連載《 郊外電車・interurban が"21世紀の嵐"を走り抜けるには先祖返り!しか...》ー第4回ー
ローカル線"を救う路は"超低床トラムカー"の導入しか...
旧・富山ライトレール(現富山地方鉄道・富山港線)の成功例に見られるように、地方都市での"都市ローカル線区"を蘇生するには「親切駅!の増設による駅間距離の短縮」と「超低床トラムカー」の導入によるバリアフリー化以外に手立ては無いでしょう。
★第0項 盲腸線を救う!にはLRT化!しか...
幹線と繋がっていない(直通していない)盲腸線(ローカル鉄道路線)を救う!最善の方策はLRT化!しかないでしょう。
鉄道路線であるので、道交法の全長規制(30m)も受けません!
つま3連(60m、90m)の長大編成の運行も可能です!
第1目 ホームドアには寿命(耐用年数)があります!
※このホームドアは20億円!!!しました、つまり10年程度で同じ再投資が必要に...
ホームドアは整備すれば終わりではありません!ホームドアには寿命(耐用年数)があります!
つまり、未来永劫!共に、ホームドア沼のTrapから抜け出せないのです。
つまり"持続可能な鉄道事業"に対する大きな足かせ!となって終うのです。
ホームドア沼!を避けるには、低床トラムカーの導入しか逃げ道はありません!
なので、賢明な自治体(富山市、福井市、堺市、岡山市、広島市、熊本市、鹿児島市)では地方私鉄に対して、超低床トラムカーの採用を積極支援!して、朝夕のマイカー通勤ラッシュに影響されない「非電化JR近郊路線」を、「超低床トラムカー」の走るLRT路線に改修して「市民生活」を守ろうとしているわけです。
参※11)当サイト関連記事 第8回 岡山市 南区 に 岡山電気軌道 が通じれば...はこちら。
★第1項 LRT化路線には次世代国産♥ Train Tram 福井鉄道F2000型が...
第0目 車両比較
H100形気動車
新時代の気動車?として、期待されている電気式ディーゼル車両です。
- ●車体 軽量ステンレス(efACE)
- ●軌間 1,067 mm(狭軌)
- ●最高運転速度 100 km/h
- ●全長 20,000 mmX車体長 19,500 mmX全幅 2,800 mmX全高 4031.5 mm(空調装置上面高さ)X42.3 t(乾燥重量)
- ●車両定員 36(席)+63(立)=99名 定員重量47.8ton(※)
- ●車輪径 860 mm(新製時)
- ●機関 直列6気筒横形ディーゼルエンジン(SA6D140HE-3)
- ●機関出力 331kW(≒450PS)※発電機 かご形三相誘導発電機(N-DM100)305kW
- ●制御方式 コンバータ+VVVFインバータ制御
- ●主電動機 かご形三相誘導電動機(N-MT100)主電動機出力 105kW(1時間定格出力)(台車 軸梁式ボルスタレス台車N-DT100(動台車)●N-TR100(従台車))
- ●制動装置 電気指令空気ブレーキ、直通予備ブレー、(※耐雪ブレーキ/JR北海道仕様)留置ブレーキ
参※001)日本では戦前から"慣例"(申し合わせ)として、55㎏/人!として想定最大積載重量を算定しています。
東急300系電車(本家2代目ペコちゃん電車?)
旧・東急車両製造製
- ●編成 2車体3台車連接車 TS-332 bogie(bolster(コイルばね支持揺れ枕梁)付き)・
- ●軌間 1,372 mm 給電方式 直流600V (架空電車線方式)
- ●最高運転速度 40 km/h(設計最高速度 60 km/h)
- ♥起動加速度(空車時) 3.0 km/h/s
- ●減速度(常用) 4.4 km/h/s (非常) 5.0 km/h/s
- ●編成定員 132(座席32)人
- ♥定員乗車時車両総重量(132名)38ton
- ♥想定満員(定員155%)204名乗車時車両総重量 42ton!
- ●編成長 23,980 mm(2車体連接時)X全幅 2,500 mmX全高 3,945 mm X編成乾燥重量 (運転手1名含む)30.7 t
- ●車体 セミステンレス
- ●台車 直結式コイルバネ台車 東急車輛製造製 M台車:TS-332、T台車:TS-332T
- ●編成出力 180kw (x3基搭載)
- ●主電動機 かご形三相誘導電動機 TKM-300形(東洋電機製造形式TDK-6050A)出力 60 kW
- ●動輪径 640Φ 駆動方式 TD継手式中実軸平行カルダン駆動方式
- ●制御方式 IGBT-VVVFインバータ制御、制御装置 三菱電機製 MAP-064-60V82形
- ●制動装置 回生ブレーキ・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (HRDA-2)
- ●保安装置 車内警報装置
※Tramcar としては大変優秀な性能です!が、いかんせん高床タイプです!
