狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

"紀伊半島を活性化"するには「紀勢広域連合!」の結成と「Traffic Networkの見直し」が必要《連載第7回》

第7回 発想転換して鉄道網は"地域輸送"に特化すべき! 

鉄道網だけが District (地域)のtraffic (往還)を担うライフラインではありません!

  • ●紀勢本線 滝⇔海南間 を上下分離方式3セク化
  • ●3つのRegional Transportation District (広域公共交通事業体 )

に再編すべきでしょう。

第1項 紀勢本線 滝⇔海南間 を上下分離方式3セク化

地図をご覧の通り、都市は太平洋岸(紀伊水道、熊野灘、伊良湖水道、伊勢湾)沿いに発達しており、しかも都市圏の中核となるべきMetropolis(大都市)は、東から津?(四日市)、和歌山市、奈良市の県庁所在地に限られています。

そして"紀勢本線"はこの間(亀山⇔和歌山市駅間)の384.2 kmを繋いでいるわけですが...

別稿(※93)で、詳述したように、多気⇔海南間を、上下分離方式で3セク鉄道(紀勢鉄道+くまの観光鉄道の上下分離)としてJRから引き継ぐべきでしょう。

参※93)当サイト内関連記事 紀勢本線!を残したいのなら?ば はこちら。

第2項 3セクだけが鉄道延命策ではない!RTD設立も必要

以下の4つの公共交通事業体の設立も...

YMTA(Yokaichi MetropolitanTransit Authority)

更に、三重県最大の四日市を中心とした、YMTA(Yokaichi MetropolitanTransit Authority)四日市都市圏広域交通事業団。

MRTD(Mie Regional Transportation District ) 

津市を中心とした、松阪市、桑名市、亀山市、伊賀市の広域をカバーする、MRTD(Mie Regional Transportation District ) 三重広域公共交通事業体。

参)当サイト内関連記事 リニア・亀山駅が実現しなければ伊賀鉄道 の存続理由も無くなる! はこちら。

WRTD(Wakayama Regional Transportation District )

和歌山市を中心とする和歌山都市圏?をカバーする、WRTD(Wakayama Regional Transportation District )和歌山広域公共交通事業体。

参)当サイト内関連記事 和歌山市・ぶらくり丁の再興・活性化には単発イベント等ではない持続性のある交通施策が必要では... はこちら。

NRTD(Nara Regional Transportation District )

奈良県内をカバーするNRTD(Nara Regional Transportation District )奈良広域公共交通事業体。

参)当サイト内関連記事 JR桜井線が廃線の危機に!LRT 路線になって超低床トラムカーが走れば... はこちら。

参)当サイト内関連記事 近鉄 生駒線と 田原本線 が LRT 化して王寺駅北側 旧街道の トランジットモール で一本に繋がれば沿線に新時代!が... はこちら。

RTD(MTA)のメリットと運営法
メリット

詳しくは別稿(※94)をご覧いただくとして...

各広域交通事業体が、現行の鉄道事業者(第一種鉄道事業)から、Leasing or Trackage rights 契約(※95)で、運行(第二種鉄道事業)を引き継げば、地域利用者にとっては初乗り運賃2重取り解消!が、

鉄道事業者(第一種鉄道事業)にとっては、赤字解消!につながるわけです。

つまり「持続可能な(地域)鉄道事業」の未来が開ける!わけです。

参※94)当サイト内関連記事 都市圏・広域交通事業体 Regional Transportation District の必要性! と実現への途とは... はこちら。

参※95)当サイト内関連記事 鉄道音痴!の翻訳家が間違いやすい重要な慣用句 はこちら。

第3項 RTD化で現行交通事業者との住み分けが可能!に...

  • ●RTDは地域特化で、バス・鉄道共通運賃体系近距離割安!
  • ●既存交通事業者は、中・遠距離特化!

することで住み分けが可能となります。

RTD (MTA)は

基本地域交通を受け持つRTD or MTA(第二種鉄道事業)は、TokyoMetroの様に、"都市圏"交通輸送を担うために、近距離は格安!距離が長くなるほど割高な運賃設定とします。

TokyoMetroと違う点は路線バス・鋼索鉄道・水上バス事業も♥統合!する点です。

これにより、地域住人は"シームレス"な乗り継ぎ・移動が可能となります。

軌道設備は現行鉄道事業者が維持管理を

軌道設備の維持管理・設備更新は現行鉄道会社(第一種鉄道事業第三種鉄道事業)で責任をもって継続していただき、RTDは運輸業務(運行実務)だけを行います!

使用車両は

車両は、現行交通事業者にご協力願って3セク「エンジニアリングサービス会社(メンテナンスリース会社)」を別途親切(新設)!して、使用車両の保全;保守・整備・検修(車検)業務を引き受けていただきます。

これにより、「万葉まほろばLRT」「いかるがLRT」「和歌山LRT」「四日市LRT」等のLight rail transit (LRT)"(※96)の軌道線"で使用する超低床 Tram Car が一括購入(初期投資)可能!となります。

参※96)当サイト内関連記事 英語圏でよく使われる慣用句表現 はこちら。

現行交通事業者は遠距離輸送に特化!

高速バス(遠距離バス)事業も含め、こう現行の交通事業者は中・遠距離都市間輸送に特化して、近距離は割高!遠距離ほど割安!になる料金体系を組みます。

両 business District(営業区間)が重複する区間は(桑名・津・松阪・伊勢市の様に)"共用駅"で乗り換え・乗り継ぎを行い、運行事業者間を乗り継ぎする場合は「初乗り運賃加算」として、中遠距離都市間移動に対応します。

共用駅は別ホーム駅員配置で

※紀勢広域連合!?エリア内では、ICカードによる「ワンマン運行」が普及している?ので、"ICタッチ"を衆知させれば不正乗車!は未然に防止?出来ます。(できれば乗換駅は、駅員を配置した"別ホーム"として「ホーム間乗り換え改札口」を設置すれば問題はありません!)

 

公開:2022年4月17日
更新:2024年4月 5日

投稿者:デジタヌ

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