木の魔術師「内外テクノス」 て何をしている会社?
株式会社 内外テクノス
Official Website http://www.naigai-technos.co.jp/
内外テクノスと言う会社の主なお仕事
建装事業
<心地よい空間創りをご提案>
建装事業様々な有名建築の中で輝く、1世紀以上にわたり培ってきた木工の技。企画・提案力を活かした図面作成能力や、現場施工管理能力など、磨き抜かれた技術と品質重視の施工により、価値の持続する空間をご提供しています。<同社公式サイトより引用>
内外テクノスと言う会社の守備範囲
・建築工事の請負並びに企画、設計及び監理
・土木工事の請負
・建築物、船舶等の造作建具工事及び内外装装備工事
・左官、とび・土木、石、屋根、鋼構造物、鉄筋、板金、ガラス、塗装、防水、
・機械器具設置及び水道施設工事
・家具その他木工品の製造並びに販売
・内外装建築材料の製造並びに販売
・建設機械及び建設用仮設機材並びに土木建築用資材の販売、賃貸及び仲介
・医療用機械器具の販売
・前各号に関連する一切の業務<同社HPより引用>
平べったく言えば、専用の「木工工場」を持った大規模な「工務店」さん。
で、それがどうして「木の魔術師」なの?
(狸穴総研・音響研究室 酒燗? 微酔狸の独り言。)
とにかく興味が尽きない企業である。
50年前にこの会社を知っていたら、「柄にもない、機械工学などを専攻せず、真面目に猛勉強して建築工学科を卒業しこの企業に潜り込んだで有ろう。
この会社の始まりは、大林組の製材工場から始まりつまり、建築用材や建具を作り、独立し木造建造物のエキスパートになった企業。
この会社は明治期の大林組、昭和に入って独立し内外木材工藝株式会社、戦後に内外木材工業株式会社に改組し1993年内外テクノスへと改名と変遷を辿った会社である。
某音響設計事務所とは異なり、現在の社名に改名してから後の2000年以前の「実績」を公式サイト上に公表していない、商売化のない会社でもある。
にもかかわらず、彼らの手がけた作品は何れの分野においても、すばらし傑作揃い!
「金に糸目を付けない贅沢な作品」から、「思いっきりケチった安普請」まで「智恵と技術」を遺憾なく発揮した秀作ばかり。
特に、小生が感服したのは、豊中市立文化芸術センター(※ホールナビはこちら)の大・小の各ホール。
通常なら、銭湯の洗い場真柄(さながら)の反響渦巻く打放しコンクリートのホールをみごとな「木の魔術」で北大阪有数の「音楽ホール」に化けさせた「智恵と技術」である。
「音響(地獄)の沙汰も金次第」が常識のホール建立にあって、「金は無くとも、知恵で勝負」の好例で有ろう。
「内外テクノス」という会社の主な作品
ホール・美術館
大阪市公会堂、白河文化会館・コミネス 、豊中市文化芸術センター、 長野市芸術館 、すみだ北斎美術館、 上田市交流文化芸術センター・ 上田市立美術館、 きらり鎌ヶ谷市民会館・きらりホール 、銀座歌舞伎座 、サントリーホール 、サントリー美術館 、函館空港ロビー 東京芸術大学・奏楽堂 、岸和田市浪切ホール、国会議事堂(の改修内装)、
「内外テクノス」と言う会社の辿ってきた道筋
1895年(明治28年) 大林組製材工場として創業
1931年(昭和6年) 内外木材工藝株式会社 設立/資本金 100万円 大阪市港区千鳥町6番地
1946年(昭和21年) 商号を内外木材工業株式会社に変更/東京出張所開設
1948年(昭和23年) 東京都江東区南砂町に東京工場を新設
1961年(昭和36年) 大阪府大東市に新本社工場が完成/本社を同所に移転/資本金を1億5,000万円に増資
1964年(昭和39年) 東京支店を千代田区神田司町に移転/埼玉県入間郡大井村に新東京工場完成
1993年(平成5年) 商号を株式会社内外テクノスに変更し、新社章を制定
2002年(平成14年) 本社を埼玉県入間郡大井町へ移転/大阪は支店として大阪市北区東天満へ移転
大阪工場を閉鎖
2006年(平成18年) 本社機能を東京都新宿区西新宿 パークタワーへ移転
2012年(平成24年) 本社を東京都新宿区市谷本村町へ移転/名古屋営業所を閉鎖
内外テクノスの現況
所在地 東京都新宿区市谷本村町1-1 住友市ヶ谷ビル11階
創業 1895年(明治28年)(法人設立1931年(昭和6年)10月)
支店・営業拠点
本社工場・大阪支店・札幌営業所・仙台営業所等。
※本コラムは2017年9月29日現在同社公式サイトに掲載されていた情報にも基づいています。
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公開:2017年9月29日
更新:2020年12月 6日
投稿者:デジタヌ
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