参※002)日本では戦前から"慣例"(申し合わせ)として、通勤型(ロングシート)車両の想定満員は、定員の155%、55㎏/人!として想定最大積載重量を算定しています。
アルナ車両製福井鉄道F2000形低床電車
本年(2023年)満を持して登場したのが純国産技術によるミドルサイズのリトルダンサーシリーズ F2000 !です。
とさでん交通の100形を stretch して modify した車両です。
♥bolster タイプの(swing hange)ボギー台車を使用して乗降口床面高さ350mm!を実現しています。
- ●基本仕様 直流600 V(架空電車線方式)(※1500V仕様も製作可能)
- 軌間 1,067 mm(※狭軌→標準軌対応は、逆の場合と異なり改修が容易!)
- 3両固定編成(2関節タイプ)
- 車体 耐候性鋼製車体
- (前頭部:GFRP製)
- ●動力性能
- ●常用速度 65km/h(40mph)
- 設計最高速度 70 km/h
- ※起動加速度 2.5 km/h/s
- ●減速度(常用) 4.4 km/h/s(非常) 5.0 km/h/s
- ●輸送能力
- 編成定員 115人(座席43人)(※但しロングシートタイプなので想定満員状態では155% 178人/編成!※002)
- ●車体
- ●編成長21,400mm X 全幅2,600mm X 全高 3,830mm X♥乾燥重量(乗務員1名含む)33 ton
- ♥定員乗車時総重量 (115名乗車時)約39.3ton
- ♥設計想定満員総重量(定員155%178名) 約42.8ton
- ♥走行装置
- 先頭車:通常型ボギー台車(Bolster 釣り梁付き!)※カーブに強く乗り心地(♥対ヨーイング・ローリング・ピッチング)に有利!
- 中間車:(台車懸架・単台車直接マウント・関節連結)
- ♥車輪径 610Φ 平行カルダン駆動
- 編成出力 180 kW 主電動機 三相誘導電動機 VVVFインバータ制御 定格出量60 kW X3基搭載 (全車電動車)
- 想定満員時登坂能力 鉄道建設技術基準35‰をクリア
- 制動方式 回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(♥つまり従来型と同じなので従来の整備技術が継承出来ます!)
※福井鉄道公式発表の営業試験1次車両の導入費用 約3億9千万円には特注車両・開発費!が含まれており、2次車(汎用量産型車両)以降は、♥コストダウンする"申し合わせ"となっています!
※2002年登場のオリジナルの土佐電気鉄道100形電車は約1億9千万円(とさでん公式発表値)だったので、大幅コストダウンの見込み大です。
第1目 純国産・汎用技術で開発されたリトルダンサーシリーズ
♥広い車内!
♥ペコちゃん電車のコンセプト(小径輪軸ボギー台車・固定編成・制御機器屋根上搭載)を忠実に再現した!ともいえる福井鉄道F2000形低床電車は、
♥純国産技術で開発を続けてきた国産低床 Tram car のパイオニア「アルナ車両」が福井鉄道と♥共同開発!した、ミドルサイズの国産♥次世代低床トラムトレイン(※001)のホープです!
参※001)当サイト関連記事 トラムトレイン方式(カールスルーエタイプ)とは? はこちら。
♥輪軸タイプのボギー台車を使用
純国産技術で開発されたミドルサイズ(24m)リトルダンサー F2000 !では、
610Φの小径輪軸タイプの♥bolster (swing hange)付きの bogie を前後に採用しています!
なので、yawing も発生しにく、鉄道路線(専用軌道)区間の高速走行にも対処しています。
参※)当サイト関連記事 "台車懸架・単台車式"ブレーメン型超低床車両の"弱点"は複合カーブ通過とヨーイング はこちら。
♥郊外鉄道路線駅!発車シーン
♥汎用部品を使用
一般通勤車両にも広く用いられている、汎用部品(技術)を多数流用(応用)しているので、従来の超低床車両とは異なり、部品単価を抑えることが可能で、且つ整備(補修)にも長年経験のある整備技術(要員)がそのまま生かせます!
