狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

お荷物4路線その①湯の山線LRT化構想《 近鉄・標準軌網 第6回 》

第6回 湯の山線LRT化構想

真っ先に挙げられるのは、嘗てのリゾート特急直通路線湯の山線(名古屋統括部)でしょう。

第0項 高度成長期と歩んだ栄枯盛衰

第1目 改軌昇圧

1913年6月1日に"あすなろう鉄道"と同じ軌間762㎜のナローゲージの軽便軌道!四日市鉄道(後の三重交通)として生まれたこの路線は、名古屋線改軌事業の一環として、1964年3月1日に1500vへの昇圧と共に、標準軌に改軌されて、準急の直通運行が開始されました。

第2目 特急直通!と廃止!

その後、高度成長期に、湯の山が極光を浴びて、1965年7月15日からは、名古屋・大阪上本町から直通特急!"が運行されるようになりました。

0-2-1 199②年2月のバブル景気崩壊で...

1992年2月のバブル景気崩壊で、湯の山温泉街から観光客が消え失せ、1997年3月18日に名古屋始発特級が廃止となり、更には1998年3月17日以降は、湯の山線内のみの運行に、

そして、ついに2004年3月18日のダイヤ改正で、特急は完全に廃止!されました。

第3目 利用客数

※何れも2023年1日平均"乗車"人員。

  • ●中川原 1,093人
  • ●伊勢松本 1,479人
  • ●伊勢川島 1,180人
  • ※高角  502人
  • ●桜 1,671人
  • ●菰野 1,226人
  • ※中菰野 640人
  • ※湯の山温泉 221!人

第1項 LRT化案

★Map1

※市役所周辺を拡大してみて下さい。

第0目 2案で検討

1-0-1 駅前併用軌道線(伊勢中川原⇔JR四日市)新設

駅前軌道線(伊勢中川原⇔JR四日市)新設!の場合は、以下の様に3セク軌道会社四日市軌道㈱を設立する必要があるでしょう。

2-0-1-1 3セク四日市軌道(㈱)出資者案

●三重県♥四日市市♥菰野町●近畿日本鉄道●三重交通●地銀●日本政策投資銀行

2-0-1-2 市内併用軌道と車両リース!

新・四日市軌道㈱さんに、湯の山線全線を移管(第三種鉄道事業)して、新たに市内併用"軌道"を建設して、両路線を保有していただき、運行は近鉄さんに委託(第二種鉄道事業及び軌道委託運行)していただきます。

更に、新型車両も、同社の所有とし、養老鉄道、四日市あすなろう鉄道同様に上下分離方式としますが、運営(第二種鉄道事業)は今まで通り近鉄さんのDistrct(営業路線)とします。

2-0-1-3 湯の山線のみのLRT化では...

湯の山線のみのLRT化では、地元活性化(中央通り沿道振興!)にはあまり繋がらない!でしょう。

近鉄四日市駅周辺に、商業施設(オフィスビル?)が集中している現況では、税収UPにも繋がり魔線!

更に、懸案事項!?となっている関西本線桑名⇔名古屋間複線化事業推進の為にも、JR(四日市駅)の利用促進は不可欠です。

第1目  新線(市内併用軌道線)アウトライン

中川原駅⇔近鉄四日市⇔JR四日市間 約2.6㎞に新たに、市内併用軌道線を新設します!

2-1-1 親切!4駅

  • 安島・柴田電停 細木日永線との交差点付近に設置します。対向2面2線(30m)低床ホーム
  • 近鉄四日市前電停 四日市三交ビル前付近に、島式1面2線, 2編成縦列停車可能の65m!低床ホームを新設します。
  • 市役所前電停 市役所最寄りの三滝通り交差点に、千鳥対向式2面2線の30m低床ホームを新設します。
  • JR四日市駅前電停 ほとんど利用されて無い!タクシー専用駐車場?を閉鎖して、1面2線の30m低床ホームを、設置します。
2-1-2 JR四日市のコンビニエンス改善

小生も、何度も訪れていますが、JR四日市が利用しずらいのは...中心街近鉄四日市駅とJR四日市駅間の交通の便が悪いからです。

バスもありますが、直行便は少なく!、おまけに初見殺しの路線図では...

