狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Essay『北陸新幹線・米原ルート(北陸中京新幹線)が無いと越前、加賀は...』ー第3回ー

★第1節 事実はフィクションよりも... 

本編は別稿長編 Fantasy『サンダーバード号が湖西線から"帰還"してしまう日...』を現実に"投影"した Essay です。

別稿の長編 Fantasy では「令和の御代の新幹線誘致合戦」でまたしても"東軍が勝利を収める"2者択一的結末を予想したのですが...

北陸新幹線小浜(京都市内銃弾)ルートと、北陸中京新幹線(東海道新幹線敦賀支線米原ルート!)は2立できるので、

北陸新幹線着工後に、新たに北陸中京新幹線!も着工できる可能性は残されている!のです。

つまり、どうも国交省鉄道局は両ルート着工を狙っていたようで、欲に目のくらんだ"よとう(夜盗?)整備新幹線CPPT"共(※01)が食いつきやすいように、小浜ルート2兆3千億円プラン(の資料)を作成したのでしょう?...

参※01-1)当サイト内関連記事 "与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム"とは はこちら。

参※01-2)当サイト関連記事 運輸族代議士と自治体長・地方議会議員が連んで"鉄道新線(駅)を建設したがる訳は... はこちら。

第1目 鉄道事業者(経営陣)を取り囲む複雑な背景が"進路"を決定付ける...

別稿(※11)で詳述した様に、現在大手鉄道事業者は強い絆(資本)で繋がって、大親分(財務省)の下に集う義兄弟の舎弟達!です。

なので、お小遣いを貰って"凌い"でいるおバカな鉄道傾Youtuber共では理解できない!

以下に掲げる複雑な政治的背景「大人の事情(利害・思惑)」の妥協点!が、鉄道新線建設を決定付けているのです。

  • ●JR共通の大株主(財務省所管の)政策投資ファンドは損失(配当減収)に繋がる無駄設備増強(新線建設・車両増備・増員)は出来るだけ避けたい。
  • ●運輸賊を突く土建syndicate(cartel)は、中長期経営ビジョンが立てやすい長期にわたるビッグプロジェクトが欲しい。
  • ●自民盗は合法的賄賂(政治献金)と裏金作りのために、土建syndicateに"ご奉仕"したい!
  • ●同じく、光明統は地場中小土建屋に良い顔をして、選挙協力を得たい!
  • ●経産省を突く鉄道設備機器 syndicate(cartel)は海外輸出減少の穴埋めを内需拡大?で何とかしたい!
  • 目代( Governor)を各県に派遣している総務省は、何とか駅前"地上げ"で自治体の税収アップを図らせてあげたい!(※12)
  • ●厚労省をバックにした労組(患部)は組合分裂に繋がるような reconstruction(路線網再編)で既得権益を失いたくない!

参※11)当サイト関連記事 今や鉄道事業者間にライバル争などは無い!共存共栄路線を走る義兄弟・線友! はこちら。

参※12)当サイト関連記事 運輸族代議士と自治体長・地方議会議員が連んで"鉄道新線(駅)を建設したがる訳は... はこちら。

★第1項 両線並立は国交省・京都・滋賀・福井3県で談合成立?!していた

現京都府知事西脇 隆俊(元国土交通省キャリア)氏と現滋賀県知事三日月 大造(元国土交通副大臣)氏は旧知の中で共に国交省と強い絆で結ばれている仲間です、更に現福井県知事杉本 達治氏は総務省のキャリア官僚でした!

なので、2018年当時、与党整備新幹線CPPTが小浜遠回りルートを採択しても、

三日月 大造氏は「強い不快感」を表明するだけで与党整備新幹線CPPTの行状は無視!して特段陳情運動も起こさず、それどころか北陸新幹線米原ルート実現促進期成同盟会も解散(休眠)させたのでしょう。

つまり、この時点で既に国交省の旧運輸省派とは話がついていて両線着工!の目途が立っていた!?のでしょう...

第1目 但し現実は厳しい!

つまり現在、北陸新幹線大阪方面延伸に暗雲が立ち込めたと mass media(と労働組合が)が騒いでいるのは...

JR西日本、JR東海両者共通の大株主投資ファンド側(財務省キャリア官僚の)"ご威光(意向)"がある訳で...

