狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 なにわ筋線は"おおさか東線・大阪環状線"の"3路線一体運用"が必須!に...』ー第2回ー

★第1節 なにわ筋線は1時間に上下各21本ぐらいは平気な急行専用線!

南海さんと、新規参入?の阪急さんのダイヤ配分いかんですが、なにわ筋線自体は複線で上下ともに時間21本程度までは運行可能ですし、しかもJR難波・南海新難波⇔北梅田駅間は途中駅2駅の"急行線"で、1時間21本でも、所要時間(約15分)はたいしてかわりません!

「なにわ筋線」に上下ともに時間21本の列車が走ったとしても、大阪市内西区沿線住人には益(駅)の無い路線!ですが...

時間21本程度の運行が可能ならば、なにわ筋線自体の採算は合うでしょうし?

"バイパス急行路線"としての意味合いは十二分に発揮できる路線となる訳です?

第1項 21世紀の transportation system は3Eを目指す世紀...

21世紀の日本は、『現状の resource を有効活用して、無駄な重複投資を省き、♥ecology(エコロジー)、economy(節約)に配慮した ♥evolution (進化)の3E並立すべき時節』なのです!

労働組合との馴れ合いを断ち切り!『既存交通事業の restructuring(断捨離・再編・合理化)で reconstruction(再構築・再建)が不可欠な世紀』なのです。

第2項 なにわ筋線の運行計画は公式には未定?

現在・詳細運行計画未調整・未定ながら、関空特急「はるか」と南海「ラピート」などの一部の優良特急を通すことが決まっているなにわ筋線ですが...

大阪市内・中心部には、大阪市民つまり一般通勤客・沿線住人がまともに使える駅は、設けられてなくて「益」は全くない!単なる"なんば新地と梅田界隈をつなぐバイパス路線"となり果てているのが「なに話?筋線」です。(※7)

※参7)当サイト関連記事 なにわ筋線開業 では解決できない西区・都島区の公共交通不毛地帯... はこちら。

第1目 市内を最短時間で結ぶバイパス急行路線!

第2目 大阪・梅田新都心と世界(関空)を結ぶビジネス急行路線

大阪・梅田新都心(※22)と世界(関空)を結ぶビジネス急行路線であり、インバウンド観光客を巨大乗換駅?新大阪駅(※23)へ導いて「リニア中央新幹線」「東海道新幹線」で京都・奈良・名古屋方面へ、「山陽新幹線」で山陽/山陰・四国に誘導する重要な"観光アクセス路線"でもあるわけです。

少子高齢化の21世紀に旅客需要を創出するには「インバウンド」を含む、観光客がもたらす観光(現金)需要しかなく!ある意味正解かもしれません...

(しかしインバウンド客だけではJR西日本の屋台骨を支える程の"大黒柱とはなら無い"のも事実です!)

参※22)当サイト関連記事 大阪梅田新都心計画の裏に隠されている推進剤(陰謀)とは はこちら。

参※23)当サイト関連記事 "経済観念欠如"の呆れはてた新大阪駅"巨大乗り換え駅構想!はこちら。

★第3項 直通快速乗り入れ先のおおさか東線は「大都会を走るローカル線!

2019年3月16日放出駅⇔新大阪駅間の「第2期工事区間」が延伸開業して、おおさか東線の全駅が

電車特定区間運賃適用区間!となりました。

つまり、久宝寺⇔大阪(新大阪)はどのルートを利用しても同一料金!となったわけです!(※13)

当初2023年に予定されていた北陸新幹線敦賀延伸は2024年開業と1年ほど遅れましたが、

同時開業予定だった新大阪⇔大阪梅田中央駅(地下ホーム)間おおさか東線大阪延伸(梅田線旅客化)は、2023年3月18日にめでたく先行開業できました。

※13)羨ましい(恨めしい!)でしょう東京の"おバカな"高痛傾Youtuber諸君

参)当サイト内関連記事 日本各地の高額"拘束"鉄道 は 都市圏広域交通 後進国 日本!の象徴ではないでしょうか... はこちら。

参)当サイト内関連記事 日本におけるWeb content productionと「プロ?鉄道タレント」の出現 はこちら。

第1目 大阪駅延長運行が実現出来ましたが...

おおさか東線は(梅田貨物線)大阪駅地下ホームまで延伸開業出来ましたが...

Expo2025大阪関西万博開催に間に合わすために進められている、阪急淡路駅大改造が完成しても(※01)、大幅増便は期待できない!状況です。

参※01)当サイト内関連記事 阪急淡路駅周辺連続高架都市計画事業は完工できるか? はこちら。

第2目 追い抜きできない速達電車!?

全区間20.2㎞!に追い越し設備(待避線)の無い!高規格路線???

新大阪⇔久宝寺間20.2㎞をつなぐ「おおさか東線 」は、首都圏で言えば武蔵野線に相当する貨物線を流用した通勤路線です。

「待避線」のある駅が全く無く、久宝寺⇔大阪駅間を15分間隔で(最高運転速度120㎞/h!の221系電車)各停!が所要時間32分で結んでいるわけです。 

久宝寺⇔大阪駅地下ホーム間(24km)の所要時間
  • ●各停 38分、表定速度37.9km/h
  • ●直通快速  32分 表定速度45km/h

速達列車(直通快速・緩行特急?まほろば)は各停(所要時間32分表定速度37.9㎞/h!)に先行されると、途中で「オーバーテイク」できません!(※11)

なので、後続普通列車の3分前に発車して、先発各停の6分後に久宝寺駅に着くダイヤ、

所要時間32分(表定速度45㎞/h!)が精いっぱい!という結果になっているのです。

参※11)当サイト関連記事 今なら2033年なにわ筋線開業に間に合う「おおさか東線」高速化計画!第2弾 はこちら。

第3目 現状ではおおさか東線"自力での40年ローン返済は不可能!"

現在上下ともに各1時間に4本運行されている「おおさか東線」内の各駅停車便だけでは、

おおさか東線の建設費40年償還は難しく、"家主"の「大阪外環状鉄道㈱」の出資者にもなっているJR西日本としては、「なにわ筋線」開業後も引き続き"おおさか東線"の利用促進を図りたい!ところですが...

現状示されているJRの旅客需要見通しの通り、昼間運行している221系6両編成は乗車率50%以下の状態で、

特に2023年3月18日に開業した3期開業区間(新大阪⇔大阪間)では、空気輸送に近い低輸送密度での運行となっていて、「真っ赤カ」の大赤字状態!が続いています。

前途したように阪急新・淡路駅が完成しても、新幹線に乗り換えるために新大阪駅(※12)に向かう乗り換え客ぐらいしかなく、新大阪⇔大阪間の利用者増はあまり見込め無い!でしょう。

参※12)当サイト関連記事 阪急 新大阪連絡線 は 幻の京神連絡線 として計画されていたが... はこちら。

利用者の伸びは沿線の"タワーマンション建設"次第...

2024年に大阪梅田中央駅地下ホーム(※13)まで延伸開業できたとしても...

(地下鉄御堂筋線他への)乗り換えの便が悪い地下ホームの立地では、2033年の「なにわ筋線開業」までは、放出⇔大阪駅地下ホーム間の乗客の伸び悩みに、苦労させられることになると予想されています!

つまり、建設費40年償還(ローン)を考えると「おおさか東線(大阪外環状鉄道㈱)」の黒字化は、当分難しい状況に置かれているわけです。

参※13)当サイト関連記事 大阪・梅田総合駅 発着が北陸新幹線 大阪延伸 の成否の鍵を握っている! はこちら。

 

公開:2019年12月18日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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