狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 羽田空港アクセス線が"誘"東京都からの企業出奔 Trend " は食い止められ無い!》ー第8回ー

第8回 臨海部ルート&西山手ルートが実現すれば???

外房線接続駅"曾我"辺りが再評価されて...

羽田空港アクセスだけに限れば、京葉線内ノンストップであれば、京葉線内の運行も可能で、東京臨海鉄道にとっても料金とりっぱぐれ!が無いわけです。

第0項 東海道貨物線は潜函工法で建設されている

東海道貨物線は昭和島、羽田空港島内、そして海底トンネル部分も含めて、全路線がケーソン工法で建設されています!

つまり、土被りの少ない比較的地表(海底)に近い部分に建設されているわけです!

言い換えれば、新駅増設が比較的容易い!ということになります。

第1目 東海道貨物線新駅(請願駅)構想

川崎市内新駅案(請願駅

新浜川崎(15両対応)桜本(6両)JR小島新田(6両)の3請願駅を設置すれば、川崎区が、鉄道空白地帯から交通至便地帯となり、武蔵小杉の様な都市型高層集合住宅(タワマン)街に生まれかわれます!

川崎市にやる気があれば???

前途した西山手ルートに比べると、連続立体交差化事業として都市計画指定指定が可能で、JR&沿線自治体共に事業スキームの協議も容易?で、しかも主要幹線とのnode station(結節駅)も多く、中央線ルートよりも、武蔵野・3多摩方面からの羽田空港アクセスが改善できることになるでしょう!

参※)当サイト関連記事 羽田空港アクセス線 開業で 南武線 と川崎市が 大ブレイクできるか? はこちら。

お隣大田区品川区も

天空橋(15両対応)、JR整備場前(6両)、JR昭和島(6両)、JR流通センター(6両)、JR大井埠頭中央・大田市場前(15両対応)、八潮北駅(6両)、品川南ふとう公園前(15両対応)、港南3丁目(請願駅)、そして田町ゲートウェイ(請願駅)の10駅を請願駅として(JRに)建設してもらえば、倒壊寸前?の東京モノレールを廃止しても、区民の生活ラインが守れることとなります。

同時にバカバカしい都営地下鉄(TX延伸)建設も必要なくなります!

参※)当サイト内関連記事 都営地下鉄・大田区方面新線妄想!は実現し無い! はこちら。

相鉄・JR連絡線沿線

海老名駅(海抜21.6m)が、東急新横浜線で東海道新幹線と、複線化された相模線でリニア中央新幹線と、そして相鉄・JR連絡線(東海道貨物線)で羽田空港と直結して、東京進出をうかがう関西系企業の新たなるビジネス拠点として大躍進を遂げるでしょう!(※55)

ひょっとすると、幕張新都心(海抜5m!)をさておいて、一部の中央官庁が移転する副都心となるかも?

※55)当サイト関連記事 JR相模線 は2027年 リニア中央新幹線 橋本駅開業で複線化実現に向かい 更に羽田空港アクセス線の開業で 海老名市 が新都心に!はこちら。

第1項 その他の東海道貨物線裏ルート

第1目 南武線沿線

国交省の島内短絡線線草案はペンディングとなっていますが...、東京貨物ターミナル折り返しで南武線(東海道貨物線経由)にも直通運行が可能です!

しかも!、前途した踏切問題も生じません!

ベッドタウン?としてしか見られていなかった武蔵小杉駅周辺がオフィス街にもなり、

川崎市幸区のパークシティー、やリニア中央新幹線からも近い川崎市多摩区の稲田堤!が東京進出を伺う関西系の新興企業にとっては職住一致環境も構築できて、魅力的なビジネス拠点候補となるでしょう!

但し、この機会に南武休行線(武蔵野貨物線)に、JR中原区役所前駅、JR宮崎台駅、JR生田駅、JR稲城駅を新設して、府中本町、西国分寺、終着東所沢駅の15両対応ホーム延伸が必要となりますが、

やる気さえあれば、南武線を改修に比べれば、安上がりでさほどの費用も掛かりません。

参※★)当サイト関連記事 南武線は並走する武蔵野貨物線に請願駅を設ければ輸送力改善できる はこちら。

第2目 但し川崎市を牛耳る旧勢力 (-_-メ) 不穏な動きを...

