狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Essay『 伊予鉄高浜線は観光港延伸?と同時にLRTに先祖返りすべきでは...』ー第3回ー

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★第2節 欧米の都市圏はRTDに向かっている!

9月2日敗戦記念日!版ーVersion2,Revision2 ー

現在松山市は離島部も含む「広大は市域」のインフラ整備に「音を上げて」、周辺自治体も含むMegalopolis(広域都市圏)志向から、Metropolis(大都市)志向に変化して、更には前途した様に「コンパクトシティーを宣言」して「都市機能集約を目指す」方向」にシフトしましたが...

欧米では、 Regional Transportation District (地域公共交通事業体)で、都市圏広域公共交通事業を一本化する流れになっています!

参※)当サイト関連記事 広域交通事業団 RTD(Transit Authority )の勧め はこちら。

★第1項  松山市には明治維新以来の地元資本!伊予鉄が築き上げた豊かなリソース!がある

現在全国の都市では、「公共交通網」の整備が問題となっており、国交省の指導の下に、

新潟市の様にオムニバスタウン(※90)に向かう地方都市が増えているわけです。

それとは別に、既存のリソースを生かして、福井市の様に「LRT」で市域と都市圏を結ぼうとする流れもあるわけです。

参※90)当サイト内関連記事 オムニバスタウン「BRT・基幹バス網整備」施策は21世紀を生き抜く地方都市の頼みの綱! はこちら。

第1目 オムニバスとLRT

omnibusとは、commuter bus(通勤通学乗り合いバス)、community Bus (地域内バス)、都市間高速バスなどの「乗り合いバス」を総称した、英単語(慣用句)です。

オムニバスタウンとは要約すると...

●鉄道駅分散ハブ志向から、市街地・中心部集中ハブ志向への転換!

鉄道駅 stationをhub(中心・要)、node(結節)としてomnibus のTerminal(始発・終着)として「omnibus networkを構築」していたのを...「都心部」に核となる「集中バスステーション・バスターミナル」を設けて、路線網を構築・整備しようということです。

つまり、コンパクトシティの要(かなめ)でもり、中心市街地衰退に頭を悩ましている地方都市の難問に対するsolution(解決策)の「決め手」でもある訳です。

最近もてはやされている「BRT」も...

最近もてはやされている「BRT」も...日本風?地方ローカル鉄道切り捨て!の為の business reduce transformation「事業縮小・転換!」の意味ではなく!

「 bus rapid transit」専用レーンを走る都市公共交通機関の事です。

更に重要なのは、軌道に拘束されないので、路線設定(経路変更)にFlexibility(柔軟性)があり、アメーバのように常に変化する都市(機能)の発達・衰退に柔軟に対応できるわけです。

LRT(Light Rail Transit)とは

LRT(Light Rail Transit)とは,公共交通そのものを示す用語で、軌道事業だけを示すものではありません!

つまり、日本では福井市の福井鉄道や、広島市の広電、お隣!高知市の土佐電、そして地元松山の伊予鉄Network!がLRT(Light Rail Transit)そのものなのです!

第2目 BRT vs LRTの取捨選択は現有リソースで決まる!

LRTに代表される軌道事業は、軌道設備(事業者私有物)・車両の維持管理・設備更新に膨大な経費とノウハウ(技術力)が必要となります!

なので、rural line(地方ローカル線)の赤字・廃止問題が生じるわけです。

対してBRTが使用する走路(公共道路)は、国・自治体が維持管理(血税投入)を行っているので、運行経費面で楽になる訳ですが、道路整備(拡幅整備)がキーとなるわけす。

つまり、すでにLRT網を構築している場合は、大事なリソースである技術力(技術陣)を育成する必要がないのでLRT網を更新したほうが得策であり、

まったく現有リソース(運行・維持管理部隊)の"背景"(経験)を持たない地方公共団体は、BRTよるオムニバスタウンを目指すほうが得策なわけです。

松山都市圏には鉄道網リソースがある!

松山都市圏の場合は、技術陣も・運行部隊も要した「伝統ある伊予鉄」があるわけですが...

LRT・BRTの2者択一ではなく!

互いの利点を生かして、いわば「Transit Town」を構築すればよいわけです。

つまりGooglMapに示したように、市街地中心部にある元祖松山駅(現松山市駅)に隣接して、シティーバスセンター(バスターミナル)を建設して、omnibus Network を構築すれば、都市圏全体の交通インフラが整備(再編成)できるわけです。

★第2項 伊予鉄は分社化して存続

車両整備部門は

長電テクニカルサービス のように分社化したほうが良いでしょう、更に保線部門も含めて、嘗ての山形ジェイアール直行特急保有㈱秋田新幹線車両保有㈱ の様にメンテナンスリース業(金融業)として生き残れば、技術力が生かせます。

伊予鉄本体は第三種鉄道事業として存続

伊予鉄本体は、分社化しても鉄道事業以外の不動産業、観光業で生き残れます。

運行はERTDで

愛媛県・松山市・周辺自治体・伊予鉄ホールディングスで設立基金を持ち寄れば、松山にも前途した様に

一般地方独立行政法人 愛媛区域交通事業団 (Ehime Regional Transportation District)(※91)が設立できます。

参※91)当サイト内関連記事 都市圏・広域交通事業体 Regional Transportation District の必要性! と実現への途とは... はこちら。

鉄道は単なる1手段

更に transporter はその利害・得失や、 district(営業区域)ごとの背景(発展or衰退、旅客需要(輸送密度)、既存♥ resource の有無)などの situation に見合った"適性"で選択すべきです!

