狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

鉄道友の会へ"シルキー・レール賞"制定の提案!《 首都圏Acces Watch》

<本記事は 01/08/2006に旧「タヌキがゆく」に初稿公開した記事です。>

西武鉄道に乾杯!

乗り心地とレール重量(規格)は比例しない! これが私の得た結論で有る。  

さほどの"鉄道お宅"でもないが?乗り物はすべからく"いたって好きな方"である小生にとっていつ乗っても"西武の乗り心地"はエクセレント!で有る。  

"良く手入れされた鉄路のお手本"である様に思う。

足下を観察してみても、見た目は金に任せて敷設したJR各社の60Kg/m重量級レールを使用した"高規格軌道"などでは無いごくありふれた50KgNレール(※1)の標準的な軌道でしかない。(間違っていたらごめんなさい?)

ところが実に良く手入れされているというかこれが実にすばらしい乗り心地なのである。

JR幹線につき物のヨーイングが全くといってほど感じれず、ピッチングもほとんど無い、ましてや上下のリフティングなど関知外である。  

ここまで書いて思い出した、東海道新幹線も又50Tレールでスタートし、開業当初は"机の上のコップの水がこぼれない"との評判をとっていたように記憶している。

但し、補線コストは相当かかっているかもしれない。

保線まで全面業者委託してしまったJRグループとの対比がおもしろい。

きっと"経営理念"の違いなのだろう。

※1、レールについてのWikipediaの解説はこちら。 

つまりは、手入れさえ良ければ、乗り心地と安全は確保出来る!  

素人考えだが、修正のやりやすい50KgNレールをこまめ保線する西武。

修正はしづらくても狂いの少ない60Kgレールでランニング(保線)コスト低下を目指すJRグループ。

両者のコンセプトの違いのような物を感ずる。  

いずれにせよ、乗客としては、西武に軍配を上げたいし、賞賛を送りたい。

ここのところ、事故続きで、"泣きっ面に蜂"じょうたいのJR各社だが、このこと一つ取っても、今の方向性は何かおかしいのでは?と感じるのは筆者だけか?

 

公開:2006年1月 8日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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