狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

essay『 四国新幹線と予讃新線(高縄半島バイパス線)早期着工の関係!』ー第7回ー

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★エピローグ 世界は"鉄道新時代"を迎えようとしている!

四国新幹線を望むなら...山陽新幹線接続は諦めて4空港と主要都市を結ぶICEに発想転換しないといけないでしょう...

第0項 21世紀の日本は3E並立を目指す世紀...

21世紀の日本は...

『現状の♥ resource を有効活用して無駄な重複投資を省き、ecologyエコロジー)economy(節約)に配慮した evolution (進化)の3Eを並立すべき世紀』

労働組合との馴れ合いを断ち切り!『既存交通事業の restructuring(断捨離・再編・合理化)で reconstruction(再構築・復興・再建)不可欠な時節』なのです。

そして陸・海・空の運輸事業者が"一つ"となって21世紀の脅威(巨大国際資本の横暴)と立ち向かい!

日本を滅亡の危機から守る!世紀なのです。

参※)当サイト関連記事 運輸業は一家!事業者はみな兄弟! はこちら。

★第1項 四国の鉄道事業を存続させたいならば発想転換が必要

特に冒頭で述べたように、貨物輸送を無くした、高徳線・土讃線では、「持続可能な鉄道事業」の為に空路との連携がより一層重要な要件となってきます!

第0目 高知県では貨物鉄道の必要が無くなっている!

高知県(太平洋岸)では、鉄道の特技"大量輸送"(life line の確保)が失われています!

残念ながら現在旅客フェリーは無くなりましたが、生活物資を運んでくれる貨物フェリーは健在です。

なので、予讃線のコンテナ貨物輸送が廃止になったのです。

高知県の地場産業漁業の復興にも

E56・E55(四国都市間連絡道太平洋線)が完成すれば、土佐名産!カツオもその他の鮮魚も、大消費地京阪神へ高速道路(鮮魚トラック)でに届けられます!

第1目 四国島内のtraffic networkが向かうべき姿は

  • ♥commuter bus(通勤通学乗り合いバス)、community Bus (地域内バス)はomnibus(乗り合いバス)を活用したオムニバスタウンで高速バス・鉄道網の有機的結合を図る。
  • ♥四万十川・吉野川(大歩危観光)にジェットボートを導入して観光ライン化をより一層推進する
  • interurban区間は、RTD地域交通事業団!(第二種鉄道事業)化を推進して、利用者の利便向上を図る。

四国各県の政財界の長老・患部・実力者が"鉄道神話"を捨てて、

世界の trend となっている transporter の♥相互補完(共存共栄)を図る、traffic network plan の発想転換が必要!です。

鉄道(新幹線万能)神話は、飛行機も、高速道路(高速バス)も,情報ハイウェー(ICT網)も無かった明治時代の御伽噺!です(※10)

懐古趣味で、籠、馬ぞり、飛脚を懐かしんだところで、実用的なインフラとしては現代には蘇れません!

四国各県の県庁所在地にはジェット空港があり、急ぐ人は、空路を使えばよいわけです

四国新幹線(高徳新幹線・予讃線新幹線・土讃新幹線)を実現させたいのならば発想転換が必要です。

態々瀬戸大橋線で大回りして迄、新幹線で東京に出向くより...

発想を転換して、空路と協調すれば、瀬戸内運河?沿いの各産業都市から、最短時間で東京出張が可能となります!

フル規格新幹線には南海道新幹線全線化実現のハードルが

  • ●南海道新幹線(紀淡海峡線・四国新幹線・豊予海峡線)全線が実現しないと、経済効果が期待できません。

岡山県通過お断りの漆黒新幹線では、時短効果(経済効果)がありま線(せん)!

第2目 四国新幹線に拘らす新幹線鉄道規格新線で要所要所を繋げば...

  • ♥直流1500v電化で、在来線(interurban) 区間!運行が容易になる。
  • 従来特急型車両(直流電車)、通勤型車両が継続使用できる!
  • ♥トンネル区間のみに絞った新線建設で、最大の投資効果が得られる

フル規格新幹線に拘らなくとも、「要所要所に内子線の様な新線」を建設するだけでも、かなりの所要時間短縮(約1/2)が可能な区間があります。

発想を転換して空路・高速バス網と鉄道網が♥協調できれば...
  • ●県庁所在地近隣は駅を増やして、interurban(高速電気軌道・郊外電車)化
  • ●四国島内の主要都市(中核都市)間のintercity expressは高速バス!にゆだねる。
  • ●在来線と高速道路の交点にHighway Bus Stopと乗換駅!を新設する。

更に冒頭で述べたように、島内のintercity passenger trafficは鉄道に頼らなければならないほどには多くありま線(せん)!