22世紀に向けた「regional line」「rural line」等のPublic transportation (公共交通機関)の♥あり方を考えてみました。

※日本の地方都市のお手本♥RTD(Regional Transportation District,)デンバー地域交通事業団の例

狸穴総研 地域交通問題研究室 出自多留狸

車両はメンテナンスリースで

前途した様に、愛媛県、伊予鉄ホールディングス、財政投融資銀行、都銀・地銀で、

新たに3セク 車両メンテナンスリース会社、愛媛鉄道エンジニアリングを立ち上げて、車両をMRTDにLeasing(※92)すれば、一気に

全車両を最新型低床 Tram Car に置き換えることも可能!です

参※92)当サイト内関連記事 英語 圏のYoutube鉄道動画や出版物で用いられる単語・用語・慣用句・記述について はこちら。

路線は伊予鉄の第3種鉄道事業者化でERTDにリーシング
伊予鉄ホールディングスも
  • ●伊予鉄鉄道事業の第三種鉄道事業として赤字解消(収益化)!
  • ●バス事業の縮小(高速バス・観光バス事業への絞り込み)
  • ●鉄道エンジニアリング部門の別会社化

上記3本の柱で、高収益化!が図れます

伊予鉄ホールディングスも伊予鉄バス(高速バス・観光バス)と伊予鉄エンジニアリング(車両メンテナンスリース&保線部隊)、そして伊予鉄道㈱(第三種鉄道事業)として、そのまま残(雇用確保)せます。

更に、現在運転手不足に悩む地方のバス事業者にとっても、路線バス事業をMRTD(Matuyama Regional Transportation District)が引き継いでくれれば、不採算事業!を整理できて、更には運転手不足に頭を悩ます必要おなくなります。

路線バスの運行人材(運転手)確保問題も、"安定"しているMRTDの募集ならば、伊予鉄本体よりも集めやすいでしょう!

JR四国も同様に

JR四国も、予讃線をMRTDとTrackage rights (第二種鉄道事業)契約してくれれば、JR本体の企業としての収益性が上がります。

さらに予讃線沿線利用客が増えれば、将来の予讃新幹線の実現?の可能性も芽生えるでしょう?(※93)

参※93)当サイト内関連記事 "地上げ"一派の野望!四国新幹線妄想は"紀淡海峡トンネル"計画を進展させないと... はこちら。

ICカード、スマホキャッシュカードの普及で2重運賃も可能に...

紫色の親切(新設)駅特急停車駅以外(電車マーク)は、ERTDの待避線を兼ねたLRT専用駅として、伊予市駅以北の無人駅はすべてERTDの専用駅として、

従来からの特急停車駅伊予市駅を共用・乗換駅とすれば、伊予市⇔松山駅間⇔浅海駅間のERTD乗り入れ区間2重運賃としても問題は生じません。

★第3項 一般地方独立行政法人 愛媛区域交通事業団 設立で...

第0項 新幹線に「私たちの血税」を投機!するくらいなら...

GooglMapをご覧いただければ一目瞭然、松山都市圏に必要なのは、通勤ラッシュに影響されない現有鉄道網の再整備!でしょう!

松山市民と(周辺自治体の)愛媛県民の「営み暮らし向きに(経済活動)」に役立つ、「実のある社会資産作り・公共投資」に振り向けるべきです!

コミュニストたちは、とかくすぐに「国が...」を持ち出しますが...

「国庫=血税」ということ忘れているのではないでしょうか!(※20)

お金は天から降ってきません!

国庫とは、「私たち国民が血と汗と涙で稼いだ大切な血税」です。

"地上げ目的"の一部の悪徳政治ゴロ!の為に、みんなの大切な血税を「無駄に使う」こと等ナンセンス!この上ありません。

参※20)当サイト内関連記事 赤字ローカル線存続のためのcomminist共の取り組みは"限られた利用者の全国民への「せびり・たかり」行為を煽動!し... はこちら。

第1目 松山都市圏広域交通事業に血税投入するほうが...

愛媛県、松山市、周辺自治体、そして伊予鉄、JR四国と"基金"を出し合って一般地方独立行政法人 愛媛区域交通事業団 ERTD を設立して、

JR予讃線(新駅設置)と伊予鉄との有機的な連携を目指すべきです。

松山市の市民・愛媛県県民、そして私たち全国民(一般市民) consensus(総意)が得やすいでしょう。

続きはこちら

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公開:2022年12月28日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

Essay『 伊予鉄高浜線は観光港延伸?と同時にLRTに先祖返りすべきでは...』ー第2回ーTOPEssay『 伊予鉄高浜線は観光港延伸?と同時にLRTに先祖返りすべきでは...』ー最終回ー


 

 



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