国交省(患部官僚)と経産省)(患部官僚)が己の生涯設計の為に、JR九州を経営危機に追いやり!融資焦げ付きで!金融怪を再び窮地に追いやることは出来ないわけです。

つまり後述する政策投資ファンド側は、北陸新幹線延伸よりも、西九州新幹線の1日も早い全通を目指している!訳です。

第1目 運輸の狙いは北陸新幹線小浜ルートを先行させて北陸新幹線関連事業を金の生る木!

北陸中京新幹線(米原ルート:事業費約7000億円)を先行させてしまえば、北陸新幹線小浜ルート(事業費2兆3千億円!)の必要性が無くなります!が...

北陸新幹線小浜京田辺ルートを先行させれば、工期の短い北陸中京新幹線を後から整備新幹線に"昇格"させても問題は無く、都合5兆円規模!のビッグプロジェクトに"福らむ"わけです。

参※)当サイト関連記事  運輸族代議士と自治体長・地方議会議員が連んで"鉄道新線(駅)を建設したがる訳は... はこちら。

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第2目 隠し玉 北陸中京新幹線の存在

整備新幹線基本整備区間には含まれていませんが...

四国新幹線。山陰新幹線」、奥羽新幹線、羽越新幹線、日豊新幹線などと共に北陸中京新幹線も基本計画路線として、記載されています!

つまり、地元(北陸3県、滋賀県、東海各県)の熱意(強い要望)があれば、整備新幹線として表舞台に躍り出れるわけです!

第3目 両線並立の多くの論拠とは

整備新幹線の中でも最大規模の北陸新幹線敦賀駅がなぜ必要なのか?...

論拠(状況証拠)は整備新幹線最大規模!の敦賀駅

単なる北陸新幹線の通過駅にしてはあまりにも巨大すぎる要塞駅!となっています。

問い詰められたJRTT工事事務所所長も言い訳に四苦八苦するほど巨大な要塞駅!です。

つまり上越新幹線長岡駅同様に"もう一本の新幹線の為"の準備工事でしょう!

論拠その2 北陸中京新幹線(JR東海)の為?の敦賀車両基地

更に、金沢の白山総合車両所車両所があるのに、常識的には敦賀駅に新幹線車両基地は必要ありません!

★第2項 事業申請の"キー"を握っているのは「JR西日本」「JR東海」と「JRTT」

...しかし、実際に予算案を作成するのは「国交省」であり、事業申請をするのは「JR西日本」「JR東海」と「独行法人 鉄道建設・運輸施設整備機構」(※91)なので国会では予算審議を行うだけ...という事になり。

両ルート共に「新幹線基本計画線」、"2者択一"という事ではなく予算が付けば「2路線並立」でも問題なく、どちらを先行させるかは、Priority だけの問題となるわけです。

"だから"こそ東京⇔大阪間に東海道新幹線、北陸新幹線、リニア中央新幹線の3本の"国土縦貫新幹線"が建設出来ているわけです!し、山陰の地上げ一派がお金も無いのに「山陰(やまかげ)新幹線」を欲しがるわけです!

北陸新幹線小浜・松井山手迂回ルートで京都府は念願の第2京阪国道沿いに通勤神線を手に入れ...

滋賀県は米原⇔敦賀間に北陸中京新幹線(米原ルート)を手に入れて、しかも(JR西日本が)JR貨物のコンテナ列車が通うライフライン!北陸本線を並行在来線指定出来るわけもなく、北陸線(敦賀⇔米原間)も残るという筋書きだったのでしょう!

第1目 北陸新幹線小浜ルート決定後の次次期候補でも

北陸中京新幹線の着工予定とは

現行同時に工事できる整備新幹線(予算)は4路線までという申し合わせがあり、現在着工済の北陸新幹線敦賀延伸工事、西九州新幹線工事(※99)、北海道新幹線札幌延伸工事、(リニア中央新幹線)工事のいずれかが完工しないと次期整備新幹線は着工できません!

参※99)当サイト内関連記事 西九州新幹線佐賀平野横断"抗争?"は嘗ての泰緬鉄道同様に長崎・博多間兵站路!実現には繋がら無い はこちら。

次期整備新幹線着工のチャンスは
  • 2022年秋 西九州新幹線 第1期工事 長崎⇔武雄温泉 完成
  • 2024年3月 北陸新幹線敦賀延伸事業完成
  • 2027年  リニア中央新幹線 品川⇔名古屋間開業予定(※91)」
  • 2031年3月 北海道新幹線札幌延伸工事完成

となっていて、2024年4月以降の次期整備新幹線候補(ルート決定)がまだ"空き"となっています!