川崎市(浅野財閥)は明治以来富国"強兵政策"に協力して、日本初の海上埋め立て工場地帯を開発したりして熱心に工業化して発展してきたMunicipality(自治体)ですが...

半面「工場で働く労働者の街」興行都市!(ギャンブルタウン)として発展してきた経緯もあります!

競馬・競輪・そして、プロレス!更には特殊浴場!(青線地帯!)まで、何度もござれの興行都市!だったわけです。

彼ら、強面の有力者 (-_-メ) 達"地上げ屋 "が鼻を聞かせて、旧貨物支線の廃線跡を復活させて、(羽田空港アクセス線接続!)東海道貨物線を川崎駅までひぱって来ようと、画策!しているわけですが...

貨物営業していた当時とは異なり、京急本線と平面交差!することもできず、実質実現不可能!でしょう。

羽田空港アクセス線を開業させてしまえば南武線が東京駅始になっても

羽田空港アクセス線を開業させてしまえば、どう使おうがJR東日本の勝手す!

つまり、南武線を東京駅発着!にしてしまえば、大汐線の営業係数も"意地"しやすくなる!訳です。

...ということは沿線住人にとっても、前途した割増運賃の口実を塞ぐことにもなる訳です!

更に、

将来途中駅(請願駅!)ができれば、お隣大田区も含めて、鉄道不毛地帯!の解消にも繋がるわけです!

第2項 茨城県を裏切って?馬謖(つくばエクスプレス)を切れるか?

更には、つくばエクスプレス東京駅延伸計画(※59)の頼みの綱となっていた、大田区方面への都営地下鉄新線計画をどうするか?...

第1目 大田区ラインは完全バッティングする!

提灯持ち案?緑ラインでは、最終処分地を目指すこととなっていますが、このルートでは野犬しが利用者?がいません。(現状のomnibusでもガラガラです。)

なので、沿線利用者を想定すると、エンジラインが、妥当となりますが...

完全にJR羽田空港連絡線、とバッティングするわけで、これを解決するには2者択一しかありません!

苦渋の決断でしょうが、馬謖を切らないと仕方ないでしょう!

参※59)当サイト関連記事 つくばエクスプレス 東京駅延伸計画 は JR 羽田空港連絡線 事業認可で夢と潰えた! はこちら。

ピンクのラインが都営地下鉄大田区線構想

運輸審議会答申 の実現性は低い!

運輸政策審議会答申は政府の政策(思惑)に沿ったものです。

鉄道系youtuberや、鉄道ライターが金科玉条錦の御旗に掲げる「運輸政策審議会答申」はあくまでも政府与党(運輸族)のご意向、つまり「XXの一つ覚え」景気刺激策としての「ビッグ土木プロジェクト」つまり"地下鉄建設"を主張する無い様(ないよう)です。

これが先ごろ小池オバサンが政府(国交省)に申し入れた、『新線建設は都営地下鉄と東京メトロの事業統合を踏まえたうえで...』要望となるわけでしょう!

参※)当サイト内関連記事 運輸族 が 鉄道 新線を "建設したがる訳!" とは... はこちら。

第3項 但し地球温暖化海面上昇対策から眺める必要

第1目 防災都市構築のための安全標高エリア

以下に示す中でも、東京都心へのアクセスも良く、標高が安全とされる5m以上あり高潮被害も受けにくい海老名駅周辺(海抜21m以上!)が最も注目されるようになるでしょう。

※地球温暖化による海面上昇と、異常気象による高潮被害を避けるためには、最低5m以上できれば10m以上の標高が必要とされています!

23区内の新都心

新宿新都心 海抜34m !

丸の内大手前 海抜2.5m

高輪ゲートウェイ新都心 海抜3.3m

臨海新都心東京テレポート駅周辺 海抜6.3m

横浜市

みなとみらい新都心 海抜3.2m

川崎市

※返り咲き狙う川崎区川崎駅前 海抜3.5m

川崎市幸区 パークシティー 海抜5m

川崎市多摩区 稲田堤駅周辺 海抜28.6m!

ダークホース海老名市

海老名駅前 海抜21.2m!