更に、鉄道事業者にとっては、予備部品も超低床車両専用(用特殊仕様)では無い!ので、調達が容易(経費削減)になります。
短い中間車両で♥曲線通過も安全に
♥市街地併用軌道走行シーン
更に短軸台車をボルスターレス構造で直接マウントする中間車両は短い形式に変更されています!
つまり急カーブ走行時に起こる捻じれモーメントによる脱線(※28)にも強くなったので、市内併用軌道区間の交差点も問題なく通過できます。
参※28)当サイト内関連記事 ライトライン試運転事故!で発覚した台車懸架・単台車タイプ3重連!と軌道法との相性の悪さ! はこちら。
現状はパワー不足ですが...
現状小型高出力ACモーターが製品化されていないので、起動加速度 2.5 km/h/sに難点!がありますが...
技術は"秒針月歩"で、AotoMobir の世界では既に小型高出力ACモーターが実用化されています!
ライセンス生産のブレーメン型超低床車両に搭載の小型高出力(100kw)ACモーター並みの新型♥高出力小型ACモーターの出現もそう遠くはありま線(せん)!
つまり、現用の東急300系電車と同等以上の高加減速性能を備える日もまじかです!
★第2目 玉電ファンが待ちに待った"♥ペコちゃん電車"の再来!
東急デハ200形電車基本仕様
- ♥ボルスターレス!bogie(2軸ボギー台車!)+ 中間1軸台車連接構造
- ●車輪径 510Φ!
- ♥起動加速度 最大加速度は2.6km/h/s! 当時としては高性能!
- ♥床面高さ 590mm!
- ●中空軸並行カルダン駆動 編成定格出力 150kw(37kWx4基)
- ●HSC電磁直通ブレーキ &発電ブレーキ
ペコちゃん電車(東急デハ200形電車)は、常にinnovationを追求し続けていた東急車両が1955年に世に送り出した世界初!ともいえる画期的な低床車両!でした。
利用者からは♥大歓迎され!されましたが、現在にも通じる『あまりにも多くの新機"軸"(小径輪軸、連接車体、制御機器屋根上搭載!)を盛り込み過ぎた!』ために当時の技術力では故障も多く、メンテナンスの厄介さから消えてしまいましたが...
第3目 全国各地のLRT化構想への救世主に
プラットフォームの低床化改修が伴う低床車両ですが...
経過処置として現状短編成化で休止している部分のホーム改修だけでも対応できるので、5年計画ぐらいで、徐々に更新しても問題は生じない!でしょう。
※えちぜん鉄道内での高低両用ホームの例
日本全国でLRT化による"地方交通線蘇生"の動きが
当サイトの関心度調査(閲覧頻度)では...
大阪市の旧阪和貨物線(関西本線化貨物支線)(※32)、奈良県では近鉄田原本・生駒両線のLRT(※33)が常に閲覧されて強い関心を示しているようです。
参※32)当サイト関連記事 JR杉本町⇔JR久宝寺間 の 旧 阪和貨物線 跡地を LRT 化できれば はこちら。
参※33)当サイト関連記事 近鉄 生駒線 と 田原本線 をLRT にして...こちら。
第3項 東京都では syndicate が絡んだ?不穏な流れも...
第1目「東急世田谷線、」と「都電荒川線」
2路線共にどの路線とも全く繋がっていない孤立した「偏軌の孤立路線」でありながら「高床化」してしまった「チンチン電車」路線です!
共に旧型車両の台車を流用したため...
東急は車体は更新していますが、足回りは旧型車両の"吊りかけ台車"を流用したために、そして都電も既存車両の台車を流用して車体だけステップが無い"バリアフリータイプ"に改造したので、
共に高床タイプの車両となってしまったわけですが...
都電は業界の食い物に...
魏妖怪(ギヨウカイ)にとって都電は、橋上駅化・ホームドア設置の"今後の期待!(膨大な公共投棄!)"を残している"宝の山"には間違いないでしょう!
第2目 新金貨物線の旅客化には暗雲が...
現在"葛飾区民の足"として検討されている新金貨物線の旅客化計画(※42)には、
syndicate の「儲け主義」と"都患部官吏"の天下り先への"手土産"が暗い影を落としています!
参※12)当サイト関連記事 新金貨物線 は" LRT " なら50億円程度で旅客化が実現できる! はこちら。
公開:2021年1月20日
更新:2024年4月 3日
投稿者:デジタヌ
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