連載《 貿易路アジア横断鉄道 Trans-Asian Railway の理想ルートは大圏コース ! 》ー第3回ー
現行、DB(DeutscheBahn)、RZhD(ロシア鉄道)China Railway Corporation(中國鐡道)のJoint ventureとして行われているTrans-Eurasia Logistics(日本語版トランス=ユーラシア・ロジスティクス)をプロパガンダしている日本のエコノミスト、アナリスト、エ糞シスト?連中は各コンテナターミナルを"橋台"に見立てて、ランドブリッジ( Land Bridge)と言う造語(カタカナ英語)で読んでいますが...
第1項 現在ユーラシア大陸で架橋されている?" ランドブリッジ "は
ELB
ヨーロッパ側の橋台をDuisburg(デュイスブルク)とRotterdam(ロッテルダム)として、シベリア(中央アジア)の応接間モスクワ!を橋台とするELB1(ヨーロッパランドブリッジ)と、
SLB
モスクハ⇔ウラジオストク(ナホトカ)間を結ぶSLB(シベリアランドブリッジ)
CLB
モスクワ⇔連雲港港間を結ぶCLB(チャイナランドブリッジ)
ELB & SLB vs ELB & CLBの構図が...
現状はELB & SLB と ELB & CLBのの組み合わせで、Trans-Eurasia Logistics:Eurasia transcontinental railroad(ユーラシア大陸横断鉄道)を構築しているわけですが、
後述するように「DBの大人の都合」がよく表れているtransfer line(輸送路)と言えるでしょう!
第2項 ELB(Europe,land,bridge)のcontainer terminal設定は
ベネルックス3国、を含む独・仏では大河川(ラべ川、ヴェーザー川、レック川、ライン川、マース川、)等とそれらを縦横に結ぶCanal network(運河網)が充実していて、水運が盛んで、水運業界が、貨物輸送に占める割合が大きくなっています!
つまり、水運業界はドイツ、EU(ヨーロッパ連合)での大きな発言力(政治力)を持っているわけです。
だから、水運業界を無視して、各地へ直接delivery(配達)することは難しく、又ユーザーであるshipper(荷主)の事業所も運河沿いにある場合が多く、
cargo boat(川船・貨物船)、canal boat、flat boat(細長い平底船、百石船?)barge(艀)を扱う水運業界は、無視するわけにはいかない訳です!
第1目 ドイツの高速鉄道路線では
一つの表れが、ドイツの高速鉄道路線計画です。、当初、東西ドイツに分けれていたころにスタートして、南北軸を中心に徐々に路線整備がされてきたわけですが、
東西ドイツ統一後は、東西交通つまりは、旧来水運業者のTrade areaだったライン川沿いや、その他のCanal網とも直接バッティングすることとなった訳です!
そこで、水運業界が、環境保護団体、住民運動の後ろに回って、高速新線建設反対に回ったわけです!
更には、日本と違って在来線とShinkansenは共にStephenson gaugeなので、当初は、XXd明けではなくcargo transportationの高速バイパスとして利用できるように、貨物列車の運行も可能なよう日本の整備新幹線並みの12‰以下の勾配で建設されていたわけですが、トンネル、橋梁区間が多くなるので、建設費がかさむため、反対運動が起こり!反対派を抑え込むために、北陸新幹線 高崎⇔軽井沢間並みの最急勾配30‰で建設する計画に変更して、Pass(峠)のトンネル長を押さえて、同時に谷間に掛かる長大橋梁連続高架部分を押さえて、大幅に建設費を抑える方向にシフトして、反対派を説得したわけです!
更に、新幹線建設推進派も引き込み、今度は、貨客路線だと、"遅い貨物列車"の為に運行本数が増やせなく、利用者の利便が確保できない!とけしかけたわけです。
裏工作は的中して、高速旅客列車しか通れない片肺新線が誕生しだしたわけです!
平坦路線では
更に平坦路線では環境保護団体を嗾けて「工事差し止め訴訟」まで起こし、バイパス路線建設を阻止しようとしています!
つまり何が何でも、高速貨物列車を阻止しなければ、水運業者の死活問題に繋がるわけです!
第3項 実際には...
時間1本程度のHigh-speed Train でも、Intercity passenger trafficは問題なく、
途中駅に退避設備を設ければ、中・長距離貨客運輸どころか、Interurban(都市圏近郊電車)のTramの同居ですら問題ないくらいの低輸送密度区間が殆どなのです!
※欧州オーストリアOBBの新幹線鉄道規格新線の例
更にアウトバーンの存在が
更に、日本や、USAとは異なり、全土に網の目のように「アウトバーン」が網羅されています!
つまり、そして、これらのアウトバーmっ網は、お互いに補完し合って、としかんにいくつものルートを作っています!つまりトラック輸送にも余裕があります!
更に嘗ては21世紀初頭まで高速道路を閉鎖して自動車レースまで開催されていました!
つまり、トラフィック(輸送力)自体はUSAや日本ほど逼迫していません!
だから、トロリートラックの実証試験(社会化実験!)も可能になるわけです。
Trans-Asian Railway(アジア横断鉄道)通過国では
更に前回詳述したように、Trans-Asian Railway(アジア横断鉄道)通過各国では...
特に"民主化"の進んだ、トルコ、イランでは、地方空港・高速道路網が充実していて、Intercity passenger trafficは、「高速バスと空路」の時代になっています!
と同時に、cargo transportation(貨物輸送)もTruck transportationが担っており、イランの主要産物!原油輸送(Oil feeding)もpipelineで行われていて、鉄道はOre transportationと、都市近郊のlocal passenger trafficに限られています!
つまり、Ore transportationと国際間のtransit cargo transportationだけを念頭に置いた、拘束?鉄道は、設備の維持管理・更新費用がかさむ割には投資効果が少なく!敬遠されているわけです。
公開:2021年12月10日
更新:2024年3月21日
投稿者:デジタヌ
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