但し、一般道・特に瀬戸内沿いの工業都市を通過する一般道は、ラッシュアワーに限らず、常にマイカーや商用車・営業車が行きかって停滞気味です。

つまり、意外と近郊都市間の「interurban(高速電気軌道・郊外電車)」区間の利便性(運行便数・駅配置)を改善すれば、"モーダルシフト"も期待できるわけです。

現状の予讃線・高徳線は「くねくねと折れ曲がり!」小都市を結んでいる割には、駅(益)が少ない路線となっています。

第3目 日帰り半日東京出張が可能

  • ♥世界の窓口は徳島空港・高松空港・松山空港・高知空港そして♥四万十国際空港で!
  • ●regional line(地方交通線)はInter-airport、(空港間連絡急行)の road を

新幹線日帰り出張どころか、午後からの半日出張すら可能となるでしょう。

更に四国中央市からならば、松山・高松・高知どの国際空港!もほぼ同距離で、各空港の発着便の選択技が増えます!

停車場を増やして

停車場を増やして、鳴門線並?に停車場を増やして、路線バスの様に、こまめに客(利用者)を拾い集める工夫が必要です。

折角、高校・市役所・病院のすぐ側を走っていながら、駅から離れていたのでは...

都市(集落?)近郊のinterurban区間では、最低毎時4本(15分間隔)から3本(20分間隔)の運行本数が確保されていないと、『利用したくとも利用できない!』のが実情ではないでしょうか。

第3目 バスと協調できる!

現在島内各主要都市の空港とのアクセスはマイカーかバス路線の一択ですが...

例えば高縄半島バイパス線を新設するだけで

各空港と主要都市が都市間高速鉄道で主結ばれれば、態々マイカーで乗り付けなくても、安全・快適に空港アクセスが可能となります!

高速バスは、京阪神方面への"中距離格安"需要を賄えばよいわけで、LCCも含む「落ち目だった各航空会社」の需要回復にもつながります。

例えば高縄半島バイパス線(予讃新線;松山空港⇔新松山⇔新川之江(伊予小松))を新設するだけで、この間の所要時間は1/2以下!となり大幅な所要時間短縮が達成できて、松山利用で、四国中央市まで東京日帰り出張可能圏内となりますが、今治市を"飛ばす"と利用者が激減!して並行在来線ともに存続が難しくなるでしょう!

第4目 島内の InterCity passenger traffic は高速バスに特化されだしている!

島内の主要都市(高松・松山・高知・徳島)を結ぶ幹線はいわばInterCity 路線ですが...

現在四国内に高速道路網が張り巡らされ、地域高規格道路(国道バイパス)もいきわたり出し、さらに貨物輸送まで無くした現況では、鉄道の役割は、InterCity Express (都市空港連絡急行)と中核都市近郊のinterurban(高速電気軌道・郊外電車)に特化してOmniBus(乗り合いバス)網と連携しないと生き残れない状況に追い込まれています!

残る道は空港間連絡とinterurbanだけでは...

参※)当サイト関連記事 森林鉄道・軽便鉄道・路面電車が日本各地から消えた理由とは?はこちら。

旅客営業だけでは regional line は守り切れない!

今も昔も需要の少ない地方で、鉄道事業を"意地(維持・営業持続)するには、InterCity、(都市間連絡急行)需要だけでは、成立しま線(せん)!

特にregional line(地方交通線)は、miningなどのFreight line(貨物鉄道,exploitation railway(開拓鉄道・"殖産鉄道")として建設された経緯もあり、

Freight transportationを無くした rural line の事業継続は困難なご時世となっています。

InterCity(airport)Express、 interurban(郊外電車)などの passenger transportation(旅客輸送)、と Freight transportation(貨物輸送)両輪が揃わないと、国鉄解体・分割特殊法人化後に各地で「雨後の筍」のように誕生した3セクのように、鉄道事業は破綻してabandoned railroad(廃線)の仲間入りをすることになってしまいます。

Net通販の台頭で♥貨客混載事業に注目が

ネット通販の台頭で小売業界が大変革にさらされた21世紀では、地方都市の小売業がますます衰退した結果、物流も大きく変化して、ますます宅配業がシェアを伸ばしています!