かと言って歩くには約1㎞は億劫なのです。

特に、小生の様に、足の不自由な老人にとっては...

第2目 ラッシュ時4本→6本に大増発!

ラッシュ時10分間間昼間20分間隔10分間隔6往復ならば使える路線に。

更に昼間20分間隔3往復に増発すれば、近鉄四日市⇔JR四日市間も利用しやすくなり、JR関西線の利用促進に繋がり増す!

※近鉄の"過剰投資"が防げ!双方共通の大株主政策投資ファンド2行の収入(配当)Upに繋がり増す!。

2-2-1 伊勢川島駅折り返し4便!の増発で

伊勢川島駅(近鉄四日市より5.3㎞)は、新ルートJR四日市から6.2kmにあたり、

表定速度21.7㎞/h (宮島線実績)とするとJR四日市から17分。

(近鉄四日市前電停から5.3㎞ 15分)

つまり、1編成(乗務員1名)で折り返し3分として1.5往復出来ます。

2-2-1-1 ラッシュ時8往復/時間!

乗車定員を確保するためには、全長30mの超低床車両の導入が必須ですが、現状ダイヤでも朝夕ラッシュ時間4往復、昼間で時間2往復で更に、各駅の利用状況がラッシュ時4往復に集中するとしても?250人/駅/1列車。

低床トラムカーをラッシュアワー8本/時間(約7分間隔!)に(JR四日市⇔伊勢川島間)増発すれば、(伊勢川島⇔湯の山温泉間は4本据え置き)事足りるでしょう。

2-2-2 全線所要時間

(JR四日市⇔伊勢川島 11.1㎞)では(表定速度27.4㎞)所与時間は24分と!

近鉄四日市⇔湯の山温泉駅49分と所要時間は増えますが...

現行の昼間2本(30分間隔)から、終日3本(20分間隔)に増発されれば、利便性は向上し増す。

★第3目 新型超低床車両の導入

現行 近鉄四日市⇔湯の山温泉 29分 15.4km 表定速度36㎞/h 

2-3-1 現行車両 1010系3両編成

●編成定員370名 (先頭車120名 中間車130名) 

2-3-1-1 広島電鉄5200形電車

近畿車輛・三菱重工エンジニアリング・東洋電機製造の3社共同開発のJTRAM、ドア部床面高さ330㎜を実現した国産車両!

※5車体3台車連節固定編成 台車懸架単台車式 bolster(揺れ枕梁)レスbolster anchor(位置決めリンク機構)付き!コイルバネダイレクトマウント台車!、3車体+2中間梁車体関節結合!5車体固定編成

2-3-1-2 基本スペック
  • ●編成定員 151名(座席58名)※003 定員乗車時総重量 42ton
  • ●想定満員(定員110%)166名 想定満員総重量 42.8ton 

(※002)運転手1名(55kg)含む

(※003)クロスシート仕様の為

広島電鉄5100型をモデルとしたというより(標準軌用なので)そのまま型式変更で導入できる。(近畿車両 、三菱重工業、東洋電機、広島電鉄4社共同開発車両)

  • 標準軌用
  • 低床30m連接車両、5車体3台車連接固定編成 最高速度80㎞ 編成定員 149(着席56)人
  • 全長 30,000 mm、全2幅 2,450 mm、全高 3,645 mm
  • ●想定運用速度、市街地30㎞(現行法規通り)、
  • 生駒線・田原本線本線部分最高速度70㎞/h

一編成(1ユニット)3億2000万円(広電公式発表購入価格

2-3-2 必要編成数
2-3-2-1 全区間に必要な編成数

全線4往復/時間、表定速度27.4㎞/hとして、1列車で 16.3㎞ x 2 ÷ 27.4㎞/h 0.8往復。つまり時間4本ダイヤには4編成が必要に。

2-3-2-2 JR四日市⇔伊勢川島間増便に必要な編成数

伊勢川島までの増便に必要な編成数は、6.2㎞ x2 ÷21.7㎞/h 約1.75往復

4往復増便なので、2.3編成→3編成で十分

2-3-2-3 予備車両を加えた必要編成数

予備車両1編成を加えると、8編成で事足りることとなります。

1編成約3.2億円(広電公表値)なので、25.6億円

予備費(補修部品ストック)1億円 として、約27億円の設備投資。

第2項 LRT化改修事業費

★第1目 本線改修費だけなら 51億円!で...

