連載《 北陸新幹線・大阪延伸後も"極赤字路線"小浜線を延命させたい?ならば発想転換が...》ー第2回ー
第1項 嘗て原発建設時に大活躍した小浜線も...
小浜線は立派な電化路線ですが...
半面利用客が驚嘆に少ない極赤い字路線!でもあるわけです。
嘗て沿線の原発建設に大型資材(変圧器)輸送用路線として「シキ」をが大活躍しましたが...
地元の方ならよくご存じですが、原発完成後は"いらない子"になってしまったわけです!
完成後は一度も「シキ」の姿をご覧になったことの無い「ご年配の長老さん」が沢山"御存命?"のはずです...
何故ならGoogleMap をご覧になれば一目瞭然、美浜、高浜、大飯の各原発には立派な港湾施設(岸壁)があり、重量物は貨物船で運ばれているからです。
第1目 小浜線のアウトライン
敦賀⇔東舞鶴間 路線延長 84.3 km 所要時間1時間54分/表定速度44.4km/ h
単線 軌間 1,067 mm(狭軌)
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式(2003年3月完成)
最高速区間・速度制限 85km/ h※小浜線は屈曲していて、25km/ h 速度制限 徐行区間多数あり!最高速度が出せる区間は極々一部です!
秋田新幹線のように3線軌条で新感線区間に便乗?でもしない限りは、スピードアップは不可能!です 。
駅数 24駅(敦賀・東舞鶴両駅含む)
第2目 極赤字路線"小浜線"
現在、並行する国道27号線及び舞鶴若狭自動車道(無料高速)が整備され、急速なモータリゼーションの津波?に飲み込まれ、極端に営業状態が悪くなっており、JR西日本の合理化(整理)対象路線の一つとなっている。
営業係数;¥659.8-! 平均利用客1,133人/1日/1㎞ 2016年度JR西日本公表値 JR西日本公表データに基づく非公式算出値¥1,016- !/東洋経済試算値
つまり100円の収入に対して約660円の経費(支出)が必要であり毎年多額の赤字を垂れ流している!わけです。
第2項 北陸新幹線新大阪駅延伸後の並行在来線切り捨て!対象
新幹線開通時に並行在来線として第3セクター化される予定区間の小浜線の現状は...。
並行在来線として第3セクター化予定区間の現状
敦賀⇔小浜駅間 49,5㎞
JR西日本直営駅(駅員配置駅)小浜駅のみ!
途中駅 13駅中8駅が完全無人駅!残り5駅は簡易委託駅。
駅間距離 2.1㎞~5.2㎞!
運行本数;上下ともに1本/1時間
所要時間62分 (表定速度 約48㎞/h)(※02)
使用車両 125系直流電車x2両連結 ワンマン運転
車両定員 1+2列:31(座席)+86(立席)=117人
2+2列:46(座席)+67(立席)=113人 計230人
運転指令所:金沢総合指令所!/敦賀地域鉄道部小浜線CTC(つまり北陸営業部管轄)
※02、高速バスにはかないませんが、最高運転速度 85km/hのrural lineとしては、立派な数値です!
公開:2018年11月22日
更新:2024年3月23日
投稿者:デジタヌ
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