そんな中、"過疎地"のサービスエリアを、カバーする宅配システムとして、鉄道の貨客混載システムが注目を集めています。(※92)

宅配事業者(日本郵政、佐川急便、ヤマト運輸など)と alliance を組んで、集配センターとサテライトセンター間の「センター便」を代行するなど、新たな事業展開が必要でしょう。

参※92)当サイト関連記事 21世紀のルーラルライン・都市近郊ローカルラインを"意地!"するには"貨客混載"しか残されていない! はこちら。

第4目 地域の公共交通は国交省の勧めるオムニバスタウン化で

地方のrural town の地域内交通は中心市街地に、国交省の勧めるオムニバスタウン化で、omnibus Terminal(乗り合いバスセンター)を作り、commuter bus(通勤通学乗り合いバス)、community Bus (地域内バス)網を終結させて、有機的・効率的なtraffic network構築を目指すべきでしょう。

現状各空港は、縦割り行政・縄張り争い!のとばっちりを受けて、鉄道も高速道路も無いような「辺鄙な場所」に建設されています。

★第2項 四国南の地域振興にはE55・E56の早期全通

島国日本では整備震撼線!が、いくら頑張っても、海外と結ぶことは出来ま線(せん)!

太平洋岸の(高知県)半島部が飛躍するには、海外の主要都市とpoint to point で直接結べる国際空港が必要なのです。

第0目 世界の traffic network の trend は"住み分け"による"共存共栄!"に向かっている

世界のトレンドは、国際空港をnode(結節点)とした、オムニバスタウン構想に向かっています。

21世紀の現在は、ハイウエー、空港(空路)、旅客鉄道は互いにライバルではなく、"住み分け"による"共存共栄!"を図る時代になっています!

欧米先進国はもちろん中共!でさえも...

国際空港・高速鉄道(&地下鉄)・インターチェンジは統合されています。

第1目 新幹線と在来線が乗り入れているフランクフルト空港駅

以下はフランクフルト(Frankfurt am Main)のフランクフルト空港(Flughafen Frankfurt Main)の例です。

DB(ドイツ鉄道)の高速新線(Schnellfahrstrecke Köln-Rhein/Main)フランクフルト空港遠距離駅(Frankfurt am Main Flughafen Fernbahnhof)と、

Interurban(都市圏高速電気軌道・都市圏近郊電車)及びバス事業を一括しているRhein-Main-Verkehrsverbund(フランクフルト地域交通事業体)(※00)

の一員でもあるDB Regioが運行するS8とS9の

Interurban(都市圏高速電気軌道)のフランクフルト空港線(Flughafenschleife Frankfurt)(S8 と S9)とDB Regio MitteVlexxHessische Landesbahnの各事業団がregional line(地域ローカル線)を直通させています。

参※00)当サイト内関連記事 都市圏 広域交通事業体 Metropolitan Transportation Authority の必要性! と実現への途とは... はこちら。

★第3項 四国西南部・高知県半島部の地域振興には新たな空港整備が必要!

高知県は東西に三日月形に伸びきった形をしています!

つまり、県境ト高知駅を結ぶ土讃新線を建設しても、県民の極僅かしか恩恵を享受できません!

特に、土佐清水市を始めとする幡多郡部に属する市町村(民)には建設スキーム負担だけが両肩にのしかかり、何らメリットがありません!

第1目 幡多郡・安芸郡には四国都市間高速の一刻も早い全通が

幡多郡(足摺岬)、安芸郡(室戸岬)両"土佐くろしお鉄道"方面には、E55・E56両四国都市間高速道の一刻も早い全通が望まれるのです。

国都市間高速道の全通で、大消費地である京阪神と直結出来て、地場産業である漁業の再興も図れます。

さらに、以下に述べる2空港が出来れば、長年"陸の孤島"状態だった安芸郡・幡多郡が、羽田"首都圏空港"(※96)と直結出来て、新たな観光客誘致にも繋がります。

更に、四万十国際空港が出来れば、世界の都市と幡多郡が結ばれて、新たなビジネスチャンス(地域振興)にも繋がります。

参※96)当サイト関連記事 羽田空港アクセス線が"誘"「東京都からの"企業出奔 Trend !」 は食い止められない! はこちら。

第2目 21世紀の今日"砲台空港"が全国各地に

四国はサーカス小屋!の大テントの様に四方に尾根が伸びて、大海原に落ち込む様な地形となっており幡多郡半島部(足摺宇和海国立公園)や安芸郡半島部(室戸阿南海岸国定公園)も例外ではなく!平地が限られていて、嘗ての大東亜戦争中ですら、陸軍・海軍共に飛行場が設営されたことが無かったのですが...

