌山広域エリアトランジットサービス"として、競合しないで済むように"一体運営形態"(同一企業体orアライアンス関係)が必要となるでしょう!

つまり前途した新和歌山交通でバス・LRTサービスを一本化するか...

和歌山県が調整して、新・和歌山電鉄と和歌山バス(南海電鉄)、JRバス、沿線自治体の運営するコミューターバス運行会社間でアライアンス(広範囲にわたる業務提携)を行う必要があります!

第2項 中心繁華街が栄えている地方都市は Transit が集結!している

前途した新潟市の万代シテイバスセンター、鹿児島市の天文館、熊本市の下通アーケード、

第1目 Interurban 区間は LRT 化して和歌山都市圏!の community lineに徹して

LRTの利点「省エネ」「定時運行(定刻発着)」更に通勤・通学波動需要に対応できる利点(長編成)を生かして、和歌山都市圏の interurban (都市近郊線)として、Local traffic(地域交通)に徹するべきでしょう。

第2目 旧宿場間の rapid service は高速バス利用で

自動車専用道は、市街地を避けている代わりに、ルートの形状もよく、安全快適に高速運行が可能な路線となっています。

しかも、地方都市ではそんなに需要(旅客)もありません!

なので急ぐ人は、少々割高でも速達料金と考えて利用するでしょう!

つまり、『高速バスは"旧宿場間をつなぐラピッドサービスに最適な条件を備えています。』

LRT(Interurban)"紀の川ライン"は
  • ●LRT路線では、600m間隔を目途に「停留所」を増設する。
  • ●主要幹線(国道・県道)と直行する街路は比較的渋滞しないので?LRT駅と交差する「循環community Bus (地域内バス)路線で補完する。
  • ●料金体系は、幹線となるLRT路線と、community Bus (地域内バス)とで共通のエリア運賃制をとる。
路線バス(ラピッドサービス高速バス)は
  • ●ラピッドサービスに当たる「高速バス」は時間1本程度にとどめる。
  • ●ラピッドサービス高速バスに最適なように、官庁・金融機関の集まった「中心街にバスターミナル」を設置して、インターアーバン(都市圏高速電気軌道)鉄道駅などとは、community Bus (地域内バス)で連絡する。

※、前途した、新潟市以外にも、宮崎市、松山市、八戸市などの、JR鉄道駅から離れたバスターミナルの例は全国にあり、何れも中心繫華街の衰退防止に役立っています!

第3項 LRT(鉄輪軌道)と高速バス路線で役割を入れ替え!て...

鉄道黎明期に造られたRural line(ローカル線)は、資金不足の為に旧街道同様に、渓谷沿いや海岸沿いを縫うように走っている場合が多くて、カーブが多くて「高速化」も難しいわけです!

更に河川や(渓谷)海岸に沿って"宿場"が連なったところでは、街道自体のバイパス建設をするにも用地が無くて、結局「旧街道のマイカー渋滞」を招いている場合が多いようです!

第1目 和歌山線のLRT化!案

  • ●紫ライン 新和歌山電鉄紀の川ライン
  • ●みかん色ライン 和歌山県庁前⇔橋本市庁舎前(京奈和自動車道・高速バス) 47.1km
奈良県さんと協力して和歌山線和歌山⇔五條間 52.1㎞を LRT 化して3セク転換しては?

つまり鉄道事業者(経営者)間の"大人の事情(利害・思惑)"の狭間で、大阪市の通勤圏に組み込まれている!としか言いようのないJR和歌山線と、猫駅長で復活した和歌山電鉄をリファイナンス(再投融資)して、新・和歌山電鉄紀の川ラインとして再出発させてみてはという案です!

更に紀勢本線和歌山市⇔紀和駅間(1.5㎞)も(復活)統合すれば、県民(市民)にとっては、嘗ての市内線の復活にもつながり、和歌山県庁に隣接したバスターミナルと共に、中心街ブラクリ丁の復興(再開発)にもつなげられるでしょう!

JR西日本・南海電鉄(和歌山バス)・和歌山電鉄(両備グループ)、和歌山県、和歌山市、奈良県、財政投融資銀行、都銀、地銀の共同出資で和歌山電鉄を"リファイナンス"して、3セク新和歌山電鉄を設立して紀の川ラインとして和歌山市駅⇔橋本⇔五條間のローカル輸送に徹するべきではないでしょうか?

増解結は粉河駅で

粉河駅で増解結を行い利用客の多い和歌山市⇔粉河間は2ユニット連結の定員310人で、粉河⇔高田間は1ユニット定員155人で高頻度運行すれば、十分乗客はさばききれると考えられます!

高頻度運行が可能となり利便性が大幅に向上する

勿論和歌山市街地には最低でも2・3駅は増設して利用客の便を図るとして...

「20分間隔の高頻度運行?」が実現できて、更に和歌山市⇔粉河間は10分ヘッド運行が可能となれば橋本市、五条市の更なる発展が期待できるでしょう!

第4項 中心市街地ぶらくり丁再興は"バスタ!"建設

第1目 新規路線とシティーバスターミナル建設

  • ♥JR紀ノ國ライン(大門川⇔和歌山ビッグエール間)約1.8㎞連続高架橋・立体交差化!事業費約300憶円
  • ♥和歌山市内線(併用軌道線)約4.45㎞"親切" 約220億円
  • ♥紀伊中ノ島新線(連続高架橋)約1㎞ 事業費約150億円
  • ♥ぶらくり丁シティーバスターミナル(5層下駄ばきビル)建設 約150億円

"新潟市(万代シテイバスセンター)

第2目 路線統廃合

  • ●紀勢本線?和歌山⇔和歌山市駅の大部分は廃線!都市計画道路に転用!
  • ●和歌山線・貴志川線・南海加太線と直通運行!
  • ●JR和歌山線一部区間営業運転終了(車両基地引き上げ線に)
  • ●運行は、和歌山電鉄にWRTDから運行委託
  • ●南海加太線も南海便運休
  • ●全線・車内清算(ICカード化)により、独自料金設定とする。※全駅無人化!JR・南海と別改札(別ホーム)化!

第3目 新潟市の"万代バスセンター"の大成功を見倣うべき!

新潟市では、駅から離れた、旧繁華街万代に万代バスセンター(バスターミナル)を整備して 大成功!を収めています。

つまり、駅前をバスターミナルにするのではなく!

市中心部に、路線バス・高速バスが終結する omuinibus terminal (バスタ)を整備して、JR駅とは community Bus (シャトルバス)連絡して、市内への access はバスタ乗り換えにするわけです。

つまり近隣⇔和歌山市駅⇔市街、和歌山駅⇔市街 ではなくバスタ⇔市街・遠隔地に人の流れを変えるわけです。

更に、現行の紀勢本線?和歌山⇔和歌山市駅間は休止線(回送線)とします!

『そんなことしたら、ますます便利悪うなるがな...』!???

大丈夫です、和歌山線沿線自治体に協力していただいて、沿線各駅に市営の無料駐車場を作っていただきます。

但し・市役所に・定期券を添えて申請していた方のみの「月決め」とします。

つまり、無断駐車の場合は、レッカー撤去の強硬策とします。

最初は不便でも、なれれば、駐車待ち渋滞を気にすることなく、市中心部(ぶらくり丁)に直接いけるので、かえって利便性が向上します。

更に、和歌山市駅から貴志川線への連絡が良くなります

(※)、アメリカのMunicipalityではこの手法で、各駅少ない駐車スペース(30台程度!)で、賄っています。

実際に、駐車違反で・レッカー移動を体験しています! (^Q^)/

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公開:2021年6月26日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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