狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

封建制を引きずった領主?(自治体長)と領民(市民)との感覚のずれ!《 まちづくり三法の呪縛 第2回 》

★第2回 封建制を引きずった「領主と領民」との感覚のずれ!

現状の『都市計画とは封建制に下ずく領主(為政者)と領民(市民)との感覚の違いでは?...』

『まちづくり3法』の『都市計画法』の概要を見てそんな事を感じました。

現行施行されている、『まちづくり3法』の全ての根幹をなす法律が『都市計画法』でありながら、この法律は「ゾーニング(土地の利用規制)」を領民(市民)に押しつける!為の法律にすぎないのではないでしょうか。

第0項 自治体は金(税収)が欲しい!

第1目 地方都市の発展とは単なる人口増加では無い!

一般市民が最も勘違いしやすい錯誤!は、「市民が増えても自治体が発展したことにならない!」という事実です。

市民が増えると歳出が増える!

市民が増えると、インフラ整備(上下水道、道路インフラ、教育インフラ、医療インフラ)に対する歳出が増加!してしまいます。

市民増加に見合った歳入が必要!

市民増加に伴う"インフラ整備!の為の歳入(税収)が必要!"となります。

つまり"固定資産税"の増収!が必要となる訳です。

言い換えれば"地上げ"が必要となる訳です。

そこで、新幹線駅や通勤特急停車を呼び水?として、駅前市街地の"人気を上げて、地価(固定資産評価額)高騰させる必要!があるわけです。

つまり、

地方自治体の税収UP!には、駅前の地上げが、安直で最も手っ取り早い!のですが...

★第1節 都市計画とは「欲深い役人共!の捕らぬ狸の皮算用!?」

都市計画とは、領主が年貢取り立てのために検地した後の検地図つまり『縄張り図』の縄張り範囲を書き記した『高札』のような代物です。

つまりは、お役人が自分たちの都合の良いように、縄張り(住宅地域・商業地域)を決めてしまい『公示』するための、もっともらしい言い訳を書きつづった『御法度』集です。

第1目 封建制!を基本としたコンセプト

この思想は古来より領主(為政者)が行ってきた、

所領を守るために民を治める!」

封建制に下ずく治世学の思想・基本コンセプトそのものです。

つまり、コミュニティーの中から自然発生的に生まれた、住民自身の「暮らしを守るための"合意事項"では無い!と言うことです。

時の領主(為政者)たちの縄張り争い(領土=支配領域争い)の都合に合わせて、兵糧確保のための領地(農地・殖産ゾーン)を主にして!(領民の)居住地を定め『おふれを出す』あのやり方そのものです。(※10)

参※10)当サイト内関連記事 冊封から解かれて後ろ盾を無くした朝廷に取って代わった関東(蝦夷?)武士団! はこちら。

第2目 『まちづくり3法』根幹となる『都市計画法』は封建制度そのもの!

現行施行されている、『まちづくり3法』の全ての根幹をなす法律が『都市計画法』でありながら、この法律は封建制を基本理念とした、「ゾーニング(領地の利用規制)」に領民(市民)を従わせる!目的にすぎません!

そこには、生活物資の輸送・商工業活性化のための『ライフライン=交通アクセス重視』という考えは全くありません。

つまり始めから「民の営み暮らし向き(経済活動)」を主にする"自由主義"など念頭に無い!わけです。

第3目 「人の営み暮らし向き」を無視したゾーニングでは...

「人の営み暮らし向き(経済活動)」を無視!したゾーニングを"条例"で勝手に定める!より、現実(経済活動)に即した施策を考えるべきでしょう。

Community(共同体)であるMunicipality(自治体)内の「民の営み暮らし向き」、

言い換えれば「経済活動圏」を無視したゾーニングは初めから「絵にかいた餅!」なのです。

トランスポーター・コミューターの進化軽視のコンセプトが、為政者の意識の根底に(延々と)現代まで続いているのでしょう。

時代にそぐわない『まちづくり3法』!

『まちづくり3法』の『都市計画法』は、このような「為政者(政権夜盗?)側の心理」が働いて、

今の時代(この期に及んで)になってなお、

『生活圏に即した!トラフィック整備を計画し、「民の営み暮らし向き(経済活動)」をベースにした「真の都市計画」を模索する』と言う発想が生まれなかったわけです。

第2項 Community,Municipality,Town は生き物であり、時の移ろいで変化して当然!