湯の山線は、全線単線!の鉄道路線です。なので、基本的には、駅施設の改修!だけで、簡単にLRT化できます。

総事業費 112億円(全線単線の場合)

併用軌道区間 複線敷設の場合 136億円

2-2-1 鉄道区間(伊勢中原川⇔湯の山温泉)改修費

前回詳述した様に、変電設備(600V降圧の場合)の増設、駅の低床化!、信号設備改修には、3.7億円/km X 13.7㎞ ≒ 51億円

2-2-2 併用軌道新設(伊勢中原川⇔JR四日市)

※以下何れも用地取得費除く!

2-2-2-1 単線の場合

2.6㎞ X 13億円/km ≒ 34億円

2-2-2-2 複線の場合

2.6㎞ X 13億円/km X 1.5倍 ≒ 51億円

2-2-3 車両購入費

前途した様に、運行には7編成が必要となり、予備車両1編成を加えると、8編成が必要です。 1編成約3.2億円(広電公表値)なので、25.6億円 予備費(補修部品ストック)1億円 として、約27億円の設備投資。

総事業費 約72億円

第1目 新規併用軌道

併用軌道(単線)敷設&停留所新設設備費 2.6㎞x15.5億円/km≒40億円(※91)

中川原以遠の9駅低床ホーム改修費用 約5億円 

参※91)富山ライトレール併用軌道敷設実績より

架線電圧降圧設備費(変電設備増強)費含む

参※)架線電圧変更なし、本線上の駅増設が無いとします。

第3項 近鉄ネットワーク遺留の必要性!

養老鉄道、三岐鉄道線北勢線、四日市あすなろう鉄道同様に、上下分離方式で、第三種鉄道事業路線とするのですが...

第1目 近鉄ネットワーク残留!の必要性

近鉄さンのDistrict(営業路線)とすれば、"乗り継ぎ"に関する初乗り運賃2重取りが生じ魔線!。 これは重要で、市内併用軌道区間の利用率に大きく影響します。

3-1-1 3路線が"苦腺"しているのは...

前途した、養老鉄道、北勢線、あすなろう鉄道が苦戦しているのは、近鉄路線から外された!空になり魔線!。

つまり、これら3路線は全て、名古屋線の盲腸線!であり、路線内のみの利用者は限られています!。

3-1-1-1 乗り継ぎ客が離れた!

つまり、桑名、近鉄四日市から、名古屋線に乗り継ぐ利用者が殆どです。

なので、「運行会社が異なる」と初乗り運賃2重取り!問題が生じて、養老線では播磨駅、北勢線では馬道駅、あすなろう鉄道では赤堀駅などからの、1駅利用客が激減!したのです。

3-1-1-1 天下り先!確保のための3セク鉄道では...

年に2・3度!の役員会出席で、年収1千万円!以上にも上る高額な給与を得ている"天下り賊""の為に、3セクを新たに"乱造"していたのでは...

第2目 この際四日市あすなろう鉄道との統合も!

LRT転換例に挙げた、富山地方鉄道富山港線では、1時期富山ライトレールなる3セクも存在していましたが、在来線富山駅大改修(高架化)で、富山駅舎内乗り入れを契機に、会社をたたみ!路線を富山地方鉄道に譲渡して、地鉄・市内軌道線事業に統合!されました。

当時の富山市長の英断!と言えるでしょう。

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公開:2025年6月25日
更新:2025年7月 9日

投稿者:デジタヌ

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