狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 貿易路アジア横断鉄道 Trans-Asian Railway の理想ルートは大圏コース ! 》ー最終回ー

最終回 日本にとって現実的な Eurasia Transcontinental Rail-road 日欧貿易コースは 

再び世界に平和が戻れば???...

高速鉄道網が完備した中國鐡道と、カザフスタン、ロシア国内を通過する、Trans-Eurasia Logisticsの渝新欧(号)(重慶 ⇔デュースブルク路線)に相乗りして、連雲港港⇔デュースブルク間のIntermodal container transportationを充実させる方向にシフトしたほうが得策でしょう。

第1項 Google earth でわかる中国の本気度!  

中国は本気!でhigh speed Logistics (兵站)と取り組んでいる。

以下はロシアが敷設した東清鉄道(元祖シベリア鉄道)の国境近くの幸福小区(黑龙江省牡丹江市东宁市 邮政编码)⇔紅星村(黒竜江省 牡丹江市 陽明区)区間の一例です。

オレンジラインが旧線(東清鉄道)、紫ラインが高速新線区間です。

旧線区間も建設当初の扇形をかなり改修してあります、Google earthで見れば明白です!

さらに、並走する一般道s206,高速公路!さらには新線区間と比べればその「くねり具合」は一目瞭然です。

更に、国境の町 綏芬河(Suifenhe) 中華人民共和国 黒竜江省 牡丹江市⇔幸福小区間に旧線は既に新線区間に完全に切り替わり、旧線はabandoned roadとなっています!

当区間については、途中でregional lineが分岐している為にbranch lineとして残されています。

またこの例は、中國のLogistics (兵站)に掛ける本気具合を示すほんの一例にしかすぎません!

第2項 日本がイデオロギー抜きで経済協力をするのならば... 

更に将来的に日本がは、積極的に国際協力(経済協力)するのならば、馬鹿げたSibirskey Shinkansen Delusion などより...

ロシア(と属国モンゴル)を説き伏せて、現実的な中・蒙・露経路を近代化したほうが、(モンゴルを除く)2大国!の利害を一致させやすいでしょう?

第3項 現行のELBの Nodo では...

更にEurasia Transcontinental Rail-roadのNodo(結節点)であるデュースブルク(&アムステルダム)に拘束(高速)されることなく、EUの要衝「Europeのお臍」プラハに変更して!

ヨーロッパ各地へ、「直接鉄道で結ぶ」ほうが効率的でしょう!

第1目 ゼロカーボンを社会を目指すEUでは???...

ゼロカーボンを社会を目指すEUでは、前途したように、トラック輸送の電化(トロリー)化や、船舶(艀)の太陽光発電運行などが模索されていますが...

元となる電力を何(原子力?)に依存するのかは別として...

電化された鉄道による貨物輸送が、物流を支える大事な基幹となることは確実です!

大局的な立場に立って、再度鉄道事業を見直すべき時期ではないでしょうか!?...

 ドイツのDual mode trolley tractor の取り組み

 

公開:2021年12月10日
更新:2024年3月21日

投稿者:デジタヌ

連載《 貿易路アジア横断鉄道 Trans-Asian Railway の理想ルートは大圏コース ! 》ー第3回ーTOP連載《 中共の"一帯一路"(新万里の長城!)とロシアの"鉄(道)のカーテン"とは...》ー第1回ー


 

 



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