つまり2023年度中にルート決定(予算審議)が進めば、2024年度から整備新幹線北陸新幹線小浜迂回ルートは"着手"出来ますが、ご存じの様にペンディングとなりました!

更に西九州新幹線もルートが決着しておらず未決状態です。

参※91)通過されるだけで駅(益)もできなく反対に回っていた静岡県が、急転直下?(と言うより小生の予想通り)リニア中央新幹線建設促進期成同盟会に加盟してして賛成に回ったので、リニア中央新幹線開業の目途が立ちました。

北陸中京新幹線なら♥短工期なので"後追い"のぞみでも途中で追い抜ける!

しかも北陸中京新幹線米原ルート)は距離も短く5~7年程度で完成できる!ので、北海道新幹線完成後に遅れて着工してもリニア中央新幹線名古屋開業と同じころには開業出来てしまうので、JR西日本(JR九州)の"さくら"を伴った"かがやき"が差し込む様子は見られないでしょうが(※92)、北陸と中京(東京)との赤い絆は繋げられるわけです。

参※92)何故なら、JR東海の東海道新幹線経由で、"さくら"が"かがやき"ながら東海道新幹線を経由出来たら...小浜・京田辺ルートの存在意義がなくなるからです。

第2目 なぜ"2者択一を"装ったのか...

ではなぜ"2者択一を"装ったのか...

答えは簡単で、歴史的経緯から考えても、普通ならば米原ルートしか着工できなく、これでは経済波及効果?(地上げ屋・土建業救済効果)があまり期待でき無いからでしょう。

なので、態々ばかばかしい遠回り案の「小浜ルート」を、国会(予算委員会)で討論させるために、金権慾の塊「よとう整備新幹線CPPT」を利用した?のでしょう...

与党内でも、物議をかもしている案が、与野党が争う「国会」の予算委員会ですんなりと通るわけがなく、最後は「痛み分け!」で両案採決北陸新幹線選考(先行)着工に持ち込む腹積りなのでしょうが...

★第3目 実現できれば福井県はインバウンド客であふれ返る?

北陸は東京だけでなく九州・鹿児島とも一本の鉄路(実際は4本のレール?)で結ばれて、今回は光成京都府知事と、いまは亡き前田・太一?が考えたバラ色の「大阪梅田新都心」計画が実を結び、「大阪(梅田中央)駅」経由となった北陸新幹線は鹿児島中央駅から東京駅まで乗り入れる「さくら」ちゃんのおかげで、東京と繋なるさくら前線の実現で北陸地方・近畿・中国・九州がインバウンド観光客を独占して大躍進を遂げて、

しかも北陸中京新幹線(米原ルート)で帝都東京・東海道ベルト地帯とも結ばれてハッピーエンドを迎えられる?お気楽妄想なのでしょうが、子高齢化・東京一極集中・地方衰退の逆風の中では...

北陸新幹線敦賀延伸開業後10年以上中京経済界と絶縁に!

しかし前途したように、北陸中京新幹線(米原ルート)が開業するまでの10年間以上は、中京経済界とは絶縁!状態となってしまいます。

第3項 他の整備新幹線予定路線との関連は...

前途した状況で、西九州新幹線、北陸新幹線の両新幹線延伸計画が、"運休"状態なのですが...

ご存じ様に、この期に乗じてとばかりに、山陰(鳥取)震撼線(※13)、四国新幹線(※14)が計画路線から整備新幹線に昇格を狙っているわけです!

現状では、後述する"諸藩"の事情で、JR四国の四国新幹線(予讃新線)が一躍時期候補に躍り出る可能性が強まっていいるわけです。(※15)

つまり、早急に国交省、関係3県(福井・京都・滋賀)とJR西日本・JR東日本、及び投資ファンド、の7者間協議で決着を付けないと、投資ファンド(財務省)が関与していない?特殊会社(特殊法人)のJR四国の予讃新幹線に先(予算)を越されるでしょう!

参※13)当サイト関連記事 山陰新幹線"鳥取新幹線"と"スーパーはくと"伝説 はこちら。

参※14)当サイト関連記事 四国新幹線と予讃新線(高縄半島バイパス線)早期着工の関係! はこちら。

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公開:2017年9月14日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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