市当局が、有識者?を交えて「一升懸命? お酒を飲みながら」話をまとめて『地元の十分な了解』もないままに机上で好き勝手に線引きしたような『おそまつな都市計画案?』!自体が、ナンセンスではなかったのではないでしょうか!

前にも述べたとおり、community(地域共同体);Town(都市)Municipality(自治体)は、常に変態しているアメーバーの様な生き物であり、「時代と共に生活環境が変われば、生活圏が変化して当然!」です。

自治体関係者の思い上がり?!では...

Community、Municipality(自治体)から選ばれた、"住人代表であるはずの自治体長"が、封建制のLord(領主)にでもなった気分?!で、Ruler(為政者)にとって統治(管理)し易いようなZone分けを行ってしまい!

たとえ市街地改造都市計画事業が実行できても、進出企業(商業施設)が集まらないArea(事業用地・空地!)と成って終うのでしょう。

第3項 地方の小都市が抱える都市問題とは

  • ●Community(地域共同体)内の生活道路と幹線道路の分離!
  • ●公共サービスの在り方!

以上の2点に尽きるのではないでしょうが...

第1目 生活圏への通過車両の侵入!"抜け道"問題!

もっとも身近な問題では、抜け道問題があるでしょう...

駅前中心市街地の交通問題

鉄道黎明期の頃から伝統ある"そこそこの規模?の地方都市"では、鉄道と街道(宿場)は離れており、

駅前中心市街地の近くを、幹線道路(旧街道)が横切る事態は避けられています!

これは、黎明期の汽車鉄道は火災に繋がる"火の粉をまき散らす!"不吉なものとして忌み嫌われたためです。

更にCommunity(集落)の発展に伴い新たに整備された「現代的な?幹線国道」は、市街地(旧宿場町)を破壊!しなくていいように避けて建設されています!

ポット出の新興都市では

問題なのはMetropolis(大都市・中核都市)の成長と共に出現した通勤新線(& 新駅)沿線にある衛星都市です。

これらのポット出の新興都市では、幹線道路と鉄道が近接しており、街中を通過車両が我が物顔で通り抜ける!結果となり、鉄道同様に町(中心市街地)を分断!したり、生命の危険(人身事故!)を招く深刻な事態となっているわけです。

幹線道路が、集落(Town)内を通過していなくても、生活道路(旧街道)が通り抜け車両の"抜け道"として悪用!されている場合も多くあります(※11)

参※11)事実小生宅も狭い旧往還(街道)に面しており、毎日"通り抜け車両"に悩まされています!

地方の衛星都市では...

首都圏以外の地方にあるMetropolis(大都市・政令指定都市?)の周辺にある衛星都市!では...

前途した様に、「生活道路と幹線の分離」つまりバイパスの整備が最重要項目となる訳です。

但し、バイパス整備は、駅前中心市街地の荒廃という新たな問題も生み出すわけです!

"立ち寄り客"消失問題も...

何故ならば、幹線から分離されると、"立ち寄り客"が無くなるからです。

つまり、飲食店・ファーストフード、ホームセンター・日用雑貨スーパー、コンビニなどの"立ち寄り客"目当てに営業している店舗は幹線道路に面している方が有利なわけです!

第2目 地方の小都市・衛星都市が向かう方向とは...

生活圏(コミュニティー)の中心?に配置された基幹公共交通・鉄道駅を、ゾーン往還の『ハブ(交通結節点)』として位置付け、Hubから(都心を避けた)幹線バイパス等の環状道路とを結ぶSpoke(放射状道路)を配置する「Hub,Spoke&Rim 」都市計画構想に進むべきではないでしょうか...

21世紀の小都市の都市計画構想は「Hub,Spoke&Rim 」で...
  • ●主要鉄道駅をHub
  • ●放射状道路をSpoke
  • ●環状道路がRim

続きはこちら

※ここをクリックするとこの Content の Opening に戻れます!

※ここをクリックすると"要約"付き Category Top menu table に戻れます!

 

公開:2023年4月15日
更新:2025年7月 8日

投稿者:デジタヌ

大店法は市民生活に支障!を生んでいる《 まちづくり三法の呪縛 第1回 》TOP都市は活き物!為政者の思惑通りには育たない!《 まちづくり三法の呪縛 第3回 》


 

 



▲”持続可能な地方振興・都市再開発”研究室へ戻る

 

ページ先頭に戻る