千葉市花見川区

幕張ゲートウェイ副首都? 海抜5.0m

さいたま市 さいたま新都心

さいたま新都心駅前 海抜11.1m

第2目 防災対策には政府の協力(支援)も...

更に、東京都を悩ましているのが、地球温暖化による海面上昇と、巨大台風による高潮被害対策です!

一度、災害が発生すると、標高34.5mにある新宿宮殿!は助かっても...

標高3mそこそこしか無いお堀端にある丸の内・有楽町、中央官庁が犇めく標高7.5m内外の霞が関辺りは、完全に水没!して、長期間にわたり"国家の中枢"としての機能は完全に失われてしまう!わけです。

海抜90m以上にあるバックアップエリアとしての三多摩新都心

旧立川基地"立川防災合同庁舎"周辺は海抜90m以上あり、地震対策さえ確実に行えば、浸水被害の心配はありません!

更に、周辺の三多磨エリアに暮らす"住人の帰宅困難問題体対策"も、幾分は楽になります!

東京都心部23区内を"高潮"から守るには数兆円規模!の公共投資が必要に...

荒川・旧大川流域の中央区・江東区・墨田区・江戸川区・葛飾区、

古川沿岸の港区、

目黒川流域の目黒区・品川区、

多摩川流域の大田区・世田谷区、などをこれまでは想定されていなかった100年に一度の大水害から守ろうとすると、各河川の築堤の嵩上げ、防潮堤の嵩上げ、水門の改修、地下遊水地(巨大地下施設)などの、数兆円規模!の巨額公共投資が必要となり、しかも一気には進みません!

しかし、国家予算に次ぐ財政規模を誇るさすがの東京都でも、これだけの巨額は、とても自力では賄いきれません!

自然災害は待ってくれない!"二子玉災害"の教訓も

先ごろの"二子玉災害"で明らかになったように、想定外の自然災害は待ったなしでやってきます!

いつやってきても不思議でない、自然災害に対処するには、"安全な高所"に都心バックアップ機能を移すしか手立てが無いわけで、

都下首都機能分散移転に不可欠な空港アクセス鉄道の整備は急務なのですが...

この辺りがの事情が、2021年になってから小池オバさんが、政府(国交省)に申し入れた地下鉄網の"新線計画に関しての要望事項"(※56)の一つに繋がっていたわけですが...

今の東京都なら一千億円内外の少額投資?なら、"あわよくば(都市計画)"を狙わなくても独自財源でも実現可能ですが...

そうなると、リファイナンス(再投融資)で3セク東京臨海高速鉄道を継続することになり、京葉新宿ライン(※57)が実現できなくなります!

つまり中・長期都市計画全体に響くわけです!

新線計画に関して、東京メトロの完全民営化と、都営交通事業との統合に関する"抱き合わせ"での事業推進の要望!

参※56)当サイト内関連記事 東京メトロ と 都営地下鉄 の経営統合が進まない理由とは... はこちら。

参※57)当サイト内関連記事 りんかい線 JR移籍で 京葉線 りんかい線 埼京線 直通が実現すれば... はこちら。

東京都が期待を掛ける三多摩地区への富の分散?には問題も...

首都機能分散が避けられないのであれば、三多摩エリアへの政府機関移転を図りたいわけですが、これまで通り中核都市の八王子に据え置くのか、政府と妥協して立川副都心?に絞るのか...

頭の痛い問題(裁断)を迫られているわけです!

八王子市は、横浜線でリニア中央新幹線橋本駅と直結できるようになりますが...

問題は首都空港アクセスで、南武線の輸送力改善(※58)と中央線直通で、何とか首都圏・東京国際空港とは直結できるでしょうが、あまりにも、距離と時間が...

参※58)当サイト内関連記事 南武線 と川崎市は 羽田空港アクセス線 開業で大ブレイクする! はこちら。

成田空港と米軍横田基地のトレード?は

前途したように千葉県も、成田空港には未練はないので?

石原元知事が、ぶち上げた!米軍横田基地の民間空港転用を推し進めないと、東京都内首都機能分散候補地としては...

政府も絡めて、現成田空港とのトレード!などの、思い切った施策が無いと...

 

公開:2021年3月 4日
更新:2024年3月19日

投稿者:デジタヌ

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