狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

東北新幹線"脱線事故?"の真相... 中共・韓国だけが裏金(賄賂)作り手抜き工事"迷人"では...(第3回)

第2節 コンクリートは"水"との"化学反応"固まる!

一般の方はコンクリートは乾いて固まると思って居られる方が多いのですが、

中学校の理科で学んだ(はず?)ように、

コンクリートセメントと"水"との"化学反応"で固まる!のです。

第1項 鉄筋コンクリート建造物の重要ポイントとは...

鉄材はPH7.8つまり弱アルカリ性の環境下では、表面に強固な保護膜が形成されて、腐食は起こりません!

つまり弱アルカリ性のコンクリートと密着していれば問題は生じません!

第1目 配筋

コンクリートは、圧縮には強いが、引っ張りには弱いという石材共通の弱点があります!

これを補うのが鉄筋で、鉄筋は"引っ張り強度"を受け持つ!わけです。

つまり、施工図面どおりに、必要本数の鉄筋が配筋されていることが重要!となります。

第2目 使用する生コンの問題

コンクリートとは骨材(砂利・砂)とモルタル(セメント)の混錬された"コンポジット(複合材)です。

前途したように、コンクリートはセメントと水との化学反応で凝固するので、水を加えたとたんに固まり!だします。

そこで、建築基準法では、生コンプラントで混錬されてから、90分以内に打設が完了しなければならない事になっています!

なので、山間部のダム工事やトンネル工事では、工区ごとにバッチャープラント(batch plantを設置して現場で生コン製造を行うわけです!

しかし、都市部近郊の鉄道・道路建設では、現場から離れた生コン業者の(batch plant)で混錬された"生コン"をミキサー車で現場に、持ち込んでいます!

使用生コンの組成は、

工事現場事務所の発注伝票(仕様書)と生コン業者が発行するcertificate(納品書・証明書)が証拠書類?とされていますが...

後述するように工事事務所絡みの不正では...

第3目 打設・突き固め

コンクリート建造物の場合は、ジャンカー(巣)防止の為に、打設時に、バイブレーターで十分に突き固めて、"隈なく充填"することが規定されています。

第4目 "被り厚さ"

鉄筋コンクリートの場合は、"被り厚さ"と言って、構造物表面と鉄筋との間には最低20㎜以上!のコンクリート層が必要とされています(※11)

これも型枠設置時にスキーストックの先についている輪っかのような、スペーサーを嚙ませれば、適切な被り厚さが確保できます!

後は前途したように、コンクリートを"型枠"に隈なくいきわたるように、バイブレーターで"突き固めれば、空洞"ジャンカー"などの欠陥部分は生じません!

参※11)実際に、沿岸部に被り厚さ10mm、20㎜、50㎜、100㎜に鉄筋を配置した試験体(ブロックを)波打ち際、10m間隔で数百体配置して行った検証試験に技術協力した経験がありますが、20mm以下では全試験体で、内部鉄筋の腐食膨張による表面破壊(焼き栗状態)が生じていました!

第5目 打ち継ぎ不良問題

打ち継ぎとは、橋脚工事でよく見かけるように、高層物を上部に伸ばす場合に、数mずつ継ぎ足してゆくことで、継ぎ足す面を打ち継ぎ面と言います。

前途した隙間の出来た橋脚はこの部分の行程処理がまずかったために生じた欠陥で打ち継ぎ不良と呼ばれる現象です!

これは作業(施工)手順書に示された、打ち継ぎ面処理実施しなかった結果生じた欠陥です!

コンクリートが固まる際に、原材料の骨材(土砂)が持ち込んだ"土埃"は軽いので、上部に浮かび上がり、表面に土埃の層を形成します。

継ぎ足す場合には

打ち継ぐ場合には、ショットブラストで表面の層を撤去して高圧水で洗浄してから、打ち継ぐ(打設)ことになっています!

つまりこの時点で現場を監督している管理者が目視で確認をしないといけない事になっているわけです!が...

第6目 養生不良による強度不足!

一般人が、勘違いしやすいのは(中学校の理科で習ったハズ!の)化学反応で硬化する事実です!

コンクリートは、セメント(モルタル)と水とが化学反応を起こして硬化するので、化学反応が終わるまでの十分な時間が経過しないと、強度が出ません!

更に、水が無いと固まらないので、乾燥しないように、(嘗てのコンクリート舗装工事ではムシロなど)養生シート表面を覆い保護します。

更に発熱するので、鉄筋を使用しない!ダム工事などのブロック構造物では、冷却用通水パイプを埋設して、冷却水を循環させて内部から冷却!を行います。

三峡ダムが欠陥ダムなのは...

基礎工事不良に加えて、前途したコンクリート打設時の"打ち固め・打ち継ぎ面処理・"冷却パイプ工事の手抜き!などが重なった結果の必然!です。 

 

公開:2006年3月 3日
更新:2024年3月12日

投稿者:デジタヌ

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