♥土木技術の発達で、前世紀末から各地に砲台空港が建設できるようになりました!

代表格の広島空港 (1993年10月完成移転)では
  • ●総事業費 約2700億円
  • ●公称滑走路長(有効長)3000m 国際線対応! 
  • ●滑走路標高 323m→330m→325m ※つまり真っ平(水平)ではなく凸型です!
建設スキーム(県民負担)も安上がり

もちろん国交省(国庫)補助もあり、県民の建設スキーム(※97)も♥2割程度(羽田空港の事例)となります。

更に、整備新幹線の様な掛け捨て!ではなく貸付金扱いなので、いずれは"全額返還"されます。

参※97)当サイト関連記事 新空港建設事業スキームは はこちら。

幡多郡の中心地"中村"に♥四万十国際空港ができれば

現在、愛媛県西南部の宇和島都市圏?南予と高知県西端の四万十市(中村駅)都市圏?幡多郡では、E56四国都市連絡道西回り線が全通してなくて、大変不便をかこっています。

はっきり言って、陸の孤島状態!であり、愛媛県愛南町に至っては「愛媛県民からも忘れ去られている?!」状況で、

お隣高知県・宿毛駅から"汽車?"か高速バスで高知空港に出たほうが手取り早いくらいで、実際に足摺岬周辺の幡多郡リアス海岸「宇和海国立公園」にも組み入れられて、宿毛市の片島港からの海上タクシーも運行されており、宇和島市よりも密接なつながりがあるほどです。

古くからの幡多郡の中心地中村ならば

新たな空港整備で四国南西部の地域振興にも

四万十国際空港(※97)ならば、高松⇔高知間しか結べない土讃新幹線の高知県内建設費 (高知県内 県境⇔高知駅間 43㎞ )6千670億円の半額以下!の約2700億円(同規模の砲台空港、広島空港の実績)前後で建設でき!、完成後の年間維持管理費用(新空港㈱担当)も予讃新幹線(JR四国)に比べ桁違いに少額で済みます!(※98)

つまり、新幹線の"意地"に毎年膨大な助成金(赤字補填金)を支出する"つもり"ならば、地方空港の維持の方が...

参※97)当サイト関連記事 四万十国際空港!建設で四国・西南部が"希望ある未来"に向けて飛翔!できる はこちら。

♥安芸郡の活性化は室戸空港

♥安芸郡(室戸崎)の活性化には室戸空港(地方ジェット空港)が役立つでしょう。

ジェット化された新・南紀白浜空港のおかげで、陸の孤島!にある世界遺産・熊野古道中辺路インバウンド観光客にも注目されて吉野熊野国立公園が脚光を浴びています。

アクセスの悪さから、見過ごされてきた室戸阿南海岸国定公園と室戸岬が再度表舞台にカムバックできるでしょう。

コロナ禍後のインバウンド観光客需要にも

四国が6つのジェット空港!と高速道路で結ばれレバ...

各県がインバウンド観光客を直接呼び込めるようになります!もちろん国内観光客需要にも対応できます!

どの国際空港に降り立っても、四国全土にアクセスできる様になるので、四国が観光地として再評価されるようになるでしょう!

但しその前に、観光サービス業以外の雇用創出(♥国際企業!誘致にも"本腰"を入れてMetropolis(主要都市・中核都市)の活性化!を図らないと...

★国際企業誘致も

国際空港が出来れば、インバウンド観光客だけではなく、国際企業!の幡多郡進出も夢ではありません!

ITCの今だからこそ、セールスは"インパーソン!"が重要となっています。

更に、テレワーク(在宅勤務)化が進んだ現在、数千人が働く大規模本社オフィスは必要無くなり、大手製造業は事業所(製造工場)と本社オフィスを統合する方向に向かっています!

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公開:2019年8月24日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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